気功術講座〈江戸歩き〉で健康になる (2024年3月新刊)

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   西田隆男 著
                 (西田みどり編集)
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 ◎本書について
  ストレスに対処するための最適な方法としての、心と身体をつなぐ気功の入門書。








本書は心理学者である西田隆男氏が不定期に行う、心と身体の関係に焦点を当てた気功講座をまとめたもの。十代から武術や気功を実践し、心の不調を身体から改善する信念を持つ著者が、その成果を心理・教育臨床に応用。その心理学的視点から気功の効用を二つ挙げています。一つ目は、心を現在の状況に対して最適化できること。例えば、怒りが湧いてきたとき気功の呼吸法を行って怒りのエネルギーを逃しすことができます。二つ目は、心を強く柔軟にするために、身体からのアプローチによって「歩く」「走る」「ダンスする」「歌う」「泳ぐ」「ジャンプする」「山登りする」などの具体的な動作で心をコントロールできます。この実践気功講座の今回のテーマは「歩く」こと、とくに江戸時代の歩き方に注目。〈江戸歩き〉で身体の中心感覚をつかむ方法を伝授しています。「ストレスなしの生活は不可能だから、むしろストレスを活用して気功の上達を目指すという逆転の発想をしてほしい」という著者が、日々のストレスに対処するための最適な方法の一つとして紹介した心と身体をつなぐ気功の入門書。

◇著者プロフィール
 西田隆男(にしだたかお)
 1954年東京都出身。心理学者。公認心理師。NPO法人埼玉ダルク理事長、一般社団法人無料塾ココロ理事。現在、地域での中学高校生への学習支援を中心に子ども応援と若者の居場所づくり、および相談業務(カウンセリング、コーチング)の活動をしている。専門:教育臨床、心理療法。主な著書・訳書・論文:『ストレスを力に―セルフコーチング』(知玄舎刊)『思春期の教育相談30[ズバリ答えます]』(同)『コロナ禍という戦災――戦争とプロパガンダ:作られた[物語]を超えて』(同)、『仏教心理学』(同)、『現代の教育危機と総合人間学』(共著、総合人間学学会)『共依存―自己喪失の病』(共著、中央法規出版)、『JUST FOR TODAY―薬物依存症とはなにか』(編著、ダルク刊)、『当事者研究―新しい自己発見の方法』(編著、知玄舎刊)、『霊性の哲学』(訳書、知玄舎刊)『マインドフルな子育てのためのワークブック』(訳書、同)など。主な論文「思春期の生きづらさへの教育哲学的アプローチ」、「心理臨床から見えてくる思春期のメンタルヘルス」など多数。
 
◇編集人プロフィール
 西田みどり
 編集者・著述業。文学博士。2006年、「まことと救世主――久米邦武の比較文化論」で中外日報社・涙骨賞受賞。芝浦工業大学、学習院大学、大正大学等の講師を経て現職。著書に『〈型〉で書く文章論』『論理的文章作法』『[異界見聞録6]平田篤胤著「勝五郎再生記聞」現代語超編訳版』『[当事者研究]新しい自己発見の方法――熊谷晋一郎東大准教授による高校での当事者研究』(編集著)(以上、知玄舎)、『サイババ超体験』『抱きしめる聖者アマチの奇蹟』(以上、徳間書店)など多数。


●目次

 本書について
【1】――〈江戸歩き〉で中心感覚をつかむ
◎100歳のポーラセールスウーマン
◎気功が目指しているのは「返朴帰真」
◎背骨を意識すると身体の中心がつかめる
◎中心ができているかどうかの診断方法
◎かかと着地は、膝を痛める
◎江戸時代の歩き方を体験してみる
◎畳のへりを活用する「畳のへり歩き」で江戸歩きを練習
◎中心感覚ができているかどうかを確認する二つの方法
◎中心感覚の実体は背骨
◎佚斎樗山の「天狗芸術論」(享保14年)に書かれた江戸歩き
【2】――身体の可能性を広げる軽気功
◎「軽気功」は治療に使われる精妙なエネルギー
◎軽気功は「膝行」と「階段上り下り」と「畳のへり歩き」で習得する
◎軽気功のための身体つくり(上半身編)
 おわりに


◇本書について
 
 本書は、一か月に一度を目安に不定期で行われている、心理学者・西田隆男氏の実践気功講座を採録したものです。なぜ、心理学者が気功講座を開いているのか。それは、心と身体は不即不離の関係にあり、心の不調は身体からアプローチすることで改善していくという持論を持っているからです。十代のころより心と身体の関係について武術と気功を実践することで探究し続け、その成果を心理・教育臨床に活用しています。
 心理学的視点から気功の効用を二つ挙げています。
 一つ目は、心を現在の状況に対して最適化できることです。例えば、何かいやなことがあって怒りが湧いてきたとき、気功の呼吸法を行って怒りのエネルギーを逃す。怒りのエネルギーは爆発的に強いけれども持続はしません。呼吸法で逃してやれば消えていきます。
 二つ目は、心を強く柔軟にするためには身体からのアプローチが一番効果的だということです。心という漠然としたものを強くしろと言われても、どうしていいかわかりません。しかし、身体なら「歩く」「走る」「ダンスする」「歌う」「泳ぐ」「ジャンプする」「山登りする」等、ごく具体的な動作をすることができ、状況に合わせて選択した動作を行うことで心が変わっていきます。
 実践気功講座では、毎回心を最適化するための動作を披露しています。今回のテーマは「歩く」です。とくに江戸時代の歩き方に注目し、<江戸歩き>で身体の中心感覚をつかむ方法を伝授しています。中心感覚をつかめば、度胸が据わり、物事に動じなくなります。
 「ストレスなしの生活は不可能だから、むしろストレスを活用して気功の上達を目指すという逆転の発想をしてほしい」と、西田氏は述べています。
 日々のストレスに対処するために、ぜひ本書をご活用ください。
(編集人:西田みどり)


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