こうしたら願い事が叶った――あなたにも起こる〈夢の谷間の物語〉

 (2017年1月新刊)
  

   ふかみじゅん 著

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ■電子書籍 : \270 (消費税別)
   2017年1月1日初版発行

  ★関連書:POD書籍 『願い事を叶えるルナ日記』(ふかみじゅん著、知玄舎)
   2017年1月1日初版発行→POD書籍のご購入はこちら

  (購入はTOPページの販売店でお求めください。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ◎本書について
 どうしたら願い事を叶え幸せを引き寄せることができるか、心の成功物語。

 
幸せとは何? 願い事はどうしたら叶う? 不安、迷い、孤独で落ち込んでいた私が、夢の中で会ったふしぎな人物に導かれ、だんだんと心の色を塗り替えてゆくストーリー。こうしたら願い事が叶って幸せがやって来た? その秘訣は言葉とイメージ。心の中のイメージが自分にどんなふうに影響している? イメージをを変えたらどうなった? 「幸せ」になった? なら、どうやってイメージを変えることができる? その方法の一つが「言葉」だった。そして言葉をうまく使うのに効果的なのが日記だった。願いを叶える日記を書いた私が幸せを感じられるようになるまずの心のストーリー。夢の中の出来事はあなたの現実にも起こる物語。
◇種本:深海准著『MIND DIARY〝Again〟』1989年7月20日初版、ケーユー出版から「夢の谷間の物語」を改稿し書籍化。
◇関連書:『願い事を叶えるルナ日記――自分を知り、幸運を引き寄せ、本当の私になるために――』ふかみじゅん著、知玄舎POD書籍、ISBN978-4-907875-44-2

◎著者紹介
ふかみ じゅん(深海 准)
 昭和24年埼玉県生まれ。男性。出版社にて雑誌、書籍の編集を経て独立。取材、撮影、執筆、DTPデザインなどマルチに活動する編集者、出版プロデューサー。


●目次

スケープゴートの辺境の風景
不幸のダブルバインド
風が運んできたカルマの絡み
敵がいるから生きられる
テーブルの上の嫌悪感
私の中のフリークの気配
イメージのUターン
いつだって欲望の季節
心のアルカイックスマイル
幸せのサンサーラ
シンクロナス・コスモス
付録:願い事を叶える7つのポイント
 ◎願い事をかなえるポイント1――願い事のセレクト
 ◎願い事をかなえるポイント2――イメージの絵日記
 ◎願い事をかなえるポイント3――イメージの繰り返し
 ◎願い事をかなえるポイント4――言葉による働きかけ
 ◎願い事をかなえるポイント5――願い事のカラープリント
 ◎願い事をかなえるポイント6――幸福な未来の先取り
 ◎願い事をかなえるポイント7――幸福なイメージの建築


  
◎スケープゴートの辺境の風景

 私がいま不幸なのはアイツのせいなのだ、といって逃げまわってたどり着いた世界。いつも孤独で淋しくビクついている。

 私はいま、
〝幸せ〟という思いを十分な量感で感じとることができます。
〝幸せ〟が私の手の中にあるのです。
 しかも私は、いつでも私自身を思いのままにコントロールできる気がしてなりません。
 まるで魔法使いのように、
〝願い事〟をかなえることができるのですから。
 こんなことは、
 すこし前の私のことを考えてみると、
 まったく信じられない奇跡的なことに思えるのです。
 いったい私に何か起こったのか。
 不幸、不運の連続だった私の毎日が、
 いつの間にか小さいながらも〝幸せ〟いっぱいの日々を送れるようになったということ。
 私自身に訪れたひとつの大きな転換について、
 みなさんにぜひお話したいことがあるのです。
 それは、ある人物との出会いから始まりました。
  
 当時、私は不幸のドン底にありました。
 失恋、学業の成績不振、友人たちに溶けこめず、家庭の中でも孤立、
 そのうえストレスに弱く、よく胃痛、頭痛を覚えたり、カゼを引いたりと、
 半病人のような生活をしていました。
 とにかく人混みが大キライでした。
 人と話を交わすこともニガ手でした。
 そのために、
 自分だけの空間に閉じこもって、好きな音楽や小説にひたることだけが唯一の楽しみだったのです。だから、なにをやってもうまく行きません。
 必ず思惑とはまったく別の結果が訪れるのです。
 そのたびに、いつも裏切られた無念の思いが心の中にくり返しやって来ました。
  
 子供のころからこれほど不健康な気分を抱いていたわけではありません。多少は暗い、ひっこみ思案の、
 気の弱い子供だったことは確かですが、
 その当時のようにひどくはなかったハズです。
 いつの間にか、
 年を重ね成長するに従って不幸のワナは深まって行ったのです。
 私の運命は、不幸の渦のように思えました。
 子どものころは 渦の周辺を遠巻きにまわっていたのですが、
 だんだん渦の中心に引き寄せられて、
 不幸の激しいウズの中でもがいているのが当時の私だったに違いありません。
 私はぼんやりと考えることがありました。
  
 どうして私は生まれて来てしまったのだろう。
 私は、私の不幸をウラみました。
 だれが私を不幸にしたか。
 私を生んだ親が悪いのか。
 友だちが悪いのか。
 生まれた時代が悪いのか。
 育った場所が悪いのか。
 だれが私をこんな目にあわせるのだろう。
 私が人間嫌いに陥ったのは、こんな理由があったからでしょう。
 出会う人がそれぞれに私を不幸におとしいれている張本人に見えてしまうのです。
 自分はいつも正しくて、悪いのは必ず他人だという思いこみがあったのです。
  
 私はどんどん逃げました。
 自分という現実から、
 自分自身が心の内部に築いた、ウソでかためた小さな世界の中に。
 気がつくと、そこ以外には、
 私が暮らせる空間がなくなっていました。
 たぶんそれは、
 自分が自分を保てるギリギリの限界に達していたのだと思います。
(以下、略)


TOPに戻る