[ナゼ?伸びる・RM法] ......右脳学習
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四條芳嶽著 四六判232頁 1998年1月16日初版発行 定価1,575円(税込/割引提供)
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教育界に衝撃。わが子の成績がグングン上がるRM法とは、心身をリラックスすることで、人間の心の奥に潜む無限の可能性を引き出す学習法。様々な分野で実績を上げているRM法の実践トレーニング法を紹介。
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ISBN4-907638-02-7 C2037 \1500E
はじめに
ベビーブームの申し子たちが中学生になるころ、空前の塾ブームになりました。一九八〇年頃のことです。
生徒をより多く集めるために、さまざまな募集を工夫する中で、「猛烈特訓」とか「スパルタ」を売り物にする塾が続出しました。教師の未熟さを「猛烈特訓」という衣を着せて合格率を競うような憂うべき傾向が、当時、雨後の筍のように台頭してきた若い塾長達の模範になってしまいました。教育の本質から離れて、学習塾の多くは、「入学試験を突破するための必要悪」と捕えて、日本全国がまるで「スパルタ」教室になった感さえありました。夏休みの四〇日間家庭との連絡も禁じて、二四時間缶詰めにして、睡眠時間四〜五時間で猛烈に教え込む学習塾がマスコミの寵児となり、テレビに雑誌にほとんど毎週報道されるような時代になったのでした。
勉強をする──ということは、本来入学試験を突破するためのテクニックや問題を解くための訓練では無いはずです。しかし、教育の現場でも、同じように捕えている教師が少なくありません。このような流れの中で、子供たちが心から喜びをもって参加でき、しかも、「猛烈」というやり方をしなくとも、楽しんで学びながら大きく伸びる方法を確立したいと考えました。たまたまブルガリアで、ヨガの瞑想とバロック音楽を使って学習効果を飛躍的にあげるというメソッドがあることを知りました。それから数年間、効果的な学習法の研究に没頭し、ついに自分なりの教育法を確立することが出来ました。
頭脳のメカニズムを明らかにし、潜在能力(脳力)を開発するための瞑想、呼吸法、イメージ力、プラスの思考、目標設定などを右脳と左脳を有機的に結ぶことにより、それまで想像も出来なかったような効果的な潜在脳力を開発するプログラムを確立いたしました。それが一九八一年に発表した「RM法」です。八六年にはRM法に基づく「母と子のための右脳勉強法」を出版しました。そしていま、その「母と子のための右脳勉強法」をべースに、現代にマッチするように書き改め、「RM法」という教育法を改めて世に問いたいと思います。
一九九七年十一月
●著者プロフィール
四條芳嶽(しじょう・ほうがく)
昭和6年1月、静岡県清水市に生まれる。昭和28年早稲田大学卒業。16年間の公立中学校教諭を経て、昭和44年、四条教育研究所を創設する。心の教育を求め、昭和56年RM法(リラックスマスター法)を発表して今日に至る。
はじめ超学習のためのプログラムだったRM法は、心を優先する教育理念により進化を遂げ、さまざまな分野で実績を上げている。
1週間たった3時間の指導で、品川区の中学校の生徒が都立高校受験の際、英語が満点の生徒が続出し、教育界に衝撃を与えた。
RM法はNHKをはじめ、マスコミにより、その独自な内容が注目されているが、特に小学生セミナーは、朝日新聞、日本経済新聞、雑誌プレジデントに大きく取り上げられ注目を浴びた。
現在、一般の人達のために、心の世界を広げるためのセミナー「RM法成人セミナー」を主催するほか、主婦の友カルチャーセンター、駿台予備校のカルチャー教室などで講師として活躍している。
著書に「母と子のための右脳勉強法」ビジネス社刊、「イメージ脳力開発法」現代言林刊、「成績がこんなに伸びるRM法のヒミツ」教育メディア刊などがある。