[異界見聞録1+2]

 なぜ「ベジタリアン?」世界史人・日本史人の謎

 ――マイケル、レノン、ダ・ヴィンチ、トルストイ、ガンジー、
   空海、賢治、ナオ・王仁三郎、南北、家康、謙信、
   信玄、海舟・・・!
   (2016年5月新刊)    

   西田 みどり

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ■POD書籍 : \1,800 (消費税別)/(A5判168頁 ISBN978-4-907875-24-4)
   2016年5月20日初版発行(通常書店では取扱いがございません)
   (ご購入はPOD書籍取扱い店・アマゾン・三省堂書店でお求めください)
  ■電子書籍: 『異界見聞録1  なぜ「ベジタリアン?」世界史人の謎』 (2014年11月7日)および
   『異界見聞録2 こんなに「粗食だった?」日本史人の謎』(2014年11月14日)の2分冊で発売。
   (ご購入はTOPページの販売店でお求めください)
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ◎本書について
  世界に大きな影響を及ぼした歴史上の偉人は、どんなものを食べていたのか? その食事内容を調査研究したレアな労作。菜食を実行している人たちのなかには偉大な仕事を成した人が多く、多分に精神的傾向を持つ。

 
マイケル・ジャクソン、ジョン・レノンもベジタリアンだった。ピタゴラス、プラトン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ヘシオドス、シェイクスピア、ニュートン、ダーウィン、ヴォルテール、ミルトン、ルソー。さらにソロー、エマーソン、オルコット、ブラバツキー夫人、アニー・ペザント、バーナード・ショー、ベンジャミン・フランクリン、トマス・モア、ガンジー、トルストイ、クリシュナムルティなどについて、菜食に焦点を当て、その真相を解明。意外にも菜食者であったヒトラーの食事メニュー、さらに魔界の入り口に入りかけていたヒトラーを正そうと説得した覚者(偉大なる聖者)がいたという知られざる事実も明らかに。その覚者とは何者か? 「食」のテーマで精神世界、神智学にまで迫ったユニークで奥が深い前半一~三章。四章以降の後半は、日本人の偉人がどんなものを食べていたのかを探ったレアな労作。それは和食の原点となる粗食だった。宮沢賢治、禅修行僧、役行者、空海、出口ナオ・王仁三郎、水野南北、、井上正鉄、梅辻規清、西勝造、徳川家康、天海僧正、春日局、大久保彦左衛門、水戸黄門、武田信玄、、上杉謙信、上杉鷹山、徳川吉宗、伊達政宗、勝海舟、親鸞、杉田玄白、千利休、中山みきなど、精神世界を知る上での興味深い貴重な内容が満載。精神的進化を探求している人必読! なお、本書は、異界見聞録シリーズ1『なぜ「ベジタリア?」世界史人の謎』、およびシリーズ2『こんなに「粗食だった?」日本史人の謎』として刊行されている知玄舎電子書籍の二書を底本として合本としたもので、内容は同一です。

◎底本:西田みどり『異界見聞録1 なぜ「ベジタリアン?」世界史人の謎』知玄舎電子書籍2014年11月7日初版および『異界見聞録2 こんなに「粗食だった?」日本史人の謎』知玄舎電子書籍2014年11月14日初版(二書を合本)
◎種本:佐伯マオ『偉人・天才たちの食卓』徳間書店1991年初版ISBN4-19-554630-3 を大幅に改稿

◎著者紹介
西田 みどり (にしだ みどり)
 専門は近代日本比較文化史、文章論。文学博士。二〇〇六年、「『まこと』と『救世主』―久米邦武の比較文化論」で中外日報社・涙骨賞受賞。現在は芝浦工業大学、学習院大学、大正大学非常勤講師、エディター。
 主たる著書に『〈型〉で書く文章論』『接続語を使えば誰でも書ける』『文章表現のためのワークブック』『脳トレ文章講座』(以上、知玄舎)、『抱きしめる聖者アマチの奇蹟』(徳間書店)、『聖母アマチの教え―ヴェーダの叡智』(知玄舎/改題新版)、『偉人・天才たちの食卓』(徳間書店)、『サイババ超体験』(同)、『今日と明日のへき地医療』(講談社/共著)、『日本近代化の比較文化的研究』(大正大学比較文化研究所/共著)、『近代日本の礎を築いた佐賀藩士――「久米邦武」と「佐野常民」の思想研究』(知玄舎POD)など。


●目次

第一章 欧米の菜食者の系譜――ピタゴラスから始まった菜食の流れ 9
 マイケル・ジャクソンはベジタリアンだった 9
 ジョン・レノンの食卓も玄米と野菜 11
 菜食者は精神的傾向を持った人に多い 13
 ダ・ヴィンチもダーウィンも菜食者 13
 森のなかでシンプルな生活を送った詩人・ソロー 15
 『若草物語』のオルコットはミルクすら飲まなかった 18
 菜食者の元祖はピタゴラス 19
 神殿にこもるときの食事 21
 真理に到達するための一〇の秘訣 22
 古代ギリシャでは菜食はブタのエサ!? 25
 菜食の二つの流れ 31
 動物愛護運動の基礎を築いたアンナ・キングスフォード 33

第二章 自己成長を目指す「食」――ガンジーとトルストイ 35
 自己成長と解脱を目指したガンジー 35
 本当の味覚は、舌ではなく気持ちにある 37
 自己抑制はすべての霊魂にとって有益 38
 ガンジーの運命を変えた菜食と食欲抑制 40
 神智学協会の人々やバーナード・ショーも菜食者 42
 ブラバツキー夫人に会っていたガンジー 45
 菜食を通してトルストイとも交流 47
 トルストイは、けたはずれに磁力の強い人物 48
 精神的危機の克服によって菜食になったトルストイ 49
 自己成長には菜食が大きな役割を果たす 51

第三章 パワーをもたらす[食]――ヒトラーは厳格な菜食者 53
 ヒトラーは菜食者 53
 パワーを強めるための禁欲的生活 58
 ぺヨーテと二人の師によって霊能力を開発 62
 降霊会で解き放たれた魔王・レビヤタン 64
 白(正)と黒(邪)の戦いとサン・ジェルマン伯爵の存在 68

第四章 [食]は修行の要――禅寺と宮沢賢治 72
 日本人にとって、菜食とは粗食のこと 72
 粗食の実践者 73
 禅寺では食事も重要な修行のひとつ 73
 修行としての食事のとり方・五項目 76
 食べることを修行法にまで昇華した木喰行 77
 役行者が食べていたのは山菜と木の実 79
 悟りに至る一〇段階の修行法 80
 山にこもって粗食で修行した空海 83
 一三年間の山ごもりが開運を呼ぶ 85
 大本教の出口ナオ・王仁三郎も粗食 87
 宮沢賢治の『ビヂテリアン大祭』 88
 賢治の食についての二、三のエピソード 91

第五章 [食]と運命転換――水野南北の〝人の運は食にあり〟 95
 観相家・水野南北のひらめき 95
 運がよくなる食事のとり方一二カ条 97
 「われ、衆人のために食を節す」という精神を貫く 102
 早起きをして太陽を拝する開運法 104
 井上正鉄の発願「われ、一飯を残して、人の飢えを救わん」 107
 天変地異と食の関係を説いた梅辻規清 108
 健康法の元祖・西勝造も粗食・少食を提唱 110

第六章 戦を勝ち抜いた武将の[食]――徳川家康は頑固な麦飯愛好者 112
 季節はずれのものは食べなかった家康 112
 白米厳禁、庶民の食・粟飯は食べる 114
 家康の粗食主義、一〇の特徴 116
 健康法のブレーンは天海僧正 118
 春日局は玄米とぬかみそ汁で、莱はなし 119
 家来と同じものを食べた大久保彦左衛門 121
 水戸黄門はものごとに執着しない粗食主義者 122
 みそ造りを奨励し、保護した武田信玄 124
 一生、禁欲僧のような生活を送った上杉謙信 125
 一汁一菜と木綿の着物で財政を立て直した上杉鷹山 126
 「目が食べたがるだけ、二食で十分」といった徳川吉宗 128

第七章 歴史に名を残した長寿者たちの[食] 131
 歴史に名を残している長寿者たち 131
 若いとき、艱難にあって精神を鍛えてきた海舟 134
 勝海舟が熱意をもって学んだ剣術と禅と蘭学 136
 海舟の悟りは「至誠」をもって事にあたること 138
 「自分のことは語らない」親鸞 141
 杉田玄白の養生七ヵ条 142
 「食は飢えない程度で十分」といった千利休 144
 栄養は錠剤より食物から 146
 「断食という食べ方」を選んだ中山みき 148
 心をこめて作った食しか受けつけない中山みきの身体 149
 人間は〝気〟でもつもの、ストレスをうまく発散させる生活を 151
 〝食〟をコントロールするのは成長のためのひとつの行 153

主要参考文献 156
  


TOPに戻る