● 『砂漠のパーティ』−−(詩集)
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佐藤忠美著 96ページ 2008年12月1日初版発行 定価1,260円(税込)
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平成の奇才詩人が、
長い年月封印してきた驚きの詩文をいよいよ公開する時がきた。
その天才的表現が露わになった無名作者の名は「佐藤忠美」。
砂漠の真っ只中に、
不遇の生活苦を切り裂くように差し出された一輪の薔薇に象徴される
破天荒の比喩とシュールな言語表現の魔術。
奇才詩人の心象風景は、
巨大な歪みのなかで高精彩な色光を独り放っている。
ここはいかなる既存の想定的介入を許そうとしない。
常識的判断を停止させる、
圧倒的に創造的詩文の世界が虚無を抱えて横たわっている。
そこでは、渇きのなかに怪しくも美しい、
愛という名の潤いが、まさに今、現われ出る瞬間を告げている。
あらゆる、表現する人々に、
ぜひ読んでいただきたい、驚きの詩文芸術。
(出版人一押しの推薦詩集です)
ISBN978-4-434-12560-7 C0092 \1200E
●著者プロフィール
佐藤 忠美 (さとう ただみ)
1960年12月1日、埼玉県に生まれる。
駒沢大学経済学部卒業。青木信用金庫、東京都内コンピュータ会社(財務部)などの勤務を経て、退職後は各種アルバイト業務に従事するなど不遇にもかかわらず、文芸の創作・執筆活動を天性の閃きを得て展開、現在に至る。
目次
序 7
砂漠の雨 9
砂漠T 10
砂漠U 11
砂漠V 12
砂漠W 13
雨に濡れたストロベリィ 14
メジャーのマウンド 21
横山大観の金屏風 24
乳房 26
雨に濡れたストロベリィU 28
雨に濡れたストロベリィV 30
砂漠のパーティ 32
サービス 35
聖なる場所 37
邂逅 39
砂漠の薔薇 42
オヴェールの教会 46
かとうれいこの結婚 47
カルマ 50
スカンジナビア半島 53
ツァトゥストラは灰になる 55
滅びのとき 57
太陽 60
溶けかけた月 63
夏のいちにち 66
朝焼け 69
シャープの神 71
砂漠のマラソンレース 74
雨のローリング・ストーンズ 76
微笑 79
合唱 82
モーツァルトの鎮魂曲 84
セピア色の芸術家 86
伝説のジョージ・フォアマン−メモ− 89
天才を待つ 90
詩人 91
あとがき−女たち− 94