モーツァルト音律療法3  (2022年4月新刊)

   ――音の子育て・胎教、児童・英語教育

   篠原 佳年 著

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 ◎本書について
 モーツァルトの音楽を聞くことで胎教を行い、安全な出産を促した体験談を中心にまとめた聴覚療法の書。

モーツァルト音律療法は、人の耳・聴覚に働きかける特別なプログラムによって、人の心と身体を自然に改善させる効果がある聴覚療法。この効果は、成人はもちろん高齢者でも子どもでも、さらに胎児にも及ぶことで知られいる。本書は、その効果の中から、胎教や乳幼児、児童を対象に行われた事例の体験を集めたもの。モーツァルト音律療法は、フランスの耳鼻咽喉科の医師であり、発明家として知られるアルフレッド・トマティス博士(1920-2001)が開発し実用化した聴覚改善システムのことで、人間はもとより動植物にまで効果を及ぼす「トマティス効果」として世界中に知られている。日本では、日本語に特化している日本人の耳を、モーツァルトの音楽を特殊フィルター音で聞くだけで、英語がスムーズに聞き取れる「英語耳」にできることが話題となったが、それだけでなく、心理面に及ぼす優れた効果に着目した著は、コミュニケーション障害や引きこもりなどの心理的ストレスを改善するためにセンターを開設し、このシステムを普及させてきた経緯がある。本書は、かつてあった普及の一端として行われた、胎教(マタニティーコース)の体験とそれによる安全な分娩、そしてすこやかな乳幼児を育むことにつながった事例を紹介し、トマティス効果の一端を明らかにしたもの。著者による「モーツァルト音律療法」シリーズ3作目。

◎著者紹介
篠原 佳年(しのはら よしとし)
 一九五〇年大分県生まれ。徳島県三好市池田町の小・中・高校で育ち岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。膠原病(主に関節リウマチ)及びアトピー性皮膚炎を中心に治療を行う傍ら、聴覚・栄養療法による様々な病気や障害を治す研究にもとづき、患者が参加する医療を提案。また人間としての気づきやコミュニケーション改善のための講演やセミナーなどの活動を展開している。
 主な著書に、『快癒力』(サンマーク出版)、『幸福力』『奇跡の聴覚セラピー』(PHP研究所)、『人生50歳脱皮論』(講談社)、『いつでも、今がいちばん幸福』(竹内書店新社)、『生死同源』(幻冬舎)、『意識の扉をあけて』(七賢出版)、『病気を治すのはあなた自身』(日新報道)、『病気を治すのは自意識力』『治る人』(青龍社)、『サバイバルモードから抜け出す方法』(ビジネス社)、『治癒力創造』『モーツァルトを聴くだけでみるみる元気になる!若返る!』(主婦の友社)、『絶対成功力』『モーツァルト療法』『絶対モーツァルト法』『愛のモーツァルト法』(マガジンハウス)、『モーツァルトを聴くと超健康になる』『不眠が治る「魔法の音」CDブック』(マキノ出版)、『奇跡の音8000㎐英語聴覚セラピー』『できる人は右耳を使っている』(きこ書房)、『モーツァルトCDブック』(シリーズ、主婦の友社)、『魔法のくすり箱』『ファンタジックゴルフ』(コボリ出版)、『モーツァルトセラピー』『アトピー最新医療』『リウマチが治った 寛解症例続々』(知玄舎)、『[アクテムラ]がコロナ禍を救う! イギリス、そしてアメリカFDAが緊急許可』(快癒ブックス)など多数。


●目次

 まえがき
 再刊にあたって
プロローグ 胎教から英語学習まで…モーツァルト音楽での子育てとは?
◎聴覚を整えるモーツァルトの音楽効果 
◎モーツァルト音律療法は、英会話の学習法?
◎胎児の耳に届く「トマティス・マタニティー」って、どんな胎教?
◎ヘッドフォンで音楽を聞いていれば眠っていてもいいのはなぜ?
◎お産がスムーズになって安産が多いのは、ストレスが軽減するから?
◎トマティス・ベイビーが元気で聡明に育つのは、超高音という栄養のせい?
◎モーツァルト音楽はどうして聴覚改善に効く?
◎英語耳のトレーニングで学習障害や自閉症が改善するのは?
第一章 これが私のトマティス・ベイビー、骨導音モーツァルト胎教の体験集
◎日本ではじめてのトマティス・ベイビー第一号のRちゃん
◎トマティス・ベイビー、トマティス・キッズが大集合
◎ぐっすり眠っていても効果バツグン、六か月でハイハイとつかまり立ちの元気印のDくん
◎ただ音を聞いているだけで、お腹の赤ちゃんとの一体感が……
◎踊りも歌も上手、いろんなことに興味津々のMちゃん
◎起こされるまで気づかないほど熟睡……感情が豊かで意思がしっかりしているLちゃん
◎陣痛の苦しみがなかったほどの安産……小さいのに賢い判断をするNちゃん
◎上の子も下の子も、そして母親の自分もストレスが晴れて元気ハツラツ
◎リラックスできて超安産、クラシック音楽にすぐに反応したMちゃん
◎その日産まれたなかで一番の安産、お母さんのことがちゃんとわかる穏やかな赤ちゃん
◎胎教の時に聞いたモーツァルトの音楽に産まれて数日後に反応を示した赤ちゃんの感動
第二章 モーツァルト音律療法・マタニティーコースの水中聴覚とは?
◎赤ちゃんは何を感じてる?
◎お母さんの胎内で聞く声はイルカの声に似ている?
◎お母さんの胎内は水中聴覚の世界
◎お母さんの背骨を伝ってくる胎内宇宙の高周波?
◎胎児の耳、八〇〇〇ヘルツ超の音と胎内回帰
◎明るく上昇する音声誕生のプロセス
◎胎内の赤ちゃんは、生を受けたその時から音を聞いている
◎モーツァルトはこころと細胞組織の栄養?
◎植物にも効くモーツァルトだから胎教にもいい?
◎胎内の赤ちゃんにモーツァルトは聞こえる?
◎ほんとうに赤ちゃんの耳に届く? モーツァルト音律療法・マタニティーコース
◎胎内の羊水のなかは八〇〇〇ヘルツ超の音世界?
◎コマクで感じるのが気導音で身体で感じるのが骨導音
◎羊水に浸かっている胎児の耳は水中聴覚で音を聞いている?
◎赤ちゃんが聞いているのはお母さんのしゃべる声
◎胎内で聞いたお母さんの声によく似ているイルカの鳴き声
◎海のなかでは、超高音がたくさん飛び交っている
◎再びイルカ療法、音が生命進化のふるさとに戻る時
◎海とイルカの体験、自閉症(耳閉症)が治るわけ
◎耳の胎内回帰に気づいたトマティス博士
◎胎内の聴覚を呼び起こす骨導ヘッドフォンの効果
◎胎教に絶大な効果? 骨導ヘッドフォンでのレクチュール
◎トマティス胎教で著しく成長する? 自然には起こりえない胎児の耳環境
第三章 子供だからこそ必要な聴覚教育の提案
◎英語耳トレーニングのすすめ、トマティス博士は耳鼻咽喉科のお医者さん
◎聞き方と話し方を変えることができる魔法の装置
◎トマティス博士が発見した人間の耳の微妙な構造、耳の四つのはたらき
◎人間の耳の機能を再現する電子耳という魔法のようなものすごい機械
◎スペインで博士自身が体験した民族のことばと生活習慣の関係
◎電子耳のパスバンド効果がベテランの通訳者によって証明された時
◎フランスでの英語教育でみごとに効果を実証したモーツァルト音律療法
◎幼児から高齢者まで効果があるのは聴覚を調整する内耳の微小な筋肉に作用するから
◎登校障害がみるみる改善した小学生のトレーニング体験実例
◎学習障害の傾向があると診断されたが音のカーテンがとれてすっきり改善した体験実例
◎親子トレーニングで相乗効果が現れたコミュニケーション障害克服の体験実例
◎学習障害にも関係がある耳の選別力を失った自閉症
◎アタマが悪いのではなくてただ耳がすこしだけ聞こえないだけ
◎言語のパスバンドと音のカーテン=こころのパスバンド
◎子供の教育にとってとっても大事な聴覚教育の提案
◎表現力、記憶力、学習力を高めるには耳の成長が止まる十一歳までに
◎トマティスの英語耳トレーニングは子供の潜在能力まで開花させる聴覚教育
 あとがき


 まえがき
 
 わたしがモーツァルト音律療法を導入したのは、一九九七年のことでした。英会話の聞き取りを改善する優れたシステムとして日本に知られるようになったのは、さらにその数年前からでした。モーツァルト音律療法は、フランス人のアルフレッド・トマティス博士が一九五〇年代に発表したトマティス効果(トマティス博士独自の聴覚理論)をメソッド化したもの(トマティス・メソッド)です。これによってだれもが、自分の聴覚をリフレッシュすることができるようになりました。
 モーツァルト音律療法は、日本語の音声の特徴に慣れた日本人の耳(英語の肝腎な音を聞き取ることが苦手)を、英語をスムーズに聞き取ることができる「英語耳」に変えてしまう画期的な効果がありました。そればかりか、意識や頭脳、感情、感覚、姿勢、身体のバランス感覚、リズム感などに対しても、大きく変えてしまうほどの影響力があることを確信しました。
 医師としてのわたしが関心を持ったのは、そんなところだったのです。
 事実、モーツァルト音律療法には、人間が聴覚を使って生きているかぎり、成人はもちろん、胎児にも乳幼児にも、子供から高齢者に至るまで効果を及ぼすことが分かりました。しかもそれは、じつに簡単な方法でした。クライアントは、ただヘッドフォンで音を聞いているだけでいいのですから。たったそれだけのトレーニングで、わたしも含めてトマティスリスニングセンターではこれまでいくつか著しい成果がありました。そして最近、胎教や幼児教育などの子育ての分野で驚くべき成果が続々と寄せられるようになりました。
 なかでも胎教に関する反響にはたいへんに驚いています。胎教は、トレーニングの成果が分かりにくいのではないかと思っていたからです。ところが、体験を一つずつ聞いてみると、トレーニングによって自分の身体に大きな変化を感じたり、ストレスが軽くなったり、すこぶる安産だったなど、共通した効果が報告されました。しかも報告を整理してみると、多くの例が二人目の出産であり、その人々が、トマティス胎教を受けて明らかに違いがあったと言っている事実は、まったく疑いようがないものでした。なによりもそれを知っているのは、全国各地でモーツァルト音律療法を実施しているセンターの担当者の方々です(二〇〇一年当時)。耳だけのトレーニングの影響が、身体にまで目に見えて現れたことを、何度も目の当たりにしてきたのですから。
 本書は、そんな各地トマティスリスニングセンターからの報告と取材(二〇〇一年当時)を中心に、胎教から児童教育までの実際を著しました。もちろん「だれでもこうなる」とは言えません。が、モーツァルト音律療法は、とくに成長過程の子供にとって、極めて重要な意味を持つ画期的な能力開花システムではないかと、密かに期待をふくらませ始めた今日このごろです。
   二〇〇一年秋
著者


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