伝統食健康法入門 ......[あなたの食習慣が病気をつくる]
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  鎌谷武司 & 伝統食取材班 著  A5判204頁 2003年12月18日初版 定価1,680円(税込)
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「食の常識」を覆す!! 生活習慣病を克服する食事法、日本人を健康にする食事、理想的な伝統食によって本来の健康を取り戻した体験例、ビワ療法などの健康のための知恵と情報を満載。


ISBN4-434-03955-5 C0077 \1600E

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【著者略歴】

鎌谷 武司(かまたに たけし)

 1948年2月28日、大阪北摂の寺に生まれる。遠方より来るさまざまな病をもった人々に、祈祷のみならず整体、温灸、薬草の知識があり生命の誠を説く祖父の姿を見ながら育つ。経典の教えにさまざまな治療について説かれていることに興味をもち、治療器メーカーに就職。多くの専門の先生方から、身体のこと、治療のことを学ぶ。また、自律神経による良導絡療法を学び、漢方論、伝承療法ビワ葉による治療と食養を主とした治療院を大阪に開設。その療法を150数名に伝授するかたわら、食事の大切さを痛感し、その改善法と補正食品を開発し、現在に至る。

伝統食研究会(でんとうしょくけんきゅうかい)

 日本の伝統食のよさを見直し、普及に務めている。現在は全国の酒販店を通して、伝統食の普及、情報の提供を行っている。会長は鎌谷武司、顧問は医学博士・山口正茂。
 事務局連絡先 〒661-0021兵庫県尼崎市名神町1112 カマタニ自然生活研究社内
 電話 06-6420-8188  ファックス 06-6420-8189


【推薦の言葉】

     医学博士・伝統食研究会顧問 山口正茂

 人間の身体で不必要なものは一つとしてありません。その身体をつくり上げているものが、毎日食している食事です。
 したがって、食事は身体にとってもっとも大切なものです。間違った食事は、すなわち病気という答えを導きます。
 日本人の身体は古来より食してきた食物で、その民族特有の身体がつくられています。
 ゆえに、できる限りその民族に合った固有の食養生、すなわち伝統食がもっとも健康づくり、病気の予防・回復に欠かせない要因の一つとなるのです。
 みなさまのふだんの食生活をぜひ見直してみてください。

(推薦者略歴…1952年2月25日生まれ。徳島大学医学部卒業。大阪大学医学部第二外科入局。近畿中央病院、清恵会病院を経て、山口医院開業)

【推薦の言葉】

     薬剤師  田中浩一

 昔から言われる医食同源は、食は医につながり、食したもので身体はつくられるという意味であり、間違った食生活は病気を生み出します。
 この本には、食生活の間違い、飽食・美食(命のない食物)・旬のない食事が病気の元をつくる要因であること、また改善策として手軽な健康への補正まで記されています。
 著者の鎌谷先生は、食生活の改善をとおして、みなさんの健康を考える人であります。
 漢方の気血水健康法を実践し、健康になられることを願っております。

(推薦者略歴…1938年4月20日生まれ。京都薬科大学薬学部卒業。病院で、薬剤師として勤務。その後、調剤薬局七店舗の代表。現在、尼崎市薬剤師会会長、兵庫県薬剤師会理事)


 はじめに

 私は長年、東洋医学の治療家として、患者さんの治療にあたってきました。多くの患者さんに接してきたなかで、病気になる人の食事に関心をもちはじめました。ふだん食べているものを少し変えるだけで、意外と病気は治ることがあります。
 それから、食事についていろいろな勉強を始めました。その結果、日本人を健康にする食事が、伝統的な「一汁一菜食」であることにたどりつきました。また、日本の一汁一菜食が東洋医学の考え方にも合っていることがわかりました。これは私にとって驚くべき発見でした。詳しくは本書でふれていきます。
「食とは人に良い物」
 これが私のたどりついた結論です。
 この本は、私の考え方に興味をもっていただいた伝統食取材班との共著です。取材班には、現代人の食生活がいかに間違っているかということをまとめてもらいました(第二章)。
 第一章から第三章までは、日本人の食生活について言及しています。そこには日本の伝統食を考察し、その考え方から、私が開発した「梅果紫蘇」「梅乃天仁」「黄帝五行茶」についても解説しています。これらの効用については、第四章で使用された方の声をまとめました。第五章では、私が長年治療に使ってきて、また家庭でも簡単にできる温熱療法について説明しています。
 この本が多くの方の健康に役立つことを願ってやみません。

  2003年11月
  潟Jマタニ自然生活研究社
            鎌谷 武司


【目次】

  推薦の言葉 1
    医学博士・伝統食研究会顧問 山口正茂
  推薦の言葉 2
    薬剤師  田中浩一

  はじめに 3

第一章 日本人を健康にする食事〈鎌谷武司・伝統食取材班〉

     ◎酒屋さんで食事のセミナー?! 12
  セミナー
     「日本人を健康にする食事」鎌谷武司
  パート1 日本人を取り巻く環境
     ◎ヒトの祖先 14
     ◎身体で覚える 17
     ◎なぜ生活習慣病はなくならない 20
     ◎昭和一七年までの食生活 21
     ◎日本人とはどういう民族なのか 21
     ◎日本には四季がある 23
     ◎日本の自然環境から食文化を考える 25
     ◎「いただきます」の意味 26
     ◎動物的な特徴…歯の数から食べ物を探る  27
     ◎動物的な特徴…腸の長さから食べ物を探る  28
  パート2 日本人のための食事
     ◎一汁一菜 30
     ◎旬の野菜の“バッカリ食” 31
     ◎要の梅干し 33
     ◎理想的な一汁一菜食 33
     ◎飽食時代に一汁一菜はムリ? 36
     ◎マイナスではなくプラスの発想で 36
     ◎鎌谷さんとのQ&A 38

第二章 食事の常識は間違いだらけ〈伝統食取材班〉

     ◎常識は非常識だった 42
     ◎あなたの考えは間違っている 43
     ◎白米はカスである 45
     ◎“旬”の食品を食べなくてはいけない 45
     ◎牛乳は子牛の栄養源 46
     ◎自分の身近でとれるものを食べなくてはいけない 50
     ◎美食・飽食は病気のもと 51
     ◎心のこもった食事をとろう 52
     ◎医者は「食養生」を知らない 54
     ◎栄養学の矛盾 56
     ◎栄養素ばかりを追い求める 59
     ◎日本には長年培われた食文化がある 61

第三章 伝統食はなぜ理想的な食事なのか〈鎌谷武司〉

  食力と食性
     ◎食力…力のない食品が氾濫 69
     ◎食力のないものを食べると 69
     ◎昔の人は食力のあるものを食べていた 71
     ◎食性とは 73
     ◎身土不二が基本 74
     ◎“旬”を食べよう 75
     ◎食事と陰陽 76
     ◎陰陽調和料理 78
  上薬・中薬・下薬
     ◎上薬・中薬・下薬 81
     ◎人間にとって上薬が一番大事 82
     ◎“理気薬”の話…昔話は奥が深い 84
  気血水
     ◎健康の三本柱「気・血・水」とは… 87
     ◎元気の「気」 87
     ◎「血」は気を運ぶ 89
     ◎「水」は体外への排泄を行う 89
     ◎「気血水」のまとめ 90
     ◎予防こそ最高の治療 94
  “血”を正常にするために
     ◎梅干しは日本生まれ 95
     ◎血液をサラサラにする 97
     ◎クエン酸の不思議なパワー 99
     ◎クエン酸が豊富な梅果紫蘇 100
     ◎紫蘇は自然治癒力を高める 102
     ◎梅干しとノーベル賞の意外な関係 102
  “気”を正常にするために
     ◎日本にもあったアミグダリン…ビワ 104
     ◎ガンに効果があるアミグダリン 105
     ◎ガンを破壊するメカニズム 106
     ◎アミグダリンの痛み止め効果 109
     ◎最もアミグダリンの多い梅の仁 109
     ◎梅の種にはアミノ酸もいっぱい 111
     ◎母乳と梅乃天仁のアミノ酸組成は同じ 111
  “水”を正常にするために
     ◎五行とは 116
     ◎健康食品には要注意 117
     ◎さじ加減がポイント 120
     ◎一〇種類の茶葉がブレンドされている 122
     ◎気血水健康法のまとめ 126

第四章 こうして私は健康を取り戻した

     ◎口内の斑点が消えた 132
     ◎夫婦で元気に(妻二八歳・夫二七歳) 133
     ◎肩こりが治った(女性・五〇歳代) 133
     ◎疲れがとれた(女性・四三歳) 134
     ◎糖尿病が改善(妻六七歳・夫六八歳) 134
     ◎悩みをすべてクリア(女性・四三歳) 136
     ◎元気で仕事バリバリ(六九歳) 137
     ◎梅にうぐいす(女性・六五歳) 138
     ◎薬いらずに……(女性・三〇歳代) 138
     ◎ノイローゼ気味が解消(女性・三〇歳代) 139
     ◎子宮ガンが改善(女性・六〇歳代) 139
     ◎糖尿病が改善(女性・四〇歳代) 140
     ◎疲れがとれた(女性・五〇歳代) 140
     ◎快適マタニティーライフ(女性・三〇歳代) 141
     ◎妊娠中毒症が改善(女性・三〇歳代) 141
     ◎梅果紫蘇は宝物(女性・四〇歳代) 141
     ◎独身者の健康維持に(男性・三〇歳代) 141
     ◎花粉症が改善(女性・四〇歳代) 142
     ◎痛風が改善(女性・三〇歳) 142
     ◎肝機能が改善(女性・三〇歳) 142
     ◎お肌がツルツル(女性・二五歳) 143
     ◎身体の調子がいい(女性・二〇歳) 143
     ◎糖尿病と高血圧が改善(女性・五〇歳) 143
     ◎花粉症が軽くなった(三三歳) 143
     ◎痛風が改善 143
     ◎気管支喘息が改善(向井清・五六歳) 144
     ◎疲れにくくなった(女性・六二歳) 146
     ◎水虫が治った(司屋酒店・松井良充) 146
     ◎膀胱ガンが改善(男性・四九歳) 149
     ◎前立腺ガンが改善(男性・六〇歳代) 150
     ◎嘘のように痛みが消えて(女性) 150
     ◎抗ガン剤の副作用がなかった 151
     ◎だるさが消え目覚めもバッチリ(男性) 152
     ◎悪いものが全部でる(男性) 152
     ◎アレルギーが改善(女性・六五歳) 152
     ◎疲労回復(男性・三八歳) 153

第五章 誰にでもできるワゴウキュー療法〈鎌谷武司〉

  健康と病気の考え方
     ◎病気はバランスのズレ 156
     ◎健康の基本は食事 158
     ◎安全かつ安心な治療を 160
  ワゴウキュー
     ◎ビワ葉療法の歴史 161
     ◎オリジナルワゴウキューの特徴 162
     ◎ワゴウキューはなぜ効果がでるのか 166
     ◎ワゴウキュー療法の効果 168
     ◎ワゴウキュー基本技法 171
     ◎基本経穴 172
     ◎温熱療法のポイントとなる代表的な症状ごとのツボ 177

  参考文献 185
  伝統食研究会正会員店名簿 187


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