[異界見聞録3+4]

 バリの呪術師とスリランカ、前世・転生の実録

 ――バリの呪術師、イワヤン・シュリアナへのインタビューと
   前世の記憶を持つ4人に聞いた、スリランカ転生の実録
      (2016年5月新刊)    

   西田 みどり

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ■POD書籍 : \1,800 (消費税別)/(A5判166頁 ISBN978-4-907875-25-1)
   2016年5月20日初版発行(通常書店では取扱いがございません)
   (ご購入はPOD書籍取扱い店・アマゾン・三省堂書店でお求めください)
  ■電子書籍: 『異界見聞録3  バリの呪術師――イワヤン・シュリアナに会う』(2014年11月28日)および
   『異界見聞録4  前世の記憶を持つ4人に聞いた、転生の実録――スリランカ探訪』(2015年3月13日)の2分冊で発売。
   (ご購入はTOPページの販売店でお求めください)
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ◎本書について
  世界のシステムは目に見えるものだけではありません。未だ科学や医学では解明できない、目に見えない別次元のシステムが背後で蠢いて私たちの世界を動かしています。深層世界、精霊や祖霊、生死の臨界、神域や魔界、メタフィジカルなエネルギーフィールドとは何か?

 
第一章の異界の取材地は、今なお病気平癒や願望成就の祈禱などが行われているインドネシア・バリ島。バリには「バリアン」と呼ばれる呪術師が存在します。本書は、バリアンの役割とその正体に踏み込んだ貴重なルポルタージュ。第二章での取材地はスリランカ。前世を覚えている子供が生まれることは、その話を子細に知れば、もはや疑い得ない事実というしかありません。古くは文政五年の江戸時代に国学者の平田篤胤が聞き書きした「勝五郎再生記聞」が、まさにそれで、小泉八雲によって世界中に紹介されたとあります。今日では、バージニア大学教授イアン・スチーブンソン(1918~2007)の研究が有名で、彼の弟子にあたるジム・タッカー教授に引き継がれ、現時点で2500の事例が収集されているといいます。本書は、今日もっともたくさんのケースがあると言われているスリランカに赴いた著者が、実際に前世の記憶を持つという本人と家族などを直接取材して、その子細を明らかにした4事例、貴重なルポルタージュです。なお、本書は、異界見聞録シリーズ3『バリの呪術師――イワヤン・シュリアナに会う』、およびシリーズ4『前世の記憶を持つ、4人に聞いた転生の実録――スリランカ探訪』として刊行されている知玄舎電子書籍の二書を底本として合本化したもので、内容は同一です。

◎底本:西田みどり『異界見聞録3 バリの呪術師――イワヤン・シュリアナに会う』知玄舎電子書籍2014年11月28日初版および『異界見聞録4 前世の記憶を持つ4人に聞いた、転生の実録――スリランカ探訪』知玄舎電子書籍2015年3月13日初版(二書を合本)

◎著者紹介
西田 みどり (にしだ みどり)
 専門は近代日本比較文化史、文章論。文学博士。二〇〇六年、「『まこと』と『救世主』―久米邦武の比較文化論」で中外日報社・涙骨賞受賞。現在は芝浦工業大学、学習院大学、大正大学非常勤講師、エディター。
 主たる著書に『〈型〉で書く文章論』『接続語を使えば誰でも書ける』『文章表現のためのワークブック』『脳トレ文章講座』(以上、知玄舎)、『抱きしめる聖者アマチの奇蹟』(徳間書店)、『聖母アマチの教え―ヴェーダの叡智』(知玄舎/改題新版)、『偉人・天才たちの食卓』(徳間書店)、『サイババ超体験』(同)、『今日と明日のへき地医療』(講談社/共著)、『日本近代化の比較文化的研究』(大正大学比較文化研究所/共著)、『近代日本の礎を築いた佐賀藩士――「久米邦武」と「佐野常民」の思想研究』(知玄舎POD)など。


●目次

第一章 バリの呪術師――イワヤン・シュリアナに会う

 ◎まえがき 7

1.呪術師とは? 12
◎呪術とは、大自然の力や、目に見えないエネルギーを役立てること 12
◎呪術は人を癒やし救う技法であった 13
◎都市化が進んでいない国には呪術師がいる 15

2.バリの呪術師 16
◎バリ島の黒魔術 16
◎バリアンと『ロンタール文書』 17
◎バリで結婚したものの――日本人女性の体験 21
◎カランガスム県の黒魔術事件 24
◎最後はバリアン同士の戦い 30

3.バリアンに会うために――バリへ 32
◎サトラさんの語るバリアン 32
◎バリアンとのコンタクト 38

4.バリアン「イワヤン・シュリアナ」に会う  41
◎バリアンの家と寺院 41
◎エネルギーの元になる力はどのようなものか 45
◎呪いによる病気と普通の病気 47
◎ポジティブなエネルギーを増やす 48
◎なぜ左手を治療に使うのか 50
◎最も重要なのはカルマ 52
◎悪い運命を避ける方法 53
◎運命を転換する方法 55
【コラム:バリアンのよく使うシンボルについて】 59

第二章 前世の記憶を持つ、4人に聞いた転生の実録――スリランカ探訪

ケース1:殺人――ガヤーンシワンタとカマルの場合 70
◎奇妙な事件 70
◎口コミ情報を頼りに村へ――まず父親と会う 72
◎ガヤーンシワンタの母に会う 79
◎「おかあさん、おなかすいた!」 84
◎現世カマルの母が、前世の母・ジラーユに語ったこと 85
◎前世の家までの道順を正確に指示した 87
◎生まれ変わりの子供が前世で殺されたことを話す 89

ケース2:事故死――アジッドとパシンドゥの場合 99
◎「ヘリコプターは海に墜ちた。流された。暗いから何も見えなかった」 99
◎パシンドゥの前世はアジッド・ダーバレィ 102
◎前世の母との対面 106
◎前世の父との対面 107
◎落ち着いて生きられるようになったパシンドゥへのインタビュー 114
ケース3:前世での〈妻〉を母とし〈弟〉を父として転生してきたデゥミニの場合 119
◎6カ月のときに前世の記憶が出てきたデゥミニ 119
◎同じ家族の中に再生してきた 122
◎前世での結婚式の写真 124
◎前世のリンドラシティは移植手術のため大統領に嘆願書を出した 126
◎死んだあとに起こったこと 132
◎中有にいるときの記憶 133
◎臨終の直前は妻はリンドラシティのそばを離れなかった 134

ケース4:一流大学を卒業し中高一貫校の教師をしているドゥミンダの場合 136
◎一流大学を卒業し中高一貫校の教師をしている 136
◎前世は女性だった 140
◎なぜその記憶が前世のものだとわかるのか 143
◎前世から受け継がれるもの 145
◎現在の仕事と前世の関係 146
◎死ぬ瞬間と生まれ変わり 149
  


TOPに戻る