パン…そして私  (2024年1月新刊)

   ――大いなる自然のスピリットとのメタフィジカルな冒険

   マイケル・J・ローズ 著/大亀安美 訳
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  ■書店販売書籍:なし

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 ◎本書について
  大いなる自然と深くつながる広大な意識「パン」との内的対話を書き下した、精神(メタフィジカル)世界の真相に迫る書。


 本書は、謎めいた「パン」との内的対話を書き下した、精神(メタフィジカル)世界の真相に迫る書。「パン」とはギリシャ語で「すべてを包含する」という意味で神話に登場する人の名だが、本書の「パン」は、大いなる自然と深くつながる広大な意識のことで、この遍在する大いなる自然のスピリットであるパンの導きにより、著者は、探訪したメタフィジカルな世界の不可思議な広がりを詳細に表現している。たとえば、ゴンドワナ大陸に行き、巨木センティネルと対面し、そこからインナーアースへと向かう。また火星では、宇宙の理法に則った愛のエネルギーと深く関わる多種多様な惑星種族に出会う。自らが実際に暮らす山の尾根では次元の異なる都市を訪れ、地球外からやってきた謎の輝く箱の存在を知る。このような経験を経ながら、メタフィジカルな経験を深めて重ね、ハートから生きることの実践を通じ、さらなる神秘世界の広がりを認識するに至る、スピリチュアルな旅の詳細が綴られた書。原書は、Pan . . . and Me: More Metaphysical Adventures with the Spirit of Nature(Copyright © 2023 Michael J. Roads)

◇著者プロフィール
マイケル・J・ローズ(Michael J. Roads)は、現代の神秘家、作家、スピリチュアル・ティーチャー。1937年、イギリスのケンブリッジシャー州の農家に生まれる。「私は誰?」の問いかけから自然と深くコミュニケーションするようになり、物質を超えたメタフィジカルな多次元世界への旅が始まる。作家として自らのメタフィジカルな経験と学びを著した書籍は本書で23冊目、スピリチュアル・ティーチャーとして人々に人生および生命の真実を伝えはじめて30年以上になる。これまで五大陸で開催していた人生を変えるセミナーは、パンデミックの影響で2021年よりオンラインセミナーでの開催となった。一人ひとりが内なるパワーを強め、聖なる資質を思い出し、再びその資質とつながることを意図したセミナーは、参加者に素晴らしい意識のシフトをもたらしている。また、自ら考案した数々のインナーエクササイズを通して、人々がすべての生命との結びつきを経験し、内なる世界と外なる世界の間にある分離の幻想を終わらせることで、人生の状況や環境にかかわらず内なる平安と自由を得られるよう働きかけている。意識のより高い領域を探求しはじめてから50年が経つ今、個人的な現実に向けている焦点を、はるかに広大な現実のより高い可能性の道へと向けるよう推奨している。オーストラリア在住。
書籍、セミナー、インナーエクササイズなどの情報をさらに詳しく知りたい方はこちらのサイトへ。
ホームページ(英語) www.michaelroads.com マイケルローズJAPAN
ホームページ http://michaelroadsjp.com//

◇訳者プロフィール
大亀 安美(おおかめ やすみ): 2000年に日本で初めてマイケル・J・ローズセミナーを開催する。以降、マイケルのセミナーを定期的に開催するほか、フェイスブック、ブログ、インスタグラムなどSNSを通じてマイケルの教える人生・生命の真実を伝えている。マイケルの著書である『魂への旅』(徳間書店)を翻訳して以降、近著の翻訳を一手に引き受けている。マイケルの全幅の信頼を得てこそのことである。


●目次

 謝 辞
 はじめに
第1章 地球は人類の幼稚園
第2章 パンとの出会い
第3章 太古の森
第4章 ゴンドワナ大陸
第5章 人類の全体像とタイムライン
第6章 ハートの秘密
第7章 意識ある都市へ
第8章 風船生物の森
第9章 意識ある都市再訪
第10章 火星へ
第11章 銀河系の変化の時代
第12章 多元宇宙からのエネルギー
第13章 巨木・大聖堂のエネルギー
第14章 センティネルとインナーアース
第15章 インナーアースの都市「ホーム」
第16章 尾根のエネルギーの謎
第17章 シーアインと共に「ホーム」へ
第18章 人類の光
エピローグ
 訳者あとがき


   
 はじめに
  
  
  日々での暮らしよりも高い周波数の生命および人生の神秘なる側面を旅した記録でもある本書は、大いなる自然のスピリット、パンと共同して創造しました。この高い周波数の世界は、私たちが決して見ることのできない、大半の人にとって存在しないも同然の世界です。しかし、生命および人生においてはこの世界こそが九九パーセントを占め、確かに存在する神秘的で不可思議な世界なのです。そこには、一瞬のうちに過ぎ去る私たちの物質的人生よりも、はるかに永続的で広大な時間が流れています。
 最初の頃のメタフィジカルな旅についてはすでに著していますが、本書においてふさわしい場面にはその都度、当時の経験を少しだけ織り込みました。
 パンと出会った当初、メタフィジカルな経験は、生易しいものではありませんでした。私の関わり方はそれほど悪いものではなかったと思いますが、もっとうまくできたのではないかとも思います。当時はただ圧倒され、脅かされているように感じました。まだ若く、不安が勝っていたのです。それでも乗り越え、成長しました。
 現在、私はスピリチュアル・ティーチャーとして知られています。世界的な名声を得たわけではありませんが、スピリチュアルな生き方を求める人たちの間ではそれなりの評判を得ています。
 現代社会においてスピリチュアル・ティーチャーとして生きる人の大半は、スピリチュアル・ティーチャーになろうとして生まれてきたわけではないと思います。生きているうちに自然に道が拓かれたと思うのです。私もそうでした。三十代前半まで、スピリチュアルな世界とは無縁に生きてきました。しかし、人生が一変する日がやってきました。ある朝の五時頃、自宅から搾乳小屋に向かって歩いているときに、何気なく始まったのです。酪農の盛んな地域はほとんどが平地にあるなか、オーストラリアのタスマニア州にある私の牧場は、酪農には不向きな、アーサー山の険しい山麓にありました。道すがら、子どもたちのために自作したメリーゴーランドがあり、ふと飛び乗りたい衝動に駆られました。そして考えることなく飛び乗り、幾度か回転しながら、なぜこんなことをしているのだろう?と思ったのです。すると突然、私という存在の核心に大きな衝撃が走り、「私は誰?」という奇妙で不思議な質問に襲われました。
 思考から生じた知的なものではなく、心の奥底からみぞおちを突き上げるようにして湧き上がってきた「私は誰?」。思わず息をのんでその場に倒れ込みました。質問もさることながら、さらに衝撃だったのは、私自身がその答えを知らないことでした。
 もちろん私には名前があり、一族の系譜もあります。妻がいて、四人の子どもがいて、友達もいます。でも、自分が誰なのかわからないのです。私は名前ではないし、私が抱えているたくさんの恐れや心配事ではないし、不況や長引く干ばつをはじめとした農場経営に関わる不安でもありません。この質問は、肉体を超えるメタフィジカルな私への問いかけでした。物質的な身体を超え、私はどこから来て、どこへ行こうとしているのか。わかってもらえますよね。
 振り返ってみれば、知らないということを知っているのはよい兆候です。逆に最悪なのは、わかっていると思いながら、その実、わかっていない場合です。私は幸運でした。この普遍的な質問が私を打ち砕いた瞬間に、自分や自分の人生について何の手がかりもないことがはっきりとわかったのですから。まさにそのこと自体が衝撃でした。正直な話、これを自覚する寸前まで、私は自分や自分の人生について多くを知っていると思っていたのです。ですから、たった一つの質問が、私の人生を粉々に打ち砕いたといっても過言ではありません。
 その質問が湧いた瞬間、心の奥底に強力な強迫観念が生まれました。牡羊座の私はそうある必要があったのだと今わかります。そうでなければ、その質問自体をきれいさっぱり忘れてしまったでしょう。月並みな表現ですが、「私は誰?」は壮大な強迫観念でした。それ自身の壮大さで私の人生を解体するとともに、あらゆる恐れに直面させるほどの冷酷さがありました。その後、数十年にわたり、私はありとあらゆる恐れに直面することを余儀なくされました。
 その頃の私は、恐れは本物だと信じていました。たくさんの恐れを抱えた私に何ができたでしょう。恐れは本物ではない、恐れは現実のものではない。それを実感できるまで、長い旅が待っていました。恐れと決別したときが終着地です。恐れは私たちが抱く幻想の中で、最もパワフルです。牙のない虎ではありますが、不安でいっぱいのときは、人生を考えるだけで恐れで身震いするほどです。決別のとき、私は恐れが教えてくれたすべてに感謝しました。恐れは私との別れを喜んではおらず、唸り声を上げました。そして、私が笑うと、強い陽射しのなか、遅れてやってきた古い影のようにこそこそと消え失せました。
「どうやって恐れを克服したのですか」とよく聞かれますが、恐れを打ち負かしたわけではありません。恐れは現実のものではなく幻想ですから、ないものを打ち負かすことはできません。不安や心配、恐れが人生に何の影響を及ぼさなくなるまで、自分への、人生への信頼を深めたのです。
 本書ではもう「光の体で旅をする」という表現は使いません。多くの人が文字どおり、ぼんやりとした光のかたまりをイメージし、それに捕われてしまっています。私はメタフィジカルな体で旅をしています。この体は単なるかたまりではなく、肉体よりも大きく、はるかに複雑で洗練されており、とても素晴らしい能力があります。機能するにはより高い周波数が必要です。これが私たちの真実であり、加えていうなら、息をのむほど美しく、とても素晴らしいことなのです!
 本書は二十三冊目の著作になりますが、著作のすべては私自身のスピリチュアルな、メタフィジカルな経験に基づいています。たとえ多くの人が想像できなくとも、世界の現実は、幻想と偽りの信念に満ちた日々の経験よりもはるかに広大です。
 この広大で普遍的な現実は、普遍である大いなる存在のために設計されています。私たちはその存在の一種族にすぎず、また、その存在の頂きにいるわけでもありません。長い間、私たちは押さえつけられてきました。私たちも自分を抑制してきました。私たちは知性の幻想の中で迷子になっています。「賢いことは神のごとし」というのは間違った考えです。賢さと愚かさはよく手を組みますが、それでは本来の道に戻ることは永遠にできません。
 知性で迷子になるのではなく、ハートから生きる人たちのために私は本を書いています。知性の座は脳にありますが、叡智の座はハートにあります。肉体の心臓ではなく、パワフルで、すべてを知っているメタフィジカルなハートにあるのです。だとしたら、メタフィジカルな脳もあるのでは? ええ、あります。
 大半の人が脳の一部しか使っていないように、私たちはハートの可能性のほんの一部しか使っていません。叡智とつながる人生、すべての中の一つ、ひとつの中のすべてを生きるのではなく、賢さと分離の人生を生きています。私たちは考えすぎて、直感が働いていません。考えすぎは、私たちを真実から引き離します。直感が働かないと、真実から引き離されてしまうのです。つまり、進化するには、脳との関係全体を変えながら、もっとハートから生きる必要があるということです。
 人類に大きな変化が押し寄せている理由はここにあります。真の大きな変化は、季節の変化とは違います。
 もっと広大な現実、すべてが在る、無限の広大さを垣間見ることができるよう、この本を書きつづけました。生命および人生とは、信念という制限ある視点とはまったく異なるものを見る機会を差し出してくれるものです。
 本書はすべての人々のために書いたわけではありません。意識がより成長した人々のために書きました。それは、より良い人、より優れた人、という意味ではなく、もっとハートから生きる人々を指しています。ハートから生きる。そのために大きな変化のサイクルは続くのです。
 楽しんでください!
 
オーストラリア、クィーンズランド州にて
マイケル・J・ローズ


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