幻想から覚醒へ

   ――マイケルと若い友人たちとの対話  (2018年9月新刊)

   マイケル・J・ローズ[著]/大亀 安美[訳]
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  ■電子書籍: \1,000 (消費税別)
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  ■POD書籍: \1,500 (消費税別)/(A5判186頁 ISBN978-4-907875-78-7)
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 ◎本書について
  幻想から覚醒へ、つまり真実へと至るにはどのような内なる成長を遂げていくかを、物語として追体験できる書。

誰もが毎日体験している世界を本当のものと思い込んでいます。が、それは実は真実ではなく幻想であると、著者は自らの若きころの体験を通じて物語っています。「幻想を生きている人々は、人生の筋書きを描いてそうなるように頑張るが、それはいつも経済的な安全と成功がベースになる。自分がスピリチュアルな存在であり、生命の一体性を十分にわかっているなら、幻想を生きることとも筋書きどおりに頑張ることもやめて、自分の人生を求めることになるだろう」(本書から)。幻想だと気づかせるのは、著者が常に唱えてきた「無条件の愛」、愛こそは、あなたの人生に変容をもたらし、人生の指針としてあなたを導き、あなたに真の覚醒をもたらす創造のパワーの源。本書は、幻想から覚醒へ、つまり真実へと至るにはどのような内なる成長を遂げていくかについて記されています。豊かな人生、平安な人生、ワクワクする人生をつくり出すにはどうすればいいかについても記されています。著者が魂のメッセージを物語に込めた、2018年の和訳版最新刊です。原著は、「FROM ILLUSION TO ENLIGHTENMENT」 (Copyright 2017 Michael J. Roads)。

◎著者紹介
マイケル・J・ローズ(Michael J. Roads)……1937年、イギリスのケンブリッジシャーの農家に生まれる。若い頃より直線の時間と空間を超えて旅する能力、大いなる自然と深くコミュニケーションする能力があった。49歳のときにスピリチュアルに覚醒する。みずからの経験と、異なる多数の現実と多次元の探求についての著書をこれまでに20冊著す。彼の主な焦点と教えは、大いなる生命の真理、意識の叡智、無条件の愛、無条件の信頼、そして感情のバランスについてである。人々の人生を変える5日間のインテンシブセミナーを五大陸で開催している(2017年現在で26回に及ぶ)。ユーモアにあふれ明快かつ魅力的なセミナーは、素晴らしい構成も手伝って、参加者に深い意識のシフト体験をもたらしている。みずからの深い洞察と豊かな経験から大いなる自然との、そして本当の自己との深い関わりへの道を示し、人々がより広大な真の現実への理解を通して聖なる可能性へとスピリチュアルに目覚めを手伝う現代の神秘家である。


●目次

 日本の読者のみなさまへ
 はじめに
第1章 耳を傾ける
第2章 新しさと同じまま
第3章 人間とは
第4章 無条件の愛
第5章 知識と理解
第6章 信頼のパワー
第7章 与えると受け取る
第8章 タイミング、時間、そして時間のない時間
第9章 言葉の力
第10章 仕事と労働
第11章 恐れと不安
第12章 生のプロセスと死のプロセス
第13章 結 婚
第14章 関 係
第15章 罪と罰
第16章 叡智と知性
第17章 単なる可能性と実現する可能性
第18章 感情の執着から感情のバランスへ
第19章 内なる調和と無条件の受容
第20章 祈りと宗教
第21章 多次元の世界
第22章 叡智、知恵、そして知性
第23章 痛みと苦しみ
第24章 意識の進化
第25章 善と悪、正しいと間違い
第26章 遍在するバランス
第27章 健康についての問いかけ
第28章 思考と感情
第29章 多次元の自然
第30章 覚 醒
終 章
 訳者あとがき


 
 日本の読者のみなさまへ
  
 私たちは誕生の瞬間から幻想にどっぷり浸かっています。私たちの両親は、人生とはこんなもの、こんなものであるのはしかたのないこと、と信じています。私たちの両親の両親もまた幻想を信じ、そのまた両親もまた幻想を信じ……。だから幻想が深くなってしまったのです。それぞれの世代が幻想にはまり、いまや生命の真実や人生のより深い意味がわからなくなってしまいました。
 無条件の愛である創造のパワーは人生の幻想に風穴をあけるという大切な働きをします。愛は感情とみなされていますが違います。愛は創造のパワーです。すべては愛です。世界を創造したのは感情ではなく愛であり、愛は存在そのものです。私たちは愛であり存在なのです。愛は私たちを互いと、自然と、私たちの世界と、私たちの永遠の神性とに結びつけます。
 私は感情のバランスをとり無条件の愛を学ぶことで、人生の広大な真実と本当の自分の真実につながることが私たちに達成可能な最高の贈り物だと知りました。
 本書には、幻想から覚醒へ、つまり真実へと至るにはどのような内なる成長を遂げていくかについて記しました。豊かな人生、平安な人生、ワクワクする人生をつくり出すにはどうすればいいかについても記しています。
 私はこれまでに何度も日本を訪れていますが、日本人の互いへの接し方、敬いあう態度にはいつも感心してしまいます。電車の走行中に車掌が各車両に出入りする際には必ず一礼しますが、文化的な風習でもあるそれは、敬う心を表していると思います。
 ここで日本人のみなさんにひとつ質問があります。みなさんが他の人に対して表す尊敬の気持ちは、自分に対してもありますか? おそらくないでしょう。あなた自身との関係、あなた自身との愛ある関係がいちばん大事な鍵になります。それは人生とあなた自身との関係、健康との関係、豊かさとの関係といったあらゆることとの関係の土台をつくり出しています。
 覚醒は、実はあなたの息よりも近くにあります。魂の目的はいつも成長です。どうぞ、人生を楽しみながら成長してください。

マイケル・J・ローズ