ヨガ・動禅ひびき身体法    (2018年10月新刊)    
――治療者の心得と施術習得の基本
永井 幹人 著 
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■電子書籍: \800 (消費税別)
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POD書籍: \1,300 (消費税別)/(A5判カラー134頁 ISBN978-4-907875-63-3)
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ヨガの教えと精神を基盤に心身の健康と治療のあり方を解説した指圧・マンサージ習得のための基本書(写真・図版カラー表示)。

本書は、ヨガの教えと精神を基盤に心身の健康と治療のあり方の追求に生涯を貫いた、沖ヨガの継承者でもあった著者が、生前に書き遺し未出版であった原稿の初出。ヨガと動禅との関係、ツボとは何か、ひびき法、手当て、陰陽五行、虚と実、四大基本手技はなにか、骨格診断と気の流し方など、著者が治療家として獲得した骨ひびき法や手技等の理論と技法を具体的に解説してまとめた、指圧・マンサージ習得のための基本書。解説図版や写真はわかりやすいカラー表示。身体を健康に保つヨガに裏づけられた東洋思想や陰陽五行の理論をも展開。

◎著者プロフィール
 永井 幹人(ながい みきと):1947年広島県呉市生まれ。日本大学法学部卒業。関西にて鍼・灸・指圧の資格を取得。1972年沖ヨガ道場入門、1973年ヨガ道場の、常駐スタッフになる。1974年青年海外協力隊の一員として、エチオピアに赴任。天然痘監視員として2年間従事。帰国後、再度スタッフになる。ヨガの導師に随行して国内及びヨーロッパ・オーストラリア各地でヨガの指導をさせていただく。沖ヨガ修道場では改造班の責任者として主に鍼・灸・指圧・吸圧療法・電気療法・個人修正法・呼吸法・ヨガ訓練法・断食法などを述べ10万人以上に指導させて戴く。1991年、びわの温熱療法(長谷部南宗先生)につき、常駐スタッフとして2年半学ぶ。この期間は癌患者を中心に指導をさせていただく。1993年、東京、吉祥寺に指圧・びわ温熱治療院を開く。この間、140名の動禅式療術師を養成。2008年、武蔵小金井に規模を収縮して研究を中心とした動禅式療法(ひびき療法研究会を主宰)を継続し新たなる活動を展開する。誰もが簡単にでき、施術者自身の指にやさしく、健康になり、受けられる人が楽になられる、手技療法を開発。NPO沖ヨガ協会会員。2018年8月19日逝去。享年71歳。著書に『骨ゆらし健康法』(日貿出版社)、『アサンス指圧』、『永井流・動禅指圧法』、死の直前に出版された『ヨガα骨ひびき健康法』(以上知玄舎)がある。

■目 次

 はじめに
第1章 動禅とは何か
1.ヨガの学びの2段階に動禅(アサンス・ポーズ)の教え
2.動禅は日常動作の一挙手一投足を禅の境地で行う
3.動禅の日常動作――自分の健康は自分で心身の内なる声を聴く
第2章 ツボは移動する
1.ツボとは何か(線路が経絡・駅はツボ)
2.ツボは移動する
3.ツボとは――経絡という考えはヨガの教えにも存在する
4.ツボは移動する――ツボは「ひびき(振動波=音)・手と眼で探す」
第3章 動禅式ひびき法は自他共に健康になる手技療法
第4章 動禅式療術師養成コースを始めた理由
1.教えることが学びの基本
2.「手当て」と「ひびき」と「祈り」
第5章 動禅式ひびき法の実際
1.動禅式ひびき法とは
2.半動半休の動作
3.動禅式ひびき法の足構えと手技
第6章 諸道諸芸のコツは腰にあり、無の境地で行う
1.諸道諸芸のコツは動禅で行う
2.古代航路は北極星を羅針盤に世界を周る
第7章 動禅式ひびき法による症例報告
1.積極的・肯定的・ありがたがる生き方が病気改善の早道、みずからの腰痛症状を緩和する
2.動禅式ひびき法
3.聴診器の歴史と動禅式ひびき法の発見
4.動禅2分の1法(なんでも半分半分のすすめ)
5.自己発見の旅・貴方だけの動禅ひびき体操
第8章 陰陽五行
1.東洋思想の陰陽五行のなりたち
2.陰陽対比表
3.陰陽五行表
4.手技療法における陰陽虚実の考え方
5.従来の手技療法は虚実のバランスをとる
6.動禅ひびき療法は虚実のバランスをとる
7.5色(青・赤・黄・白・黒)は語る
8.5色ラインの性質
9.ヨガの学びプラナヤマ
第9章 動禅式ひびき法の診断法
1.診断と筆のおきどころ(おわるタイミング)
2.ゆがみを正して施術をおこなう
第10章 気とは生命エネルギー――気の流しかた(はじめとおわりに行う)
1.気の流しかた
2.実習のポイント
第11章 施術の手順と診断法
1.従来の施術法と動禅ひびき法の手順の違い
2.診断即治療に必要な学び
第12章 健康の秘訣
1.三段階体内掃除法
2.快の原則・生命の喜ぶ生き方
3.笑いと踊りは古代より幸せをもたらす健康の秘訣
第13章 動禅式ひびき法による症例報告
1.症例:右肩甲骨激痛と全身のだるさ
2.症例:ぎっくり腰
3.症例:急性膀胱炎症状
4.症例:首筋と右肩関節の激痛
5.受講生の報告
第14章 動禅ひびき法四大基本手技
1.四大手技――基本法
2.四大手技――軽擦法
第15章 骨あそび(骨格診断法=軽擦法で骨の形をさぐる)
1.骨格診断の方法
2.実習のポイント――手の平・指が体に馴染むようになると良い。
3.骨遊びの実感の仕方(初心者に大切な訓練)
第16章 気の流し方の実践
1.気を流す立ち方
2.うつ伏せ
3.仰向け
 あとがきにかえて――著者・永井幹人プロフィール

 はじめに
 
 本書は、ヨガの教えと精神を基盤に心身の健康と治療のあり方の追求に生涯を貫いた、沖ヨガの継承者でもあった著者が、生前に書き遺し未出版であった原稿の初出となります。
 著者の永井幹人師は、1947年広島県呉市生まれの鍼・灸・指圧の達人として活躍をされてこられましたが、『ヨガα骨ひびき健康法』2018(平成30)年8月8日初版を上梓(知玄舎)して間もない19日に急逝されました。故著者が身体の治療法として最期に伝えたのは骨ひびきの技法でした。最期の出版物となった先の書とは別に、著者が沖ヨガを踏まえ動禅(アサンス)から骨ひびき療法に至るまでの言葉では伝えにくい身体治療法の基本とそのプロセスをまとめた原稿がありました。それを生前の著者から先の書に続いて出版する意向を承り原稿をお預かりしておりましたが、ようやくいまここに出版に至りました。残念なことに著者の生前に間に合いませんでした。出版につきご同意をいただきましたご遺族の方々に御礼申しあげますとともに、本書を、著者、永井幹人師の御魂に捧げます。合掌。
知玄舎 小堀英一


 あとがきにかえて――著者・永井幹人プロフィール
 
 昭和22年1月、広島県呉市生まれ。日本大学法学部法律学科卒業。学生時代、自転車で日本一周(半年の旅)。関西で按摩の仕事をしながら、鍼・灸・指圧の資格を同年取得。昭和47年8月沖ヨガ道場入門、昭和48年4月ヨガ道場の、常駐スタッフになる。昭和49年8月青年海外協力隊の一員として、エチオピアに赴任。天然痘監視員として2年間従事する。帰国後、再度スタッフになる。ヨガの導師に随行して国内及びヨーロッパ・オーストラリア各地でヨガの指導をさせていただく。

 ヨガ道場は合宿制で訓練し、特に「誰もが見捨てたような、難病者を救済する」をモットーに掲げていたので、多くの難病者が訪れ、改善された人も多かった。多いときは1日200人が研修。改造班の責任者として主に鍼・灸・指圧・吸圧療法・電気療法・個人修正法・呼吸法・ヨガ訓練法・断食法などを述べ10万人以上に指導させて戴く。平成2年沖ヨガ道場を離れる。人生、多いに悩み、喜ぶ、生活の中、浮き沈みの激しい生き方を受け入れる大切さを感じるもまだまだ、とても難しい状況であった。
 平成3年7月、びわの温熱療法(長谷部南宗先生)につき、常駐スタッフとして2年半学ぶ。この期間は癌患者を中心に指導をさせていただく。
 平成5年9月、東京、吉祥寺に指圧・びわ温熱治療院を開く。
 多くの皆様から熱い声援と「是非とも指圧を教えてほしい」という熱意あふれるお言葉の数々に共感し、平成10年より「吉祥寺指圧スクール」を主宰。その間、教科書が必要となり、平成11年1月『動禅指圧法』、平成12年11月『アサンス指圧法』(共に知玄舎)より出版。平成19年4月『動禅式療法入門コース』を出版。
 東洋医学、特に鍼・灸では、病人に対して「虚」(ゆるい部分)を中心にした手技療法「痛くない、心地よい、気持ちよい、楽になる」を確立。そのため、指にやさしい手技となり、しかも真にソフトにマイルドによく効く療法となる。この間、140名の動禅式療術師を養成。
 平成20年3月武蔵小金井に規模を収縮して研究を中心とした動禅式療法(ひびき療法研究会を主宰)を継続し新たなる活動を展開する。平成22年10月、名古屋の冥想道場での講習会を指導直後、「ひびき療法の原理・手、足、頭部の末端に微振動が行き渡る時、古代人が航路を渡る時、北極星を羅針盤にした如く、全身の細胞活性、血液循環促進、静脈・リンパが機能する指針に末端の微振動を与える事を北極星と命名」という発想が閃き、従来の症状に手当を試み、ひびき点を探し(ツボの発見)部分を整え、同時に北極星を羅針盤とすることで、部分と全体を整え、歪みを修正する「誰もが簡単にでき、施術者自身の指にやさしく、健康になり、受けられる人が楽になられる手技療法」を開発。なんでも半分半分の理念を2分の1度法と命名。この2分の1度法は運動法であり、体の柔軟性、可動域を高めるので虚弱な人のみならず、スポーツをする人にも喜ばれている。平成23年3月6日特定非営利活動法人国際総合ヨガ協会正会員に所属。平成24年『骨ゆらし健康法』(日貿出版社)出版。NPO沖ヨガ協会会員。――(以下は編集者追記)平成30年『ヨガα骨ひびき健康法』平成30年8月8日出版を最期に同月19日、逝去。享年71歳。ご冥福をお祈りいたします。


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