話す力は心の力......[話す力で、変わる人間関係] 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  喜田寛著 四六判上製本208頁 2001年7月15日初版発行 定価1,575円(税込)
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
話道とは、人の生きる道を明らかにし、自分の心が言葉となって、行動となって表現される、話し方を超えた人間としての生き方を歩む道。話し方の極意=話道によって、企業経営者からサラリーマン、家庭内のコミュニケーション、こども教育まで、人間関係の悩みを解決する秘訣を満載。


ISBN4-434-00990-7 C0011 \1500E

単価 : \1,575 (消費税込み)  購入する/数量 :    
ご購入の流れにつていはこちら 

まえがき

 物のない時代は、人との関係をつくることが生きるコツでしたが、物が豊かになり、人とかかわらなくともお金さえあれば生きていける時代になってきました。しかし、人間はどんなにお金があっても一人では生きていけないのも事実です。人と人とのふれあいが少なくなり、人間関係が希薄になり、そのことにより生じる家族との関係、上司との関係、または友人との関係等。いつも、わたしたちの日常では、こんなはずではなかったという人と人との関係によって生じるトラブルが絶えません。誰もが、幸せになりたいと願いながらも、ちょっとしたあなたの一言が、相手を傷つけたり、喜ばせたり、悲しませたり、逆に相手のちょっとした言葉や行動が、あなたを不愉快にさせたり、楽しくさせたりと、本当に人はやっかいな感情の動物でもあるのです。
 わたしたちの日常生活の中には、車と車、人と車など、さまざまな交通の流れがありますが、その中で、わたしたちは、交通ルールを守り、また、安全運転を心掛けることで、事故を未然に防ぎ、無事目的地に着くことができます。
 では、人と人との流れ(関係)はどうでしょうか。
 毎日、さまざまな人との出逢いがありますが、職場や家庭などで事故(人間関係のトラブル)を起こさないようにするためには、どのようなルールを守り、どのようなことを身につけておく必要があるのでしょうか。
 仕事の目的を遂げるために、避けては通れない人間関係の見えない道が存在するのです。人はあなたの態度、言葉づかいからあなたを観察し、その中で評価しているのです。わたしは、新世紀を生き抜くには、話術から話道へと変革し、さらにこころが、言葉となり、行動となって、本物の話道を学び、実践して頂くことをお薦めしています。
 わたしは人間関係の道「話道」を学び、体験し、身につけることで、人間関係のトラブルを未然に防止し、人と人とがお互いの力を出し合って、よりよい成果を創り出すこと、また、幸せな人生を創り出すための人生のトレーニングとして「話道」を提唱しております。


●著者プロフィール

株式会社 喜田寛総合研究所所長
喜田 寛(きだ ひろし)

 1945年、兵庫県淡路島生まれ。
 33歳で会社を設立するが、その後倒産。
 まさしく地獄からの復活を人生において体験、多くの苦難を乗り越え『念い』の一念で修行に励む。
 その後、天性の明るさとねばり強い生きる姿勢が、再び多くの協力者を得て会社を設立。
 話し方を越えた日本で唯一の『話道』の世界を確立した。
 鋭い感性をともなう生き方、人を見抜く眼力は、日本全国より支持を得て、経営者をはじめ各種団体より21世紀を担う指導者として最も注目をあびている。
 今まで3000回以上にわたる講演では、人々に夢と希望と大きな感動を与えてきた。


●目次

第一章 こうしてわたしは、どん底のわたしと関わった

     あたりまえではない 何事もなかったという一日 13
     苦しい労働の中で抱き続けた「志」 14
     わたしが一番苦しかったころ 16
     たった千円が借りられなかった日の空腹 17
     コンビニ弁当の幻想 20
     人生で一番つらかったコンビニの思い出 24
     「念い」(おもい)という偉大なる文字との出会い 25
     人間関係をつくるというひらめき 28
     話し方教室の講師の道 31
     倒産のどん底で話し方のプロを目指した日 32
     ぎりぎりのどん底で訪れた転機 39
     新天地で成功したわたしの話し方教室 41
     自分の成功哲学を実践するための決意 45
     独立して自ら問いかけた「人間関係づくり」というテーマ 49
     思いやりとやさしさと…… 52
     よい人間関係のきっかけは「あいさつ」することから 54
     分かっていても出来ない感情の動物、それが人間 57
     人の魅力を見いだすことが人を好きになるコツ 58
     わたしに見えてきた「話道」という道 60
     針に糸が通してあった時の喜び 62
     人のためにすることが自分に全部返ってくるという体験 65
     人と人との格差は、人間関係の格差 67
     思いやりと横着心の戦い 69
     誰にも真似出来ないオンリー・ワンの商法 72
     人のために役立ちたいという信念 74
     二十一世紀の一番大事な生き方 78

第二章 どのようにあなたは、人間と関わったらいいか

     あいさつの能力は、人と関わり合う能力 83
     計り知れない価値を生む一つの「あいさつ」 86
     人と接するルール 91
     人間とはどういうものか 94
     人間関係がうまく行くケース 98
     「やる気」を起こさせる接点 103
     上司の器とは人を見つめる視野の幅 108
     部下を知ることと知らせること 111
     話すというコミュニケーションの方法 113
     ほめる時と注意する時の原則 117
     電話一本で変わる評価 119
     ビールの泡の感動を生むプロフェッショナル 121

第三章 人間関係の基本は、わが子との関わりから始まる

     「ふつうの人間ではない」と思っていた少年時代 127
     父親の冗談が奪ったわたしの勉強への意欲 128
     親と子供の関わり方 132
     外で遊ばなくなった現代の子供たち 134
     わが子が思いどおりにならない時 136
     子供を自分の想いから手放す時 138
     良い子にしようと思うなら子供をほめること 140
     子供には遊びの中にこそ教育がある 144
     子供のエネルギーで親も成長出来る 146


第四章 研修との関わりが、私たちを激変させた◆研修受講者たちの声

     今まで味わったことのない大きな衝撃(中村一也) 151
     次々と裏切られる想いのなかで出会った自分(津田佳代子) 153
     実感した「当たり前」の難しさ(尾崎光男) 157
     息子の無視の理由が分かった(大澤敏彦) 160
     ご縁の不思議に感謝して(梶谷香月) 163
     その感謝という言葉の重み(水野浩史) 167
     元気をなくしているとき勇気づけられた思い出(木村イツ子) 170
     人前での話しが苦手だった私が全国大会で優勝(今西健二) 172
     私のために試練を与えていただいたこと(山本昭利) 175
     認めると比べる(真井豊實) 179
     我が家の年中行事になった阿蘇の親子研修(成富千穂子) 180
     一番ためになったの喜田先生の批評(西原千晶) 182
     私たち家族の人生の監督師匠(今西利美) 183
     「ここに来たことが学びだよ」という言葉(伊藤万里子) 185
     繰り返しても繰り返しても身に付かない(三宅義一) 187
     先生との出会いが私の大切な財産(新戸部八州男) 191
     「よかった探し」の開始(小野正師) 193
     「もっと自分に厳しく!」というご指導(板谷周治) 195
     小さな教室、大きな成果(富田達朗) 197
     絶対愛の思いやりがすべて(喜田寛) 201

TOPに戻る