大いなる自然の神秘へ  (2020年10月新刊)

   ――人類がもつ可能性の真実

   マイケル・J・ローズ 著/大亀安美 訳
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  ■書店販売書籍:なし

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 ◎本書について
  自然界における非物質的・多次元的側面、その、大いなる自然の中に存在する秘密の世界を説き明かす書。


 本書は、私たちが生きている社会的現象世界を包含する大自然の表層ではなく、その自然界における非物質的・多次元的側面について語ったもの。はたしてその、大いなる自然の中に存在する秘密の世界を知るにはどうしたらいいか? 私たちの幻想を超える真実の世界として多次元について、著者はこう明かしています。「今、私たちは大自然と広範囲にわたるコミュニケーションを受け入れることができる時代にいます。それは私たちにとってたいへん有意義なことです。本書を読み進めるにあたっては、ぜひ、思考が生み出す否定的なつぶやきではなく、心で感じるものを信頼してください。同じことの繰り返しでは成長は望めません。未知に対してオープンになる。それが私たちを成長へと向かわせてくれます。あなたが私の本の愛読者なら、左脳からの疑いや否定は不在のまま、内なるぬくもりや深いところからの『知』っているという喜びを本書から感じ取ることでしょう」と(本書はじめにから)。自然界における多次元世界をより深く理解し、自然界に充溢する存在の豊かさと秘密を受け入れることができるようになる書。原題『Entering the Secret World of Nature』。

◇著者プロフィール
マイケル・J・ローズ(Michael J. Roads):1937年イギリスのケンブリッジシャー州の農家に生まれる。若い頃より直線の時間と空間を超えて旅する能力、大いなる自然と深くコミュニケーションする能力があった。みずからの経験と、異なる多数の現実と多次元の探求についての著書をこれまでに21冊著す。彼の主な焦点と教えは無条件の愛と感情のバランスについてである。人々の人生を変える5日間のインテンシブセミナーを五大陸で開催している(2019年現在、全28回)。ユーモアにあふれ明快かつ魅力的なセミナーは、構成の素晴らしさも手伝って、参加者に深い意識のシフト体験をもたらしている。みずからの深い洞察と豊かな経験から大いなる自然とのつながりへの道、そして本当の自己との深い関わりへの道を示し、人々がより広大な真の現実への理解を通して、聖なる可能性、すなわちスピリチュアルな目覚めをサポートする現代の神秘家である。


●目次

推薦のことばにかえて
はじめに
第1章 追 憶
第2章 現実のしくみ
第3章 意識して聞く
第4章 左脳、右脳、全脳
第5章 遍在する師、大いなる自然
第6章 見る、さらに深く見る
第7章 意識と潜在意識
第8章 恐れ――人と自然
第9章 より広大な現実
第10章 つながりと分離
第11章 大いなる光の存在
第12章 カオスとオーダーのバランス
第13章 つながる
第14章 意図を定める
第15章 落とし穴
第16章 自然との対話
第17章 自然についての人間の解釈
第18章 包括的な直感について
第19章 自然界のスピリット
第20章 錯覚と雑草と海
第21章 質問、質問、質問!
第22章 続く質問への回答
第23章 風水と自然
第24章 鍵穴を広げる!
第25章 生命の庭
あとがき
訳者あとがき



   
 はじめに
  
  
 さらなる一冊! 私が筆を措く日はやってくるのでしょうか?
 著作の中でいちばんよく売れている『魂との対話』を執筆したのは1978年でしたが、内容が斬新すぎるという理由で出版を何社からも断られ、最終的にアメリカで出されたのは1985年でした。出版してくれたクレイマー社のハロルド・クレイマー氏に感謝します。続いて、『魂の絆―本当の自分を探して』(飛田妙子訳、徳間書店)が1987年に出版されると大好評を得ましたが、この2冊がベストセラーになるまで10年ほどの年月がかかりました。現在、この2冊は1冊にまとめられ、今もなお出版されつづけています。
 あれから40年が経過し、さらなる経験と洞察を得た今、大いなる自然の神秘、秘密の世界を分かちあう準備ができました。新たな包括的レベルへと進むのです。本書では、大いなる自然の中に存在する秘密の世界に、どのようにすれば入れるかをお教えします。もちろん、あなたがそうしたいなら、ですが! 
 近著『幻想から覚醒へ―マイケルと若き友人たちとの対話』(大亀安美訳、知玄舎)では、私たちが生きている世界の非物質的・多次元的側面を紹介しましたが、今回は、自然界における非物質的・多次元的側面を紹介しています。大いなる自然の中に存在する秘密の世界とは、はたしてどのようなものでしょう? ずばり、それは多次元的です。とても興味深いです。というのも、私たちの幻想を超える真実の世界は多次元ですから。私たちを取り巻く広大な現実には、至るところに真実の世界が表現されています。しかし、私たちはそれを無視して幻想の世界に生き、幻想の世界を理解しようとしています。
 今回の執筆は難しいものではありませんでした。自然界というのは間違いなくみずからのブループリントに従うものだからです。それに比べて人類は、生命のブループリントを見失うばかりか、それがあることすら忘れています。もちろんいつでも例外はありますし、もしかしたらあなたはそのひとりかもしれません。
 私は自然に関する書物をたくさん読みました。話もたくさん聞きました。書かれていることや話されていることに疑いの気持ちをもつときもあれば、素晴らしい洞察に喜びを感じるときもあります。今、私たちは大自然と広範囲にわたるコミュニケーションを受け入れることができる時代にいます。それは私たちにとってたいへん有意義なことです。
 本書を読み進めるにあたっては、ぜひ、思考が生み出す否定的なつぶやきではなく、心で感じるものを信頼してください。同じことの繰り返しでは成長は望めません。未知に対してオープンになる。それが私たちを成長へと向かわせてくれます。あなたが私の本の愛読者なら、左脳からの疑いや否定は不在のまま、内なるぬくもりや深いところからの「知」っているという喜びを本書から感じ取ることでしょう。
 多次元の自然界についてはこれまでもたくさん書いてきましたし、話もしてきましたが、本書ではその中のいくつかも含まれることになると思います。神秘なる大自然への認識は、私の中で絶えず深まり広がっています。それでも以前の経験を読み返してみると、当時の経験と洞察の深さに驚きが隠せません。大いなる真理とは時間を超えたものなのです。
 遍在する自然界のスピリットのパンは、本書でもときおり関わってくれることになるでしょう。パンは、私が必要とするときにのみ関わってくれます。いつも一緒にいるわけではありません。だからといって、私の人生にパンの本質が不在の瞬間があるとも思っていません。つまり、いつも彼に気づいているわけではないということです。パンは、想像をはるかに超えた叡智のエネルギーでありユニークな存在である、というだけで十分でしょう。広大な愛そのもののパンと私には何かしらの関係がある、それだけで十分です。パンが私のよき師であることを光栄に思います。深く感謝します。
 多次元の自然界においてパンは私の先生であり、私はパンの生徒ですが、本書では私があなたの先生であり、あなたが私の生徒であることを願います。あなたと同様に私も成長を続けています。私の深い洞察の多くはパンのユニークな導きによるものですが、洞察そのものは私自身の経験です。本書では理論も推論もありません。大いなる自然の中に存在する秘密の世界における私の経験だけがあります。
 第2章の「現実のしくみ」は、よく味わいながら読んでください。「現実のしくみ」に関する経験は、私自身がオープンに受け入れられるようになるまでに数年がかかっています。オープンに受け入れるとき、多次元の世界をより深く理解することができます。そのためにも、またそれ以外のためにも、第2章に関しては何度か読み返してくださることをお勧めします。多次元の世界である大いなる自然の中に入る潜在能力は、誰の中にもあることがわかるでしょう。それはあなたの役に立ちます。評価したり分析したりするのではなく、受け入れて自分のものにしてください。そこには信頼が必要です。私への信頼ではなく、あなた自身への信頼です!
  
 最後に表記についてですが、これまでの著書と同様に、重要な言葉の頭文字は大文字にしてあります。多次元の経験を伝えるには、物質的な言葉を使う以外に方法がありません。たとえば、住む場所を変える「変化」と変容を促す「変化」は、同じ言葉ながら大きな違いがあります。生命の「真実」と個人的な「真実」も、同じ言葉ながら違いがあります。理解を超える生命の「神秘」と知的な「謎・ミステリー」もそうですし(共に“mystery”)、無条件の「愛」と条件つきの「愛」もそうです。そのことを念頭に読んでいただければと思います。


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