光のかけらが降り注ぐ地球――異なる現実を旅する    (2015年8月新刊)    

   マイケル・J・ローズ Michael J.Roads
   大亀 安美[訳]
 

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  電子書籍定価:[本体1,200円+税]
  アマゾンPOD書籍定価:[本体1,800円+税](A5判255頁 ISBN978-4-907875-14-5)※2018年5月価格変更
  2015年8月8日初版発行(電子・POD書籍同時発売、書店での取扱いはございません)
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これは多次元への冒険の旅です。
私と共に旅し、ただ楽しんでくださることを願います。
マイケル・J・ローズ

私たちは自らの生命・人生を物質的な現実で表現することを選んだ多次元の存在です。
気づいていてもいなくても、私たちは多次元的な現実と密接につながり、影響を与えあっています。
肉体では捉えきれない非物質的な現実を知ることは、それだけで、私たちの可能性を押し拡げてくれます。

  ●正誤のお知らせ

本書「第8章 メンタルのアストラル界探訪」本文後方、約90%程にある、次の部分
POD書籍では、167頁下段、後から5行目
赤文字「平安」は、下の青文字「不安」に訂正。

「それはつまり、低い自尊心をもち恐れや不安の状態のまま生きるなら、同じようなアストラル界とつながり影響しあうことを意味しますよね。もし人々がスピリチュアルに気づき、自分の人生に瞑想や自己認識をもたらして意識が成長したら、彼らは低いアストラル界とのつながりを断って、中間のアストラルレベルとつながります。そして意識が成長を続け、内なる平安を感じるようになると、平安や心配は彼らの人生の一部ではなくなり、静穏と知恵が彼らのものになります。そうなると、より高い意識をサポートする高位のアストラル界とつながることになる。要約するとそういうことですか?」

「それはつまり、低い自尊心をもち恐れや不安の状態のまま生きるなら、同じようなアストラル界とつながり影響しあうことを意味しますよね。もし人々がスピリチュアルに気づき、自分の人生に瞑想や自己認識をもたらして意識が成長したら、彼らは低いアストラル界とのつながりを断って、中間のアストラルレベルとつながります。そして意識が成長を続け、内なる平安を感じるようになると、不安や心配は彼らの人生の一部ではなくなり、静穏と知恵が彼らのものになります。そうなると、より高い意識をサポートする高位のアストラル界とつながることになる。要約するとそういうことですか?」

◎著者紹介
 マイケル・J・ローズ(Michael J.Roads)
 1937年イギリス生まれ。
 幼少時から目に見えない自然との神秘体験をする。トリーニーと出会い21歳で結婚。1964年、家族と共にオーストラリアへ移住、10年間、農業に従事するが、「私は誰か(Who am I ?)」という疑問に突き動かされ、スピリチュアルな成長への強い欲求から自己探求、内面への旅を始める。1986年、大いなる生命の真理に目覚める。その体験を魂の4部作として、『魂の絆』『魂との対話』『魂への旅』(すべて徳間書店)、『時間のない領域へ』(ナチュラルスピリット)に著す。2006年、最愛の妻トリーニーが旅先にて急逝。その悲しみにより、深い手放しを体験し、無条件の愛に目覚める。現在も、自然界のスピリットであるパンの導きを受けて、またメタフィジカルな存在たちとの出会いを通して、さらなる学びを深めている。これらの体験を執筆するかたわら、世界各地でセミナーを行い、叡智、無条件の愛、大いなる生命の真実を伝えている。「愛の目を通して」シリーズ3部作『愛の目を通して』『多次元の新たなる旅へ』『次元シフトのとき』(すべてナチュラルスピリット)は、ミクサエルがマイケルの肉体にウォークインして以降の多次元の旅が記されている。小説は『人生の答え』『マジック・フォーミュラ』(共に徳間書店)がある。その他、ガーデニングの本など著書多数。
 現在は、スピリチュアルな体験から得た深い叡智を人々に伝えるべく、執筆活動やワークショップなどを行い、その活動歴は20年に及ぶ。著作は13カ国語に翻訳され、セミナーはオーストラリアをはじめ17カ国で開催されているが、素晴らしい話し手であり、直接ハートからハートに愛と真理を伝える彼のセミナーは、人生の幻想から目覚める空間をつくり出し、誰の中にもある愛と真理に光を灯して、言葉をはるかにしのぐものを提供しつづけている。5日間のワークショップ「インテンシブ」では、無条件の愛と、感情のバランスが取れた完全性について体験し、変容を促しているが、無条件の愛が生み出すもの、それは喜びあふれる自由であり、インテンシブの体験は、参加者への贈り物といえる。日本では毎年秋に来日、セミナーなどが行われている。
 ホームページアドレス www.michaelroads.com(英語)
 www.michaelroadsjapan.com(日本語)
 Eメール(セミナー等のお問い合わせ)
 info@michaelroads.com(英語)
 info@michaelroadsjapan.com(マイケルローズジャパン・日本語)
  
◎訳者紹介
 大亀 安美(おおかめ やすみ)
 日本で初めてマイケル・J・ローズのセミナーを開催する。その後、マイケルの日本窓口であるマイケルローズジャパン代表として活動。多くの人の協力を得て、マイケルのセミナー主催、ニューズレターなどの翻訳に携わる。訳書にマイケル・J・ローズ著『真理を生きる』『真理を生きるⅡ』『改訂版 真理を生きる』(すべて知玄舎)、『魂への旅』(徳間書店)、『時間のない領域へ』『愛の目を通して―自然界のスピリット・パンとの旅』『愛の目を通してブック2 多次元の新たなる旅へ』『愛の目を通してブック3 次元シフトのとき』(すべてナチュラルスピリット)がある。
  
◎原著
 STEPPING . . . BETWEEN . . . REALITIES
 by Michael J.Roads
 Copyright©2014 Michael J.Roads
 Japanese translation rights arranged directly with Michael J. Roads


◎本書について
「これは多次元への冒険の旅です。私と共に旅し、ただ楽しんでくださることを願います」(マイケル・J・ローズ)。多次元心象世界の伝道師、マイケルローズが本書で伝えるのは、ブラックホールから宇宙に降り注ぐ「光のかけら」をたどる旅の記録。目に見える現実をはるかに超える、広大で多様な多次元世界の様相。炎のブッダとの再会、世界中を流れる大河・ワールドリバーの体験、多層に重なって存在する感情のアストラル界、メンタルなアストラル界、自然のアストラル界、それぞれに驚くべき多次元の現実を伝えいます。私たちは自らの生命・人生を物質的な現実で表現することを選んだ多次元の存在です。気づいていてもいなくても、私たちは多次元的な現実と密接につながり、影響を与えあっています。肉体では捉えきれない非物質的な現実を知ることは、それだけで、私たちの可能性を押し拡げてくれます。ハートで感じながら、多次元の冒険の旅をマイケルと共に……。

◎日本の読者のみなさまへ――日本語版発刊にあたって
 読者のみなさまの心をさらに広げる壮大な現実への旅について記しました。多次元の広大さを、絶えず広がりゆく人類の意識の深遠さを、本書を通じて垣間見ていただけることと思います。
 日本を旅する中、私は神道の伝統に畏敬の念を深めました。つねに変化する大いなる自然を目に留め、喜んで変化を受け入れるそのあり方に感嘆しています。
 数年前には戸隠山で、日本の神々である男神、女神、獅子に出会いました。彼らは私という境界をどのように広げたらよいかを教えてくれました。心から感謝しています。今回、その獅子と再び出会えたとき、私の中から喜びがあふれ出ました。彼は私と多次元への旅に行ってくれました。日本の〝心〟そのものでありハートの神である獅子のあふれる愛、そして彼のユニークな洞察と、旅に同行してくれたことに深く感謝しています。
 これは多次元への冒険の旅です。私と共に旅し、ただ楽しんでくださることを願います。
 マイケル・J・ローズ


■目 次

 第1章 光のかけらがもたらす新しさのエネルギー
 第2章 シーアインとの再会
 第3章 シーアインの故郷「きらめく美」を訪ねる
 第4章 肉体のエレメント、マックスとの交流
 第5章 人間から転生した動物を訪ねる
 第6章 インテンシブ・セミナーで起きた癒し
 第7章 光のベールが起こす変容――農地探訪
 第8章 メンタルのアストラル界探訪
 第9章 恐怖の実体――メンタルのアストラル界の場合
 第10章 感情のアストラル界探訪
 第11章 自然のアストラル界探訪
 第12章 炎のブッダと行く太陽への旅


 はじめに
  
 生命・人生には、ごく一般的に認識されているよりもはるかに広大な多様性と豊かさがあることに、私はしばしば驚かされます。それなのに、私たちは金魚鉢の中を行きつ戻りつするだけの金魚のように、個人的な閉ざされた現実を生きるばかりです。物質的な現実を超えたところには、肉体の目では見ることのできない広大な多次元の現実があります。私は光の体になって、その広大な現実へと足を踏み入れることを学びました。足を踏み入れ、さまざまな現実へと行くことを学んだのです。
 私の著書は、生命と人生のより深い側面を提供するものです。読者であるあなたがたに、すべての生命の深いつながりを、驚くべきつながりを伝え、分かちあうために書いています。そのつながりとは、私たちが生きているエネルギーの統一場によるものです。統一場を媒介として、私たちはつながっているのです。多くの人にとってこのことは知識にすぎません。しかし日々もっと意識的に生きると、この統一場のエネルギーによるつながりを経験できます。
 私の著作である「愛の目を通して」シリーズ三部作(『愛の目を通して』『多次元の新たなる旅へ』『次元シフトのとき』〔いずれも大亀安美訳、ナチュラルスピリット〕)を読んでいない方々のために、本書にも登場するパンについて説明しましょう。パンは私にとって大いなる自然の神です。すべての神であることに違いありませんが、でも自然神であるという考えは手放してください。パンは、インドや日本をはじめとする他の文化圏で信仰されているような神の類ではありません。大いなる自然のスピリットであり、神秘そのもの、広大で普遍な、すべてを〝知っている〟意識の大いなる叡智なのです。パンの本質を言葉で説明しようとすると、真実からますます遠ざかってしまいます。パンはパンです! パンが不在の状態は、私にはありえません。パンと私は肉体を超えたレベルで、神秘的なかたちで本質的につながっているからです。多次元の旅に終わりはなく、私が十分に学んだからといって、また、パンと私が十分すぎるほどの関係性をもったからといって、そのつながりが終わることはありません。すべてが私次第なのです。私がパンとの旅を選択するなら、愛するスピリットはつねに同行してくれます。私が一人旅を選んだとしても、問題ありません。しかしパンというスピリットの本質からして、私が本当の意味で一人になることはないでしょう。そして私はパンの他にも素晴らしい神秘なる師あるいは存在たちの関心を引き寄せたようです! 新しい出会いとその詳細については本書に記しました。
 〝すべき〟も〝すべきではない〟もなく、意識に詰めこまなければならないものもなく、いかなる圧力をかけるものもないので、私に緊張はありません。この選択の自由のある状態を気に入っています。私の旅は、問題を解いたり、世界情勢への答えを見いだしたり、自分たちが支配され操作されている種族だと証明したり反駁したりするものではありません。私は、生命・人生そのものである自分について、さらなる発見をしている生命・人生そのものなのです。なんという素晴らしい自由でしょう。私たちは自らを生命・人生から分離したものとして認識しがちですが、違います。
 現代では、自由は希有なものです。あなたがどのようなタイプの箱に生きていようが、そこに自由はありません。その箱は多様性と複雑さにおいて際限がなく、信念、宗教、ドグマ、態度、否定的感情、仲間からの圧力、執着、関係性からの圧力、すべきとすべきではない、できるとできない、よいと悪い、正しいと間違っている、承認の必要性、といったもの、さらにはそれ以上のものがあなたの自由の前に立ちはだかっています。まさにあなたは箱そのものになっているのです。それでいながら、ときおり、あなたは自由を経験することになります。あなたがこの本を読んでいるのは自由意志からであり、それは賢い選択です。そのように、あなたをより素晴らしい自由へと導く選択も存在しているということです。その一方で、あなたをさらなる制限、制約へと招く選択肢もたくさんあります。
 どのような選択をするかは、個人の気質や性質が関わってきます。たいていの人は信念を必要とし、また、知識にも囚われています。知識は安定を与えると教えられているからです。でも、それは真実ではありません。安定への道は、不安的への道でもあるのです。お金に対する人々の執着を見れば、それは一目瞭然です。誰もが金銭的な安定を夢見ますが、それは幻想でしかありません。本当のところ、生命・人生とは、意識の進化のことです。愛の意識には、私たちが必要とするすべてが含まれています。望むものではなく、必要なものがすべて!
 スピリチュアルな道を歩くことで意識が成長するように、私は愛の中で成長します。「愛」「信頼」という言葉を使うとき、私はその意味を強調するために大文字を使います。「愛は生命です(Love is Life)」というように。日々の暮らしには感情的な愛(love)がありますが、創造のパワーである愛(Love)もあります。愛は本来、感情的なものではなく、生命です。そこには大きな違いがあります。人々は日々の九〇パーセント以上を潜在意識から過ごし、ほとんど変わらない日常を、人生であり暮らしであるとみなしています。でも、人生とはそういうものではありません。それではただ存在しているだけです。同じテーマ、同じ思考、同じ態度、同じ欲望、同じ感情、同じ方向、同じ中身、何もかもが同じままで同じような人生を何度も繰り返すことになります。しかし私たちが十分意識的になるとき、まったく別のありようで人生を生きることになります。
 私の著書の中心にあるテーマは愛と真実です。その経験を書いています。今日、私たちは懐疑的で冷笑的になりがちで、当たり前のように自分や他の人々を偏見の目で見ています。自分たちは物質的な存在で、せいぜい百年程度しか生きられない、死すべき運命にあるものと思っています。でも、それは幻想です。人生は楽なものではないと信じています。でも、信じているから困難になっているだけです!
 私たちは、自分たちが考えているよりもはるかに素晴らしい存在です。肉体を超えた多次元の愛と光の大いなる存在であり、永遠の存在なのです。私たちは意識を成長させるためにこの惑星の三次元の世界に生きています。ここには、肯定的あるいは否定的な創造のパワーについて学ぶことが山ほどあるからです。
 本書を通して、生命、人類、自然、アストラル界、私たちの銀河系の目には見えないつながりを伝えることができればと願っています。そうすれば、この大きな全体像が、あなたの意識の成長を手助けできるでしょう。みなさんに自由への扉を大きく開けて示せることが、私にとってこのうえない光栄であり、格別な栄誉なのです。
  


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