 |
【初版販売協力書店】ありがとうございます。
|
お金と心 （2018年12月新刊）
――200パーセントのしあわせ持ちになれるシンプルな生き方
岡本 和久 著
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ａ５判 240頁 2018年12月24日初版発行 定価：(本体1400円＋税)
ISBN978-4-434-25524-3 発行：知玄舎／発売：星雲社
★電子書籍同時発売、(本体1,000円＋税、トップページから、各電子書店サイトでご確認ください）
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長年の成功する投資実践から掴んだ投資の達人が、資産運用のコツ、投資の秘訣をシンプルに分かりやすく教えてくれる本。
長年の成功する投資実践から掴んだ投資の達人が、資産運用のコツ、投資の秘訣をシンプルに分かりやすく教えてくれる本。そのシンプルな投資法は、理論的に整合性があり実証的にも有効でありながら、相場観も銘柄選択能力も経済予測も不要。つまりは、投資に不慣れな人でもたやすく成功できるもの。その秘訣の一つが、生活習慣に瞑想を取り入れること。それによって、恐れることなく心を安定させて投資を継続することで、誰でも豊な人生を享有できるようになる。人生を通じて少しずつ長い時間をかけて資産を形成する「かんたんすぎる」資産運用法を解説。重要なことは「将来の自分は今の自分が支える」という一言に尽きるという投資の成功者ならではの著者が人生の豊さを願う人々に贈るメッセージ。「株式に投資をするということは、われわれの生活を支えてくれている企業のオーナーとなることです。投資信託を使えば、少額の投資資金で世界中の企業を間接的にではあっても保有できます。これは意識の空間軸の拡大です」（本文から）。資産運用の具体的なハウ・ツウも満載。
【初版販売協力書店】ありがとうございます。
三省堂書店池袋店 03-3343-4871 MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 03-5456-2111 ジュンク堂書店藤沢店 0466-52-1211 ジュンク堂書店京都店 075-252-0101 ジュンク堂書店大阪本店 06-4799-1090 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 06-6292-7383 ジュンク堂書店難波店 06-4396-4771 ジュンク堂書店三宮店 078-392-1001 ジュンク堂書店三宮駅前店 078-252-0777 ジュンク堂書店福岡店 092-738-3322 ジュンク堂書店新潟店 025ｰ374ｰ4411 ジュンク堂書店秋田店 018-884-1370 宮脇書店朝霞店（埼玉県） 048-460-3809 有隣堂藤沢店 046-223-4111
◎著者プロフィール
岡本 和久（おかもと かずひさ）
I-Oウェルス・アドバイザーズ株式会社®代表取締役社長
投資教育家&ファイナンシャル・ヒーラー®
CFA協会認定証券アナリスト（CharteredFinancialAnalyst）
【学職歴】1946年東京で生まれる。1971年慶応義塾大学卒。日興證券株式会社に入社。東京、サンパウロ、ニューヨークで国際金融業務、証券アナリスト・ストラテジスト業務を担当。1990年より米国資産運用会社の日本担当CEOとして年金運用業務に従事する。2005年、同社が業界トップになったのを機に退社、投資教育会社 I-Oウェルス・アドバイザーズ（株）を設立。現在、子どもから大人まで人生を通じての幸せなお金との付き合い方、資産運用法などに関するセミナーを日本全国で展開している。
【瞑想歴】1991年より瞑想を学び実践する。1996年にマハリシの著書と出合い超越瞑想（TM）を始める。1998年に基本的TMの上のシディー・コース、2009年に上級テクニックを修了する。
【その他】著書に「瞑想でつかむ投資の成功法」（総合法令）、「しあわせ持ちになれるお金、仕事、投資、生き方の授業」（創成社）、「波乱相場を黄金のシナリオに変える資産運用法～かんたんすぎてすみません」（きんざい）など多数。現在、明治大学株価指数研究所創立者、超越瞑想普及を支援する会共同創立者兼副会長。経済同友会会員。趣味は太極拳、川柳鑑賞、歌舞伎鑑賞、ラーメン、カレー＆Ｂ級グルメ食べ歩き、クラシック・ギター演奏。
■目 次
第1章 学びの時代～お金の基礎知識を得る
1．たまには人生について考えてみよう
2．お金について考えてみよう
3．ハッピー・マネー®四分法
4．大人のためのハッピー・マネー®四分法
5．お金で注意すること
第2章 働きの時代～将来のための資産運用をする
1．今の自分が将来の自分を支える
2．すでに資産運用は始まっている
3．かんたんすぎる資産運用
4．六つの疑問に答える
5．運用耐久力こそ成功の鍵
第3章 瞑想でつかむ200パーセントの人生
1．瞑想って何？
2．瞑想の効果
3．ヴェーダ、老荘思想、和の文化と資産運用
4．瞑想と教育
第4章 私の人生と瞑想
1．15年サイクルの人生
2．私にとってのTM効果
第5章 遊びの時代～「しあわせ持ち」へのロードマップ
1．「遊びの時代」のお金との付き合い方
2．「遊びの時代」をどう生きるか
3．リタイアメント後の資産運用
4．幸福感が最大化するシニアライフ
はじめに
投資教育家の岡本和久です。長年、超越瞑想（Transcendental Meditation）、略してTMという瞑想法を実践しています。宗教や特定の信仰とはまったく関係のない「心を扱うテクニック」です。極めてシンプルな方法で、資格を持った先生から教えを受ければその日から実践できます。基本は朝夕2回、20分ずつの静かなときを持つということですが、私の人生にはとても大きな好影響をもたらしてくれました。仕事にも、プライベートにも、人生すべての質が向上したといえるでしょう。
私の本職はお金の世界にあります。しかし、瞑想と出合い、私なりにそれを深めるほどに、人生を通じてお金と付き合っていく上で、瞑想がとても役に立つことを感じています。本書の結論を先に述べてしまいましょう。お金と心、物心両面で豊かで満ち足りた「しあわせ持ち」の人生を送るために瞑想は極めて有益です。私なりに思う瞑想の効果は「意識の空間軸と時間軸が拡大する」ということです。そして、それが「しあわせ持ち」になれるとてもシンプルな生き方です。
図表0-1をご覧ください (省略) 。われわれの意識は「いま・自分」という小さな箱の中に閉じこもりがちです。瞑想の効果は意識の時空を拡大してくれるということです。「いま・自分」という狭い世界が「永遠・世の中」という広い世界に広がるような気がします。
小さな箱の中で、最初はひざを抱えている。それから少しだけ顔を出して外の世界を見る。徐々に箱の中で立ち上がり、そして最後は箱の外に出て広い世界に触れる。拡大した意識が心の中に浸透するほど、物事がとてもシンプルに見え、迷いなく行動できるようになります。より高い位置から、少しずつこの世の現象を見ることができるようになるからでしょう。
これはまさに投資にも有益な考え方です。投資というと大幅に値上がりしそうな銘柄を見つけ出し、売買を繰り返すことでもうけるものだと思う人も多いのです。これは、まるで干し草の山から1本の針を探すようなものです。これは偶然的要素が強い「投機」です。本当の投資はそんなものではありません。それを知っていただきたく、2005年には『瞑想でつかむ投資の成功法』という本を総合法令より出版させていただきました。この本は2009年にパンローリング社よりオーディオブックとしても発売されています。
本書は前著の内容を深め、全面的に書き直したものです。この十年余りの間に、私の運用手法もさらにシンプルになりました。理論的に整合性があり、実証的にも有効で、しかも、相場観も銘柄選択能力も経済予測も不要なシンプルで誰にでもできる投資法に到達できたと思っています。
同時に、瞑想とこの投資法は極めて親和性が高いのです。怖いものでもなく、誰でも簡単にできて続けられる、人生を通じての資産運用です。少しずつ長い時間をかけて資産を形成する「かんたんすぎる」資産運用法です。瞑想はこの運用法をより効果のあるものにしてくれます。そして、それ以上にあらゆる面で人生の質を高めてくれる。それを書いたのが本書です。
今日、多くの人が将来に不安を抱えています。その中でも長寿化による退職後の生活の不安は大きいでしょう。年金だけではとても将来の生活は支えられません。いくら銀行預金をしても低金利で資金は増えないし、と言って株式に投資するのは怖い。これも人生の大きなストレスです。
重要なことは「将来の自分は今の自分が支える」という一言に尽きます。今もらっている給料は、今の生活費と退職後の生活費の両方の分なのです。退職後のための資金は時間をかけて増やしていけばいいのです。重要なことは、意識の時間軸を広げて将来の自分を今の自分と同じように考えるということです。また、株式に投資をするということは、われわれの生活を支えてくれている企業のオーナーとなることです。投資信託を使えば、少額の投資資金で世界中の企業を間接的にではあっても保有できます。これは意識の空間軸の拡大です。
空間軸を拡大し全世界に分散投資をする。時間軸を伸ばして人生を通じての長期積立投資をする。これが投資で一番簡単に成功する方法です。意識が拡大すればこれがごく自然に、何の抵抗もなくできるのです。
人生にストレスはつきものです。ストレスは生きている証拠だといってもいいでしょう。多くの人はストレスを受けると必死にそれを避けようとします。あるいはストレス弾に打たれ、倒れてしまいます。残念なことに生きている以上、ストレスはなくなりません。しかし、意識が大きくなるほど、ストレスがやってきて、去っていくのを気楽に眺めていることができるのです。
投資では「ハイリスク・ハイリターン」ということをいいます。リスクというのは株価の変動です。つまり、株価の変動が大きいほど、リターン（収益率）も大きい。株価変動はストレスをもたらすかもしれません。でもそれが大きな収益源なのです。株価が乱高下しても冷静にそれを見ている心構えが瞑想によってできていれば、平然と長期投資を続けられます。これは人生を生きていく上でも貴重なトレーニングになります。
海の表面には大きな波立ちがあります。しかし、深く潜っていくと波立ちは小さくなり、力強い潮流に出合うことになります。株価も日々の変動はとても大きなものです。毎日、いろいろな出来事が発生し、株価は大きく動きます。ちょうど海の表面が荒波であるのと同じです。でも、分散投資、長期積立投資を進めるほどに力強い世界経済の成長に乗った投資をすることができるのです。
瞑想の効果によりわれわれの人生そのものの質が良くなります。それは当然、お金との付き合い方、人生を通じての資産運用にも当てはまります。さらには仕事、生き方、すべての面でよりよい人生を送ることができるようになります。無理することなく、ごく自然により良い人間として、世の中に貢献できる生き方に近づけるのです。これは私の実体験に基づいた個人的な感想ですが、きちんとした瞑想を行っている多くの方も同じ思いを持っているように感じます。
世の中にはいろいろな瞑想法があります。また、最近ではマインドフルネスという言葉がはやり、心に関するさまざまな技術が紹介されています。それらも十分に価値のあるものだと思います。しかし、残念ながら私は自分の体験したことしかお話できません。確実なのは私にとって超越瞑想（TM）は非常に効果のある瞑想法であるということです。ですから、本書の瞑想についてのコメントはすべて私の実践するTMの個人的体験であることをお断りしておきます。
瞑想について一つご注意いただきたいのは、この本を読んでも瞑想ができるようにはならないということです。この本は資産運用の具体的な方法は説明しますが、瞑想のハウツー本ではありません。本来、瞑想は本を読んでできるようになるものではありません。TMの方法はグローバルに定められたトレーニングを受けたTM教師の方たちが、そのプログラムに基づいてマンツーマンで教えるものです。きちんとしたトレーニングを受け、経験を積んだ教師だからこそとてもシンプルな瞑想法を正しく教えることができるのです。
本書では、最初にお金のことをお話します。第1章では基礎知識、特に子どものころに学んでおくべきお金のこと、第2章では就業中の方が退職後のために行っておくべき資産運用について解説します。働き盛りの忙しい方でも、手間も暇も特別な知識も不要の「かんたんすぎる」資産運用法です。第3章ではテーマを瞑想に変え、超越瞑想について説明をします。そして、第4章では私のこれまでの人生を瞑想という視点から少し述べさせていただきます。第5章は人生後半における「しあわせ持ち」へのロードマップを提示します。ここでは退職後の資金引き出しの方法や世代を超えた超長期投資などについても解説します。お付き合いいただければ幸いです。