[異界見聞録 9]体外離脱の冒険者たち

   ――夢と冥界のイリュージョン  (2019年5月新刊)

   西田みどり 著
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  ■電子書籍: \1,200 (消費税別)
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  ■POD書籍: \1,500 (消費税別)/(B6判180頁 ISBN978-4-907875-90-9)
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 ◎本書について
 本書は、体外離脱の体験によって異界への冒険を試みた偉人が伝える物語を集めたもの(カラー写真満載)。

体外離脱とは、身体と「身体」を洋服のようにまとっている「魂」が分離する現象。その最も身近な例が「夢」。意識を失って眠っている次元から、私たちは目覚めによって意識を取り戻します。その睡眠中に、私たちの意識はいったいどこに行っていたのでしょうか。だれもがふつうに経験する夢には、荒唐無稽な断片の記憶だけではなく、現実の問題を解決する示唆に富んだ閃きもありますが、夢を見ている間私たちの意識は、肉体を離れ時空を越えた異界の深層を漂っていたかのようです。目覚めているときにも意識が体から離れる経験をした記録が昔からたくさんあります。芸術家は創作活動の最中、無意識に体外離脱状態である場合があります。体外離脱の経験は、決して特殊な人だけではありません。だれでもが体験する可能性があります。本書はそんな雑多な体外離脱に関する事柄を集めたもの。体外離脱のさまざまな事例は、死後、私たちがどうなるかということのヒントを教えてくれます。

◎著者紹介
西田 みどり(にしだ みどり)
 専門は比較文化、近代日本比較文化史。文学博士。二〇〇六年、「『まこと』と『救世主』――久米邦武の比較文化論」で中外日報社・涙骨賞受賞。著書に『異次元体験アストラルトリップ』(学習研究社)、『サイババ超体験』(徳間書店)、『偉人・天才たちの食卓』(同)、『抱きしめる聖者アマチの奇蹟』(同)、同書改題版『アマチの教え』(知玄舎)、『論理的文章作法』(同)、『〈型〉で書く文章論』(同)、『接続語を使えば、誰でも書ける』(同)、『文章表現のためのワークブック』(同)、『脳トレ文章講座』(同)、『「まこと」と「救世主」――久米邦武の比較文化論』(知玄舎電子書籍)、『[異界見聞録1]なぜ「ベジタリアン?」世界史人の謎――マイケル、レノン、ダ・ヴィンチ、トルストイ、ガンジー・・・!』(同)、『[異界見聞録2]こんなに「粗食だった?」日本史人の謎――空海、賢治、ナオ・王仁三郎、南北、家康、謙信、信玄、海舟・・・!』(同)、『[異界見聞録3]バリの呪術師――イワヤン・シュリアナに会う』(同)、『[異界見聞録6]平田篤胤著「勝五郎再生記聞」現代語超編訳版』等がある。芝浦工業大学、大正大学、学習院大学非常勤講師。佐伯マオのぺンネームで雑誌等で執筆活動。


●目次

 まえがき
 第一章 夢見と開運
◎夢で命を救われたビジネスウーマン
◎巡礼し寺に籠って「夢を待つ」
◎四〇年間夢の記録をつけ続け、夢に指南を仰いでいた明恵上人
◎求道の決意を右耳をそぎ落とすことで表明
◎釈迦十大弟子の阿難の「阿難七夢経」
◎夢で小説のストーリーを教えられた作家
◎予知夢で自分の運命を見る
 第二章 芸術の生まれる場所
◎体外離脱を作品に表現した宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』
◎毎晩体外離脱して異界探索したスウェデンボルグ
◎ヘミングウェイの戦争体験
◎ユングは宇宙空間に飛翔
◎ゲーテの奇妙な体験
◎ゲーテの「美しき魂の告白」
◎研究者がチベット僧に弟子入りして体験
◎画家・横尾忠則の『彼岸に往ける者よ』
◎睡眠中に体外離脱して治療をする少女
◎覚醒時にも自在に体外離脱する女性
 第三章 死と体外離脱
◎ナイフで刺された瞬間に体外離脱
◎交通事故にあったとき
◎「死にゆく状態の解明」に光を当てた医師エリザベス・キューブラー・ロス
◎アカシック・レコードを見る
◎溺れかけたときのこと
◎狙撃された瞬間
◎心臓発作の離脱体験
◎昏睡から生還したとき
◎三つの共通点
◎死を神様から知らされていた子ども
◎溺死から生還した子ども
◎子どもは死ぬ時期を知っている
◎死ぬ瞬間への問いかけ
◎子どもとの一問一答
◎死は移行
 第四章 山の異界に飛翔する
◎民族・文化の違いが体外離脱体験を規制する
◎小さな壺の中に入る薬売り
◎白山での錫杖の音
◎毎日天狗の山に通った寅吉
◎平田篤胤の寅吉への関心
◎寅吉(嘉津間)との一問一答
 【コラム──寅吉が壺に入って飛んで行った岩間山では今も天狗様が働いている】
◎秋葉山の天狗界に行った沢井才一郎
◎天狗界へ入る準備
◎才一郎が語る天狗界の諸相
◎才一郎の「昇天」
◎神仙界に行った宮司・宮地堅磐
◎堅磐の記録による幽冥界
 第五章 日本霊学に伝わる技法
◎三田光一の体外離脱のシステム
◎「精神旅行」の実践法
 〔実践に適した時間と全体的な注意事項〕
 〔調身法〕
 〔調息法〕
 〔胆錬呼吸法〕
 〔神呼吸法〕
◎精神統一とは何か
◎精神統一と「精神旅行」の実践法
◎三田光一の「精神旅行」実践例
◎「精神旅行」の実践例
◎本田親徳の「鎮魂法」
◎「鎮魂法」の実践法
 〔まず「鎮魂の石」を見つけること〕
 〔七つの心構え〕
 〔鎮魂法の実践法〕
◎出口王仁三郎の鎮魂法
 〔本田親徳が重要視する注意点〕
 あとがき


 まえがき
 
 本書は体外離脱を中心とした冒険物語を集めたものである。
 なぜ「冒険」なのか。
 月への旅が冒険であるように、異界への旅も冒険だからだ。月に降り立つよりも冒険の度合いは高いといっていい。
 体外離脱とは、身体と、「身体」を洋服のようにまとっている「魂」が分かれてしまう現象だ。その最も身近な例が「夢」である。私たちは毎夜毎夜、意識を失う。「眠る」からだ。眠っている間、まったく意識はない。目覚めたら意識が戻ってくる。その間、いったい意識はどこに行っているのだろうか。
 人間が生きていくうえで、なぜ眠りが必要なのかは科学的に解明されておらず、わかっているのは、眠らないと死んでしまうということだけだ。
 眠っている間の記憶の断片が夢である。荒唐無稽なことだけが記憶されている場合もあれば、「明晰夢」と呼ばれる記憶が鮮明な夢もある。夢の中で、ずっと気になっていた問題の答えがわかったり、芸術家であれば作品のイメージがそのまま出てきたりする。
 目覚めているときに起こる体外離脱もある。激しい暴力にさらされるなど危機的状況に襲われたとき、体外離脱する。あるいは体外離脱した知人(の魂)を見かけることもある。この場合、知人(の魂)のほうからは見られていることがわからない。さらには体外離脱を意思的に起こさせる技法もある。
 本書はそんな雑多な体外離脱に関する事柄を集めたものだ。名前の知られている人の体験は、その人が書いた本や対談などで体験を吐露しているものをピックアップした。普通の人の体験は、私が直接聴いたものである。インタビューしているときに出てきたものもあるし、雑談の中で「そういえば‥‥」と思い出されたものもある。また研究書からの引用もある。調べていてわかったのは「とにかくたくさんある」ということだ。こうしたことから推測すると、体外離脱は誰にでも起こりうるものだという気もする。
 「眠り」は目が覚めると意識が戻ってくるが、意識が戻らない「眠り」もある。「死」である。脱ぎ捨てた「身体」はそのまま土へ還る。では「魂」は、そのあと、どこにいくのだろうか。
 体外離脱のさまざまな事例は、死後、私たちがどうなるかということのヒントを教えてくれる。そこが、このテーマの最も意義ある部分だと私は考えている。


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