アマミオオシマ

 ――セレンディピティを楽しむこと:巡礼と鎮魂  (2023年8月新刊)


    Marcionの匣(マルキオンノハコ) 編著

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  ■書店販売書籍: 880 (税込/A5判フルカラー128頁 ISBN978-4-434-32592-2
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 ◎本書について
  日本のなかの亜熱帯、奄美大島の知られざる文化と秘境を巡礼と鎮魂を交えて探訪したカラー写真満載の旅行記。

日本各地の神社仏閣を巡る旅をしているグループ[Marcionの匣]が、初夏の訪れまもない日本のなかの亜熱帯、奄美大島の知られざる文化と秘境を探訪した記録。江戸時代の薩摩藩の支配、戦後のアメリカ軍の支配を経験した島の歴史と文化風習に息づく、島に生きるたくましい人々との出会い――教会での洗礼やノロ神様とユタ神様の存在、シマ唄の伝統とゲイバーママの生きざま。奄美大島で有名な守り神としてのハブの生態、ハンセン病者の負の歴史を伝える国立療養所、奄美を愛した日本のゴーギャンとして知られる田中一村への想いなど、通常の旅では体験できない巡礼と鎮魂によって奄美大島の文化と秘境を伝える旅行記。カラー写真満載。

 

◇編著者プロフィール
Marcionの匣(マルキオンのはこ)
 「マルキオンの匣」は、日本各地の神社仏閣を巡る旅をしながら、おいしいものを食べ歩きしようというグループです。「マルキオン」とは2世紀ごろに活躍した宗教者の名前で、当時のキリスト教的なイエスの解釈に異を唱えた人物です。私たちも、ただ楽しむだけではなく、現在の神社仏閣のあり方や、日本を支えて亡くなった方たちへの鎮魂に対して、ささやかながら異を唱えてこの匣のなかに入れていきます。なぜ「箱」ではなく「匣」なのか。匣とは蓋のある小箱で亀の甲のように隠すという意味があります。神社仏閣は神聖なようでいて実は虐殺された魂を鎮めるものでもあるという隠された歴史もあります。歴史を深堀りし、現在の繁栄の礎になられた方々に感謝を捧げたい。おいしいもののウラには先人の涙があるかもしれません。それを味わい尽くしたいと願うグループです。


●目次

PROLOGUE 日本のなかの亜熱帯——奄美大島
◎――黒潮の通り道、温暖湿潤な気候の群島
◎――奄美大島への行き方は、飛行機かフェリー
Chapter1 奄美大島――2回も植民地になった島
◎――旅のテーマは「セレンディピティを楽しむこと」と「巡礼と鎮魂」
◎――江戸時代――薩摩藩に支配され奴隷労働をさせられた
◎――昭和時代――第二次大戦後、アメリカに占領統治された
Chapter2 羽田航空神社で旅の安全祈願
◎――始まりはお参りから「羽田航空神社」にお参り
◎――梅雨入りしたのに、奄美は晴れていた!! 
◎――奄美には電車はありません
◎――タクシーは「観光タクシー」として使うのがオススメ
◎――レンタカーはアメ車を3台
Chapter3 奄美の自然――手広海岸はサーファー聖地
◎――干潮時には川が現れるドラマチックな海岸
◎――「ああああ、ハートロックは海のなかだ!!」
Chapter4 奄美の教会はフレンドリー
◎――奄美はスピリチュアルな島
◎――教会で「身代わり洗礼」を体験
◎――宗教体験は言語化できない
◎――ノロ神様とユタ神様
◎――目をぎゅっと閉じると、答えが見えてくる
◎――ユタのところに持っていくもの――塩とお酒
Chapter5 居酒屋でシマ唄ライブを堪能
◎――直会はシマ唄居酒屋
Chapter6 国立療養所で鎮魂の祈りを捧げる
◎――「国立療養所 奄美和光園」を訪問
◎――実は実態はぜんぜん違う――もちろん園によるが
Chapter7 亜熱帯特有のマングローブでカヌー下り
◎――マングローブとは海水と淡水が混じり合う地域に広がる植物群(森)
◎――一人乗りカヌーで四苦八苦
Chapter8 ハブは奄美の守り神
◎――奄美観光ハブセンターでハブを見る
◎――「ハブ狩り」と「ハブアタリ」が集落の結束を強くした
◎――ハブとマングースの壮絶な戦いを見る(ただしDVD)
◎――ハブラーメンを食べてみた
◎――ゲイバー「OH! かま BAR」で、Kママとおしゃべり
◎――三人の軍人さんに頼られた話
Chapter9 リベンジのハートロックへレッツゴー
◎――ハブの出そうな熱帯植物のトンネルを通って、海へ
◎――ハートロックがあった!!
Chapter10 田中一村記念美術館
◎――田中一村の東京時代、千葉時代、奄美時代の絵画を展示
◎――一村は新しい展開を求めて奄美に来た
◎――締めくくりは一面のサトウキビ畑で記念撮影
EPILOGUE 新しいあしたに向かって
◎――羽田航空神社に旅のお礼参り
[参考資料]奄美レンタカーMAP・奄美教会MAP


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