腰痛と仙骨――紙一重のズレの秘密  (2017年8月新刊) 

  岡根 良子 著

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  ■POD書籍: \1,500 (消費税別)/(A5判174頁 ISBN978-4-907875-49-7)
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 ◎本書について
 だれもが悩みになる腰痛や膝痛。その原因は仙骨のズレだった。

 
高齢化社会の問題の一つが医療と健康。歳をとるにしたがってだれもが悩みになる腰痛や膝痛。その原因は生活習慣の積み重ねで起こる仙骨のズレ。仙骨は背骨のさらに下にあって背骨のバランスをとる重要なもので、これがほんのわずか、まさに紙一重のズレが原因で腰痛などが起こるといいます。著者は、この仙骨のズレを輪迦検査法という独自の方法で探り、自分で治す方法を発見。それはとってもカンタン。その方法を本書でお知らせします。

著者紹介
岡根 良子(おかね よしこ)
 昭和7年、石川県生まれ。石川県立小松高等女学校(現在の小松高校)卒業。石川県において、婦人会、美川各種女性団体連絡協議会、バドミントンなどで、40年以上にわたり草の根から、人が活かされる組織作りに携わり、多大の貢献を果たしてきた。レディースバドミントンの世界では、昭和56年の2月に石川県家庭婦人バドミントン連盟理事長就任以来、30年以上にわたり、石川、北信越、全日本の健全な組織作りを推進。石川県の美川町では、テニス、バドミントンの発起人となり、平成三年の石川国体では、バドミントンの美川町誘致に貢献するなど、大きな成果を上げてきた。これまで美川町スポーツ賞(三回)、美川町特別功労賞、文部大臣表彰(湊婦人スポーツクラブ)、石川県家庭婦人バドミントン連盟功労賞、財団法人石川県体育協会功労賞、財団法人日本バドミントン協会研鑽賞、日本レディース連盟功労賞などを受賞。現在、石川県レディースバドミントン連盟会長として活躍している。


目次

 はじめに 2

第一章 腰痛、肘痛――こうしたら消えた 11
◎石川県・穴水町出身力士、遠藤関へのエール 12
◎遠藤関の出身地、能登の穴水町長に宛てた手紙 15
◎遠藤関取(追手風部屋)と梅田謙二先生との関係 17
◎フィギアの女王、浅田真央さんの腰痛 19
◎足湯湊小舞子温泉 20
◎恥骨と尿道の位置の気づき 20
◎山田勝明画伯二紀会会員 22
◎アマンリゾートの奥田さん 24
◎米田潤一さん 24
◎白山市議会議長、小川義昭氏 25
◎大杉昌三さん 27
◎桶田美和子さん 28
◎中手饅頭屋さん 30
◎しおのやクリニック――座骨神経痛にかかる発見 30
◎田中善郎さんとGAISO片山さん 32
◎MKさん 34
◎アマンリゾートで出会った方々 36
◎堀田外志子さん 37
◎長寿大一〇期会 40
◎上田進さん 41
◎TKさん 43
◎刺繍のかがやき 44
◎足湯西野さん 45
◎新田クリーニング 46
◎板倉清子先生 47
◎百津外男(家族)さん 49
◎運転免許証の更新の場所でも 51
第二章 知られざる仙骨のズレと輪迦検査 53
◎潜在意識に聞く方法の中の一つ 54
◎私が治療家の息子から引き継いだもの 55
◎輪迦検査の基本 56
◎輪迦検査ができる理由を考えてみると…… 58
◎輪迦検査の実践 61
◎肘のズレ、腰痛への対処と体の使い方のポイント 62
◎座骨神経痛 66
◎輪迦検査の判断方法 67
◎おすすめの応用方法は食料品 69
◎輪迦検査の注意点 72
◎相性、気分がいい相手とそうでない相手 73
◎気という放射エネルギー 77
◎土地や鉱物から放射しているエネルギー 78
◎知られていない、仙骨の微妙なズレ 80
◎仙骨のズレを矯正する「セルフ尾骨恥骨圧迫法」 84
◎仙骨がズレない、腰痛にならない歩き方 87
◎腰痛の場合のケース 91
◎椎間板ヘルニアの場合 92
◎肩こりは、肘のズレを矯正・・・・超簡単改善法 93
◎輪迦検査法の使い方注意、許容範囲 94

第三章 バドミントンで繋がった縁と活動 99
◎同級生の帰星 100
◎個性の強い者同士 102
◎美川町湊婦人スポーツクラブ 104
◎国体 108
◎白山市ロシア協会前会長、松山外信氏 110
◎澁谷弘利氏とのつながり 112
◎石川県バドミントン連盟との出会い 114
◎設立十周年 115
◎設立二十五周年 116
◎設立三十五周年 118
◎設立四十周年 120
◎文部大臣、馳浩氏 122
◎石丸幹夫先生 123
◎中村勲石川県議会議長 125
◎特殊技能者 127
◎県民大学「博士養成講座」 128

第四章 私の生い立ちと破天荒ロシア旅行 133
◎幼きころの家出 134
◎理不尽な叱り方 135
◎息子の仕事場の不思議 137
◎信念――今、私に何が必要か 138
◎子どもが親を選ぶ 139
◎命名「サシスセソ」の風習 140
◎石川の翼地――ロシアへの架け橋 142
◎ウォンテッドのロシア旅行奇談 143
◎イルクーツクでの晩餐会 146
◎サンクトペテルブルグ――ラッキョウがとりもつ縁 149

第五章 世界を跨いだ岡根直人の功績 151
◎息子、直人がドイツ留学した時のこと 152
◎世界で友人をたくさん作るきっかけとなったドイツ語弁論大会 153
◎語学学習に大切なことは興味や関心を持つこと 157
◎ドイツで気づかされた感覚や意識のちがい 160
◎語学を学ぶときにしておきたい心がまえ 162
◎カンボジアを旅して実感した支援と自立の大切さ 162
◎カンボジアの復興と心の教育 165
◎子どもたちの夢と教育の現状 166
◎活動をとおして学んだこと 167

 おわりに 170


 はじめに
  
 昭和三十九(一九六四)年七月九日、天から授かった息子が誕生しました。幼少期から病弱だった息子が、岡根直人として世界を股にかけ、ドイツ語、英語などの語学を究め、歴史から数学、物理学、化学などの研究に精通し、さらに人体の構造を知悉した類まれな治療家として活躍していた最中、急逝したのは平成二十三(二〇一一)年十一月八日のことでした。享年四十七歳。
 息子の業績は、『英文法たったコレだけ』『できる、かんたん、おもしろい』などの著書(知玄舎)を遺し、母親の私も、子育ての知恵を紹介した拙著『子育て――47年目の贈り物』(知玄舎)で息子の業績の一部を紹介しました。
 それから数年、息子を失った私の胸の痛みも少しずつ癒えるとともに、私は息子が治療家としてやってきた知恵と施術を自然とマスターしていることに気づきました。それは息子から教えられたものもありますが、息子の治療法を元に私が編み出したやり方も生まれました。
 息子、直人が遺した治療法には世の中でほとんど知られていないものがありました。中でも「仙骨」が原因で起こる腰痛などは、解決する方法も簡単で自分でできるものなので、その効果と実績を世のために伝えたいという一心が募り、こうして書を著すこととなりました。息子の遺産を世の中の腰痛や肘痛で苦しむ人の悩みを解消する一助となればという願いからのものです。
 私はこれまでたくさんの方々に仙骨でおきる体の痛みを解消する方法をボランティアで伝えてきました。それがきっかけとなって、すばらしい人の縁がどんどん広がりました。さらにこうしてご縁をいただいたみなさまと共に生きる喜びをいただくとともに、みなさまの真心をいただくことができました。私におつきあいくださりありがとうございます。心から感謝の気持ちをこめて、みなさまとのご縁を本書で著し、ご紹介をさせていただきました。
 改めまして本書でご紹介させていただきましたみなさまに、御礼を申しあげます。



 おわりに
  
 人は自分の都合でいいように解釈するものです。たとえば咳がとまらない時があります。するとたまたま用事があった質問しようとする時、その咳と見て自分を遮ると勘違いすることもあります。
 人とは慧眼こそ必要不可欠と思う時、奇跡を呼び込む言葉があります。何十年もトップで税金を払っている人の重みを感じ取って、私は真似ることにしています。
  
「今日はいいことがある」
  
 明日はありません。今日しかないのです。仏壇に向かって手を合わせ、般若心経を称え、その後に今日はいいことがあると思います。
 六十年前に父が帰星した時は、父のいいなりと、自分では思っていましたが、今にして思うとそうではなかったのです。自分では正しいと勘違いしていたのかもしれません。
 母が認知症になるか、ならないかの瀬戸際に、言葉ははっきりと「良子、人生は無や」と言われ、私は言葉がありませんでした。夜中にふっと目が冴えて、息子からの遺産というタイトルで著作しようと思った時、「仙骨」と閃いたのは、至極当然のことだと意識しました。
 私にはバドミントンしかないと思ったのも本能的なものかも知れません。人の立場はそんなことはどうでもよいかもしれません。私の立場が確立されてこそ、今の立場の意味が生まれます。必要とさてこその立場、これを守らずして何の意味があるでしょうか。人の心は読めません。人の手助けは必要ありません。頑として心に誓ったことです。
  
 最後に本書でご紹介をさせていただきましたみなさまに、心からの御礼を申しあげます。
  
   平成二十九年五月
                                        岡根 良子


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