瞑想を力に    (2015年8月新刊)    

  ――ビジネス・パーソンを変える、一回20分の新習慣

  藤井 義彦 著 

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  A5判 175頁 2015年8月8日初版発行 定価:(本体1,200円+税)
  ISBN978-4-434-20821-8 C0034 \1200E 発行:知玄舎/発売:星雲社
  ★電子書籍同時発売(トップページから、各電子書店サイトでご確認ください)
  ★本書は、2003年、東洋経済新報社から『できるビジネスマンは瞑想をする』をベースに、大幅に書き直し書き足した新作です。
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欧米の超巨大企業等が近年、能力向上の有用な手法として盛んに導入している「瞑想」の驚くべき効果を伝える書。

輝く人には秘密があった――近年、個々のストレス低減や能力向上の有用な手法として、欧米の超巨大企業等でも盛んに導入されている瞑想法。この瞑想をいち早く習慣化し、ビジネスパフォーマンスの向上に結びつけてきた筆者が、その魅力とノウハウを自己の経験を踏まえて語る。誰にでもできる1日2回、たった20分瞑想する習慣が、仕事をどれほど成功させるか。人生をどれだけ生き生きと楽しませ、幸福をもたらすか。その驚くべき効果が明らかに。著者の大ヒット作『できるビジネスマンは瞑想する』をベースに、世界中で注目を集めている「瞑想」の効果がもたらす、充実した生き方を提案する人生の指南書。

  
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[著者プロフィール]
 藤井 義彦(ふじい よしひこ)
  
 神戸市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、スタンフォード大学経済学部卒。(株)カネボウにて25年間営業に従事し、その後企画部長、外資系日本法人社長を経て、ガンガー総合研究所(GRI)設立。
 ハーバード・ビジネススクールAMP(高等経営者講座)修了。
 慶應義塾大学院ビジネススクール特別研究教授、西北工業大学客員教授、等を歴任し、多くのビジネス・パーソンの教育に尽力。
 2011年10月、一般社団法人グローバル・リーダーシップ・コーチング協会を設立。
 グローバル化を目指す企業に対し、エグゼクティブコーチング、グローバルリーダー育成を通じて、企業を支援することで社会全体をもっと元気にすることを目標に活動中。
 著書に、『挑戦!ハーバードAMP留学』『ヘッドハンティング』『できるビジネスマンは瞑想をする』『ハーバード流 「第二の人生」の見つけ方』(以上、東洋経済新報社)、『自分を高めるキャリアメーキング講座』『経営者格差 』(以上、PHP研究所)、『仕事で疲れたら、瞑想しよう 』(ソフトバンククリエイティブ)、『頭を「空っぽ」にする技術』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)等、監修に、ジム・バグノーラ著『人生のプロフェッショナル思考』(経済界)がある。


■目 次

プロローグ――「瞑想のススメ」毎日を楽しく生きるための黄金律
第一章 世界と日本における、「瞑想認知度」の格差
第二章 私が瞑想と出会うまで
第三章 瞑想との出会い、そして、夢を実現する日々
第四章 「強い自分」へのメルクマール・心身統一法
第五章 第二の人生――瞑想で拓いた自己深化と進展
第六章 社会人に必要なこと――瞑想とコーチング
第七章 ビジネス・パーソンこそ瞑想の実践を
第八章 瞑想はなぜ有効なのか
第九章 瞑想とは何か
補 章 瞑想する習慣のすすめ
エピローグ


 プロローグ――「瞑想のススメ」毎日を楽しく生きるための黄金律(一部)
  
 現代日本の新たなストレス社会を乗り切るツールとして
  
 私はこれから本書のなかで、全ての人々に、日本のビジネスマンのみならず、女性層(キャリア・ウーマンや主婦の方々)に、瞑想の効果についてお伝えし、これをお勧めしようとしている。自分自身の体験から、先の読めない時代に生きる日本人には、今こそ瞑想が必要と思えてならないからだ。
 私は鐘紡(現・カネボウ)という企業に三〇年間勤めたのだが、その前半はごく平凡なサラリーマンとして過ぎていった。かつてのサラリーマンが皆そうだったように、私もまた「会社人間」として滅私奉公に励み、自分の人生のことよりもまず組織を優先させて生きていた。
 そして、仕事の充実感はあるものの、いつも激務から来る疲労に悩み、重責のストレスに心身は確実に蝕まれていた。日常的にイライラと不安感が去らず、体にはいつもどこか不調があった。当時の私の姿は、典型的な日本のビジネス・パーソンそのものだったと思う。
 そんな私が、四二歳のある日を境に、大きく人生を変えていったのである。
 会社のなかでも自分を殺さずに活かしたいと考えるようになり、五〇歳という年齢でハーバード・ビジネススクールに留学した。出世コースに乗っていたにもかかわらず定年前に退職し、外資系企業の社長となった。赤字だったその企業を黒字化させ、希望どおりに六二歳で退職すると、次には自分のために働き始めた。
 今の私は、自分の心と体を如何に輝かせるかに注力しているので、企業経営者としてどれほどの責任がのしかかってきても、心は前向きで常に明るい。いつも仕事を楽しみ、それ以上に人生を楽しもうと努力している。
 私の人生にこの幸せな変化をもたらしたのが、瞑想だったのである。
 男性だけが外で働く時代は終わり、ビジネス界への女性の進出も著しい。結婚、出産というハードルを抱えた女性が、男性と伍して、競争社会で生きていくことは並大抵ではない。アベノミクスで「近い将来女性管理者を三〇%に」と号令はかけても、現実はきびしい。キャリアを目指す女性により一層ストレスが溜まってくる。家庭に入っても夫の指示、助けがあるとはいえ、子供を育てるのはやはり女性の責任になってくるだろう。子供に期待感をかけすぎて、モンスター・ペアレントと化していくのが現状だ。このような日本を救えるのは、瞑想しかないと私は確信し、そのことをぜひお伝えしたいと考えている。(後略)



エピローグ
  
 誰しも幸福になりたいものだ。幸福を追求するのは人間の正しい本性と言えるが、私もまた、幸福になりたいと思い努力をしてきた。その私が幸福になる手助けをしてくれたのが、四二歳のときに出会ったTMだった。
 以来三十余年、私は毎日、瞑想を通して自分の存在そのものと、静かに対峙してきた。
 瞑想を始めた頃から、徐々に自分の運命を自分の手で切り拓こうとするようになり、自分で決意したことが、自然に助けられて、実現するようになる。私の人生の転機には、瞑想はいつも大いなる伴侶として助けてくれたのである。
 また、気分が落ち込んで憂鬱な日もあったが、そんなときでも、瞑想によっていつも内面から、「楽しさ」が戻ってきた。短気で癇癪持ちの私が、子どものように無邪気に瞑想を続けるうちに次第に変わってきて、気がつけば、周囲の人から「穏やかで温厚な人」などと言ってもらえるようにさえなっていた。
 瞑想のお陰で、私は自分の人生を幸せなものに変えることができたのである。
 最初に二〇〇二年二月に東洋経済新報社から「瞑想の本を書いてみませんか」とお話があったとき、正直に言って躊躇した。その頃の私は外資系企業のトップを辞めて、新しく独立ベンチャーを立ち上げたばかりで、猛烈な忙しさだった。
 だが、そのこと以上に私が逡巡した理由は、果たして自分に瞑想の本を書くなどということができるのかという疑問があったからだ。なるほど、二〇年間気楽に瞑想を実践してはいるが、果たしてそのことだけで、本など書いていいものかどうか。私はそのように思って、ためらったのである。
 さんざん迷った私だったが、結局、お引き受けすることにした。それは、同じビジネス・パーソンの目線から、瞑想の良さについて現実的にご紹介するのなら、あるいは私も適任者の一人かもしれないと考えたからだ。
 幸いにも東洋経済新報社から上梓した「できるビジネスマンは瞑想をする」(二〇〇三年一二月八日初版)は好評で、瞑想を始める人も大幅に増えた。
 二〇〇六年にはPHP研究所から文庫本として再出版もされた。最初の出版以来一二年が経過したが、その間の私の人生はめまぐるしく変化をした。自分で考え、選択し、生きてきたように自分では思っていても、結局は瞑想が私を導いていってくれたように感ずる。
『できるビジネスマンは瞑想をする』の続編を書いてほしいとの一部の読者の要望に答えて、今回「私のその後」を加筆して、タイトルも変えて出版することにした。
  
 今回は、日本のビジネス・パーソンだけでなく、全ての日本人を、女性層(キャリア・ウーマンも主婦の方々)にも、瞑想の効果をお伝えして、瞑想をお勧めしたいと考えた。先の読めない時代に生きる日本人には今こそ瞑想が必要と思えてならないからだ。前書の大半をそのまま流用したこともあり、その意図がどれほど達成されたかは分からない。
 なお今回ご自分の瞑想体験について、実名でご紹介くださった藤田克己、野間昭男、鴨打由美、今江博之、松下純也、古澤慎之介、古沢忍の七氏には心から感謝します。
 また、私が瞑想に関する本を書けるか否か逡巡している時に、「それは素晴らしいことです」と背中を押してくれ、励ましてくれた、マハリシ総合研究所代表の鈴木志津夫、井岡治彦、近藤正彦の三氏にも深い感謝の念を捧げます。なお、超越瞑想時の脳の状態については川井悠央氏とマハリシのサイトから教わることが多かった事を感謝の念とともに付記させていただきます。その他本書の誕生に当たってはいろいろな方のお世話になりました。一人一人の名前は敢えて省略させていただきますが、本当に有り難うございました。
  
 人生は一回。「明るく、楽しく、爽やかに」肩の力を抜いて人生を楽しんでいこうではないか。
 人生は長い。何時からでも瞑想をスタートしてもいいのだ。思いたった時が吉日、今から瞑想を始めてみませんか。
 また、「人生は心の持ち方一つ」積極的に、自然の法則に沿っていくべきだと昨今なおさら感ずるようになった。


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