IB 国際バカロレア 満点獲得教員の授業メモ[第1集]

――小論文・エッセイ・コメンタリー執筆:応用編
  (2018年1月新刊) 

  永淵 閑 Kan S. Nagafuchi 著

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  ■電子書籍: \1,500 (消費税別)
   2018年1月19日初版発行 →アマゾンでの購入はこちら

  ■POD書籍: \2,200 (消費税別)/(A5判カラー232頁 ISBN978-4-907875-62-6)
   2018年1月15日初版発行 →アマゾンでの購入はこち
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 ◎本書について
 IB(国際バカロレア)の基本ルールに則った小論文やエッセイ、コメンタリーについて授業メモを通じて解説した文章作法本。

 
IBとは、International Baccalaureate:国際バカロレアの略称、1968年から今日までに世界中に普及し大多数の国や地域で実施されている、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。本書は、IBの基本ルールに則った小論文やエッセイ、コメンタリー(解説)を学んでいる生徒たちの推敲ドラフトと著者の詳細な添削の実物、そしてファイナルドラフト、さらに役に立つ脱線話などを掲載した文章法、ライティング技法を学ぶための参考教科書。IB教育を高く評価する著者が、知的・文化的・社会的な日本のリーダー、さらには世界のリーダーを担う人材を育てるために行った授業メモの実録。中・高・大の国語授業・文学授業にも役立つ副読本。

著者紹介
永淵 閑(ながふち かん)
オーストラリアのシドニー在住。東京生まれ、東京学芸大学卒業。主たる仕事はモノカキ。シドニーの大学でライティングを主にした日本語学科元教員。現在、IB授業をシドニーのハイスクールで受け持ち、さらに、IB生のための「IB External Online Class」と、ライティングを勉強したい方の「K式小論文ライティングクラス」を、スカイプを使ったオンラインで開設している。著書:『インドを這う』(立風書房)、『サハラを這う』(立風書房)、『イベリア夢街道』(山手書房新社)、『セミリタイアのすすめ』(文香社)、『「哲学する!」練習帳』(文香社)。以下、知玄舎より発行。『国際バカロレアと点才教育(改題・新訂版)』、『シドニー人間紀行――6人6話の光と影』、『タスマニア「般若心経」思索紀行』、『Zen悟り考 「シドニー無常風」、「インナー紀行」、「悟りと悟る」』、『オテントサマの神話』(シリーズ本)、『シドニー無分別庵便り』(シリーズ本)がある。専門は、鈴木大拙の禅哲学の「悟りとはなんぞや」を基盤に、そこから発展させたフィクション、ノンフィクションの執筆。


◎――――――目次

はじめに――編集室より
第1巻
1:第1回の最優秀コメンタリー[IB生:かっぱ]――宮沢賢治著『どんぐりと山猫』ドラフト 1-9
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト1――IB生:かっぱ
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト2
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト3 
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト4
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト5
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト6
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト7
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト8
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト9
2:Final Draft
『どんぐりと山猫』宮沢賢治著 ドラフト10:最終原稿(4584字)
3:IB生の執筆所感・保護者の読後所感
IB生かっぱさんの執筆所感
かっぱさんの保護者の読後所感
4:IB教員の所感
5:脱線話1――本シリーズ発行の動機
IB Self-taught学生からのHelpメール
IB 授業とは
挽回(Catch up)授業について
IB Language A: Literature Guideは学生には見せない
第2巻
1: 第2回の最優秀コメンタリー[IB生:Sena]――フランツ・カフカ著『変身』 Final Draft
2: Kanは哲学する!――1:点才教育
3:IBの基本理念・学習者像――1:考える人Thinkers
4:K式ライティング日本語文法――1:作文と論文の差異
A:作文と論文
5:困った学校・困った教員――1:サハラの泳げない水泳教員
第3巻
1:第3回の最優秀コメンタリー[IB生:建]――宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』ドラフト 1-8
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト1
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト2
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト3
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト4
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト5
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト6
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト7
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著 ドラフト8
2:Final Draft 4850字
3:IB生・建さんの執筆所感
4:IB教員の所感
本は外に出た脳
5: 脱線話――2 登場人物の名前の由来
第4巻
1: 第4回の最優秀コメンタリー[IB生:Sena]――宮沢賢治著『注文の多い料理店』Final Draft 4850字
2:Kanの所感
3: K式ライティング日本語文法――2:伝統的書式と現代的書式
A:伝統的論文書式 Traditional Academic Writing Method(例)
B:現代的論文書式 Modern Academic Writing Method(例)
4: Kanは哲学する!――2:イヌでも分かる文章
5: IBの基本理念・学習者像――2:探求する人 Inquirers
6: 困った学校・困った教員――2:四文字熟語・漢字検定試験とAI
第5巻
1:第5回の最優秀コメンタリー[IB生:バカボンあほきゅう]――有吉佐和子著『恍惚の人』ドラフト 1-9
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト1
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト2
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト3
コメンタリー『恍惚の人』 ドラフト4
コメンタリー『恍惚の人』 ドラフト5
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト6
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト7
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト8
コメンタリー『恍惚の人』ドラフト9
2: Final Draft 5147字――『恍惚の人』ドラフト10
3:IB教員の所感
4:脱線話3――本のタイトルについて考える
第6巻
1: 第6回の最優秀コメンタリー[IB生:Sena]――宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』Final Draft 5829字
2:担当教員の所感
3: K式ライティング日本語文法――レポートとエッセイとコメンタリーの違い
A:レポート Report(報告書)
B:エッセイ Essay(小論文・試論)
C:コメンタリー Commentary(解説文・評論)
4:Kanは哲学する!――読んで考える・書いて考える
5:IBの基本理念・学習者像――知的な人
6:脱線話――100年後のニホンジン
オンラインスクール
1: IB日本語DP――言語A:文学 External Online Class(兼Self-taught Class)
2月生クラス(南半球)・8月生クラス(北半球)
2: K式小論文ライティングクラス――IB現役生(補習)、IB教員志望者、海外留学生、帰国子女生、大学生・大学院生ほか
謝辞
献詞


はじめに――編集室より
  
IBとは、International Baccalaureate:国際バカロレアの略称で、1968年から今日までに世界中に普及し大多数の国や地域で実施されている、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムのことです。
  
著者は、IB教育を高く評価しており、またIB生を、これからの、知的・文化的・社会的な、日本のリーダー、そして世界のリーダーを担う人材だと考えています。そのため、少しでもお役に立てればと、授業備忘録を読者に分かりやすい体裁・内容に書き直し、電子書籍で、ついでPOD(Print On Demand印刷本)で順次、出版することにしました。
  
本書POD版は、既刊の電子書籍『IB 国際バカロレア教員授業ノート』(編集室K)の1-6巻を合本し、推敲し、印刷本として発行するものです。電子書籍の1巻から6巻までの奇数巻には、著者が担当したIB生の推敲ドラフトと、著者による詳細な添削の実物、加えるにファイナルドラフト、さらに役に立つ脱線話などを載せています(第1巻は緊急出版のため、特別編成)。偶数巻には、IB生のファイナルドラフトに加えて、K式ライティング日本語文法、ライティングの元になる理念・哲学、さらに、ライティング執筆の土台となる関連知識、などを載せています。毎回載せていくIB生のドラフトは、その時点での最優秀ドラフトを選んでいます。
  
さらに、本書巻末では、スカイプによるオンラインクラス「IB External Online Class」(兼Self-taught Class)のご案内もついております。世界中にお住いの日本人IB生で、学校にIBの日本語教員がおらず、Onlineでしか日本語を勉強できない方には朗報です。ご興味のある方はご覧になってください。あるいは、通っているハイスクールの日本語授業に不満足である、というような方は、ご遠慮なくお問合せください。だれでも、どこでも、オンラインでIB・DPの日本語授業が受けられます。
  
また、スカイプによる「小論文オンラインクラス」のご案内もついております。このクラスでは、現役のIB生の補習として、また、IB生以外でも、IB教員志望者、日本語教員志望者、海外留学生、帰国子女生、中・高・大学生、大学院生、作文・論文指導の教員、公務員、会社員、本の出版希望者、リタイアした方、などにもお役に立つ内容です。このクラスでは、コメンタリー執筆、エッセイ執筆、小論文執筆、卒論執筆、レポート執筆、企画書・報告書執筆、本執筆(小説やエッセイや論文ほか)などで、ライティングの基礎を勉強したい方々へ、著者が独自に作り上げた「K式ライティング」で授業を行ないます。これは大変お役に立つ内容のものとおもいます。10歳以上100歳までが対象です。
  
なお、本書は永淵閑著『国際バカロレアと点才教育』(知玄舎)に続いて、IBとライティングについての第2弾図書の発行です。IB生だけでなく、ライティングに困っている多くの日本人に役だつ内容です。中・高・大の国語授業・文学授業の副読本としても使えます。大いに活用されることを望んでいます。
(編集子)


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