●Zenする夢記6「覚醒ニホンジンを物語る」
――オテントサマの神話第31~36巻(改訂・総合版) (2017年1月新刊)
永淵 閑 著
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■電子書籍: \800 (消費税別)
2018年1月26日初版発行 →アマゾンでの購入はこちら
■POD書籍: \1,500 (消費税別)/(A5判カラー166頁 ISBN978-4-907875-64-0)
2018年1月22日初版発行 →アマゾンでの購入はこちら
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◎本書について
オテントサマに告げられたフシギな大人のメルヘン第31~36巻改訂・総合版。
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・ | 夜明けの夢が、秘密の扉を開き、深層無意識への旅に誘い、夢はオテントサマに物語られた「ニホンジンの近未来神話」を明らかに。半覚醒のまま、無意識の自動筆記法が記す「ソレ」とは何か? 本書は、電子書籍『オテントサマの神話』第31巻から第36巻を(種本として)時間をゆっくりかけて統一・整理しなおし、推敲を重ねた総合版。内容の改訂に加え縦組みへの変更などレイアウトも一新。すでに同様に、1~6巻を一書にまとめた『Zenする 夢記1「近未来ニホンジン再誕生奇聞」』をはじめ、7~12巻『同夢記2』、13~18巻『同夢記3』、19~24巻『同夢記4』、25~30巻『同夢記5』が電子書籍およびPOD書籍として既刊、絶賛発売中! |
◎著者紹介
永淵 閑(ながふち かん)
東京生まれ。オーストラリアのシドニー在住。文筆業。同時に、大学でのライティング授業、ハイスクールでの国際バカロレア授業、それに帰国子女受験生の小論文個人指導ほか、日本語ライティング指導を少人数受けている。
著書:『インドを這う』(立風書房)、『サハラを這う』(立風書房)、『イベリア夢街道』(山手書房新社)、『セミリタイアのすすめ』(文香社)、『「哲学する!」練習帳』(文香社)。以下、知玄舎より発行。『国際バカロレアと点才教育(改題・新訂版)』、『シドニー人間紀行――6人6話の光と影』、『タスマニア「般若心経」思索紀行』、『Zen悟り考 「シドニー無常風」、「インナー紀行」、「悟りと悟る」』、『オテントサマの神話』(シリーズ本)、『シドニー無分別庵便り』(シリーズ本)がある。専門は、鈴木大拙の禅哲学の「悟りとはなんぞや」を基盤に、そこから発展させたフィクション、ノンフィクションの執筆。
●目次
第31巻
1章 ゾロ目
2章 AIで滅ぶ国
3章 名詞セカイと動詞セカイ
4章 神鳴りとブッダ誕生
5章 深海水棲人類
6章 女人を背負って川を渡る
7章 言葉を超えたソンザイをいだくニホンジン
第32巻
1章 紅葉が無知をおしえる
2章 忘却の人とトロフィーワイフ
3章 selfが笑うとき花が笑う
4章 カガミを抜けてネコの町へ
5章 ブッダの子・森の小人たち
6章 塩をまかれて滅ぶ国
7章 大拙というニホンジン
第33巻
1章 オロチ
2章 花になるとき、花が笑う
3章 ホワイトファースト・WASPの逆襲
4章 自省としてのルサンチマン
5章 脳内翻訳チップ
6章 人間とは? 書き言葉なり!
7章 異人に教わる、ニホンジンとは何ぞや
第34巻
1章 海外駐在会社社長
2章 不羈奔放と手弱女日本人
3章 AI混合脳ニホンジン
4章 虚空をみるネコ
5章 無字の教え
6章 ドーブツたちの契約
7章 アルバレス船長著『日本記』とニホンジン
第35巻
1章 AI教員による森の学校
2章 イエスのニ度目の死
3章 5感覚から無限感覚へ
4章 ネコの町の昔話
5章 コトバ神話は死んだ
6章 ヒトを超えたAIのユーモア
7章 線香花火の時空を生きるニホンジン
第36巻
1章 100歳ジュミョー願望、200歳リンネ悲惨
2章 無知・魂死・自知
3章 耳澄ます、眼澄ます
4章 メビウスの輪をあるくネコ
5章 ルサンチマンからアホキューへ
6章 死ねない時空
7章 誠意を海苔でつつむニホンジン
あとがき――森の中で、覚醒ニホンジンを物語る
あとがき――森の中で、覚醒ニホンジンを物語る
ここに、31巻から36巻までをまとめて、『Zenする夢記6』として知玄舎さんから出版してもらえるということで喜んでおります。36巻までに記録した夢の数は、1巻から26巻では各巻10夢ですので260夢、そして27巻から36巻までは各巻7夢ですので70夢で、合計330夢になります。
よく書いたものだと思いますし、毎日、夢はみているのですから、まだ、たった330夢しかない、とも言えます。これから、どれほど続いていくのかわかりませんが、夢を記録することにより、わたしは私自身を客観的にみることがすこしできてきています。ここに、きっとわたしのモノガタリがひそんでいるのだな、という思いです。あるいは、わたしのタマシイがひそんでいるのだな、という思いです。
夢は、そのときの心身の状態におおきく影響されています。身辺に心配事があると、おおらかな夢はみないようです。体調が悪いと悪夢をみます。わたしの場合の悪夢は、狭い場所に閉じ込められて身動きできない状態です。閉所恐怖症の気味は10年ほど前をピークにして減少していますが、体調が悪いと時々みます。しかし、そのようなマイナスの夢はどんどん減ってきています。
現在の借家は、シドニー市の中心から電車で30分ほどの地ですが、レインコーブリバーの源流の森の入口にあります。隣の家からは、古来からの原生林ともいえる、とてつもない巨樹があり、そこが森の入口となります。しかしながら、家々は急坂で並んでいますので、それも敷地もかなり広いので、わが借家も森のなかの環境を味わえます。天候は、山のような天候で、とつぜん雲がかかり、豪雨がたたきつけてきたりします。
そして、ここには、野生のうさぎが多く、また、レインボーロリキート、コカツゥ、マグパイ、クッカバラ、それに野生の大きな鳥のワイルドターキーなどが、庭によくきています。それ以外にもたくさんの鳥がいます。夜になるとタヌキのようなポッサムがいっぱい出てきます。つまり、野生がいまだ残っている場所です。それでも、急行停車駅から歩いて7分ほどです。
ここに引っ越してきてから、夢の記録『Zenする!夢記』を記していて、ある感慨をつよくもつようになりました。それは、その記した内容に、言い方はおかしいのですが、わたしは責任をもたない、というものです。普通は、本の内容については、著者が責任をもっています。しかし、『Zenする!夢記』はオテントサマが書いている、という気分がどんどん強まっています。
現在のわたしは、オテントサマの考えを、コトバ、画像、動画として預かり、それをモノガタリ化して発表している、という感じをつよくもっています。つまり、普遍的無意識を記している、という気分です。そのため、ずいぶん、解放された気持ちになっています。人生でこれほど解放的な気持ちになったのは初めてです。
表層の現象面などのニュースを見聞きしていて、よくおもいます。政治家がフリンした、お相撲さんがケンカした。それを日本のテレビや新聞や週刊誌は、飽きることなく報道し続けています。ジャーナリストの質が堕ちるところまで堕ちたな、と。それが、人として生まれてきての仕事なのか、と。わたしはときどき、ちいさくつぶやきます。
So what! だから、何なの! と。
今後、どんな夢をみていくのか、わたし自身がたのしみにしています。これを読んでいただいている方も、普遍的無意識セカイの旅をたのしんでいただけるとうれしいです。みんな、一人一人の方がジブンのモノガタリをつむいで、哲学して、Zenして、生きて、死んでいくのですから。現在生存しているおよそ70億人も、120年後にはだれも生きておりません。今日生まれた赤子もです。ひとの時空の舞台はちいさいです。その現実認識のなかで、わたしは理想の姿を夢でみていきたいです。
では、今回はここまでとします。ありがとうございました。