[エゴと罪悪感のすべてがわかる本]奇跡的な許し方

  ――あなたはすでに許されています  (2019年12月新刊) 

   ラクシュミ 著

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  ■電子書籍: \1000 (消費税別)
   2019年12月27日初版発行
  ■POD書籍 : \1,400 (消費税別)/(A5判202頁 ISBN978-4910056067)
   2019年12月25日初版発行 →アマゾンでの購入はこちら
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 ◎本書について
 あなたのなかにあるエゴと罪悪感を解放し真の自由と幸福感をもたらす「奇跡的な許し方」についてのガイド書。






人生において誰もが体験する[苦痛]、なぜ「私は苦痛を感じるのか」、その原因を解明し苦痛を解放する[奇跡的な許し方]を解説した書。苦痛の原因、その根源にあるあなたの中の[エゴ]と[罪悪感]、それはどこからやって来て、どのようにあなたの中に巣くいあなたを迷いの道に引き込もうとしているか。本書は著者[ラクシュミ]の体験を通じて深く意識の裏側を見極め、そのやって来るエゴなる存在と罪悪感という感情を、聖なる霊の導きと愛によって解放し自由をもたらすプロセスを書き記したもので、その源泉は著者が体験的に学習した『奇跡講座(A Course In Miracles)』という書。これは1970年代の米国ニューヨーク州で活躍した女性心理医学博士、ヘレン・シャックマン(Helen Schucman:1909-1981)が心の中でイエス・キリストの言葉として聴き書き留めたもの。本書は『奇跡講座』から「許し方」についてを研究テーマに据え、よりわかりやすく、だれにでも理解できる表現を長い年月をかけて紡ぎだし、試行錯誤を繰り返して丁寧に詳細にまとめあげた「奇跡的な許し方」についてのガイド書。

◎著者紹介
 ラクシュミ(ペンネーム)
 1961年茨城県生まれ。ペンネームの由来はアメリカ在住時、インド寺院を訪れた時ふと心の中に湧いてきた「私はラクシュミだ」という思いとともに、後日瞑想中に本書の執筆者名としてその名を促されたことによる。
 現在、仕事(一般事務職)の傍ら、随所にハイテック機器を取り入れた、働き手にも住居者にも住み心地のいい低所得者のための老人ホーム、見取りの家、ホームレスの方々のための施設、自殺防止へのヒーリング・プログラムの提供などを、無償で参加したいという同士を募り、みんなで実現させてみたいと願っている。東京、お茶の水に在住。


目次

 あなたへ
 まえがき
 第一章 許しの力を証明する四つの体験談
すべてを失ったある父親の許しの言葉
継母を許したときに心に響いた許しの言葉
不法労働者だった私を許してくれた元上司
許しの処方箋との出会い
 第二章 罪悪感とその許し方について
1.存在する二つの世界
 創られた世界
 作られた世界
2.エゴと罪悪感
 一秒にも満たないあなたの呟きですべてが変わった
 あなたはこうしてマインド化をはじめた
 罪悪感の登場
 あなたが失った神についての知識
 あなたにできることは疑うことだけ 
 曖昧さを補うための判断とそのツール
 あなたの世界の二つの暗雲
 あなたの外に見える暗雲 ⑴
 あなたの中にある暗雲 ⑵
 2つの暗雲の共通点
 「喜びの呼びかけ」である聖なる霊
 聖なる霊の任務
 愛の代用品としてのエゴ
 代用するとは
 あなたに起こったこと〈まとめ〉
 人は自分がするべきことがわからないから孤独に陥る
 孤独には意味がない
3.エゴが強要する知覚しては投影するという習慣
 知覚するとは独自に何かを捉えて判断すること ⑴
 エゴは誰かを除外するために判断する
 除外する人は確信を持って愛せない
 投影するとは自分の中の恐れを手放そうとすること ⑵
 葛藤という静かな苦しみ
 葛藤が猛攻撃につながる
 知覚して投影すること〈まとめ〉
 与えるとは与えたものを強化していく手段である
 肉体とマインドがあなたにもたらしたもの
 あなたが数多くの考え方を必要とする本当の理由
 すべてを変えるには思考を変える
 思考には愛か恐れの二種類しかない
 嘘と葛藤
 聖なる霊は知覚することができず、エゴは知ることができない
 愛とエゴの間に葛藤はない
 エゴによる偽りゆえの一貫性
 エゴの生い立ち
 愛と恐れという二つの感情
4.恐れとは何かを見極める
 二つの不自然な緊張感が恐れを作る
 「本当にしたいことがあったのに」 ⑴
 「したくなかったことを強要された」 ⑵
 「すべての苦痛の原因はあなたです」
 共有できない恐れには力がない
 あなたが恐れる二つの理由
 あなたは曖昧にされたものを恐れる ⑴
 あなたは損失についての概念を恐れる ⑵
 損失に対するエゴの解決策
 愛による問題の解決方法は与えるだけ
 今のあなたには愛の概念が理解できない
 ないものを与えることは誰にもできない
 損失は神の世界にはない
5.思考を正しく使う方法
 恐れを完全に取り除いていく
 恐れの発信元を見極める
 聖なる霊による想念の選り分け方
 あなたの中の判断を停止させる
 裁きが耐えがたい緊張感を作る
 裁くことであなたは肉体を存在させている
 誰も裁きを必要としていない
 あなたは毎瞬、判断して裁いている
 あなたの中の無関心さ
 あなたが愛を否定している
 周りの人たちを助けることで自分を助けることになる
 周りの人たちの動機を正しく解釈する
 愛による動機の解釈が愛を取り戻す
 あなたの中の特別性
6.あなたが作る特別な愛の関係
 あなたが苦痛と快楽の両方によって苦しむ理由
 あなたは裁いてはならない
 罪とはあなたの中の誤った信念でしかない
 間違いと罪の違い、罪には放漫さが漂っている
 あなたの他に誰もいない
 特別な愛の関係に必要な三つのもの:特別な自己 ⑴
 特別な愛の関係に必要な三つのもの:特別な肉体 ⑵
 心は何もできなくて、肉体がすべてをしているという概念を棄てる
 肉体は何もできない
 自分が望む世界をあなたが作っている
 肉体は一度も選択したことがない
 知覚しない肉体は落ち込まない
 肉体があなたにもたらしたものは何もない
 罪悪感を相手に抱かせることは、既に直接的な攻撃である
 あなたは相手ではなく犠牲を愛している
 特別な愛の関係に必要な三つのもの:過去 ⑶
 過去がすべての引き金であり、罪悪感の原動力だった
 マインドと肉体が作られた理由
 あなたの中の相違への関心という過去の習慣を捨てる
 過去を解読する
 今の連続性が過去を埋め尽くしていく
 あなたははじめて愛することができるようになる
7.今を心の休憩所として使う
 聖なる霊の判断基準へ 
 誰も束縛しない、誰も裁かない
 私的な想念をもちこまない
 肉体への自覚があなたを不安にさせている
 あなたは今も罪に魅力を感じている
 肉体は愛を知らない
 愛は限定しない
 ある一つの思いが何世紀にもわたる瞑想を不要にさせる
 あなたは時間から解放されたことで罪に魅力を失っていく
 聖なる瞬間が誘惑や孤独を克服していく
 あなたは肉体を愛するためだけに使うようになる
 ひとつの心に所属しているという認識をもつ
8.あなたの許し方と奇跡的な許し方の違い
 あなたの許し方について
 怒りが潜んでいる許し方 ⑴
 許すことができないあなたが癒しを必要としている
 同情が伴う許し方 ⑵
 エゴが存在しないなら、怒る理由も存在しない
 奇跡的な許し方について
 自分の内側を見る ⑴
 相手をありのままに眺める ⑵
 許すことができないものなどないと思い出す ⑶
 最後まで隠されていたもの、エゴはこのために作られた
 あなたの中にあった目を覆いたくなる恐ろしい願望
 願望とは自分への拒否
 あなたのたった一つの大きな間違い
 あなたが他の人たちに愛を込めて関わること
 あなたがエゴを守りぬいてきた張本人
 許すためにあなたが必要なのは相手だけである
 奇跡的な許し方〈まとめ〉
9.共有することの大切さについて
 共有することが神の意志である
 聖なる霊のみ両方の意志を理解している
 神はどのような問題も共有しない
 あなたは今も共有する力をもっている
 共有するとは
 許すことがあなたの権利である
 あなたは許されるべきことは何一つしていない
 愛によってひとつになるということ
 聖なる霊からあなたへの心眼という代用品
 あなたはこの瞬間に実世界に存在している
 あなたが最後に恐れる変化
 最後の決断
 許しとは夢の終わりを知らせるものだった
 第三章 聖なる霊からあなたへのメッセージ
ある女性から著者へのメッセージ、「あなたは既に許されています」
 あとがき
 感謝の言葉


 
はじめに
 
 私、ラクシュミが人生の途中でまったく身動きがとれなくなったとき、この本に書かれてある内容が私を自由にてくれました。そしてその内容を分かりやすくお伝えするために『奇跡講座』という本を元にまとめたのが本書です。
 
『奇跡講座』(A Course In Miracles)とはキリストによる第二の聖書といわれている本です。それは1970年代に米国ニューヨーク州に住んでいたユダヤ系一家に生まれた女性心理医学博士、ヘレン・シャックマン(Helen Schucman:1909-1981)が心の中でキリストから聞いたことをそのまま書きとめて1975年に上梓した本です(出版元:内なる平和のための財団〈Foundation For Inner Peace〉)。本書は、この本の中から許しについて必要な部分のみ、翻訳し抜粋してまとめたものです。執筆にあたり、キリスト教に馴染みのない読者にも理解しやすいよう言葉を選び、なるべくわかりやすい表現で、三章にまとめました。『奇跡講座』の理解に寄与できることを願い努めたつもりですが、それでも難解なところがございましたらご寛容ください。
 
 第一章は私がどのように許しの処方箋に繋がったかその経緯について。
 第二章は罪悪感と許しについて。(「奇跡講座」より)
 そして第三章はこの本を読んでいるあなたへ聖なる霊からのメッセージ。
 
 奇跡的な許し方とは、あなたの中の罪悪感を許すことで、今あなたがおかれた状況を速やかに解決していく方法です。罪悪感とは何か、許しとは何か、どのようにして本来の自由な自分に戻るのか、そしてこれを成し遂げた先にあなたを待っているものとは何かをこの一冊の本の中にまとめました。
 
 今あなたがしなくてはならないことは許すことだけです。そして許すことであなたはいつでも、どこにいても、誰に頼ることなく自分の意志で本来のあなたに戻ることができるのです。そうしてあなたは初めて自分が愛するために存在していることを理解するのです。
 
 今、何かが足りないと思っているあなたに、愛を込めてこの本を贈ります。
 著者
  
 


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