ビワ葉“話灸”療法の秘訣 (改訂版)......[源氣が、心身に漲る 苦痛を癒す温熱効果]
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津野晃玄斎著 四六判192頁 1998年12月25日初版、2005年9月20日改訂版発行 定価1,470円(税込)
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ほぼ10年に及ぶ左半身マヒの車イス生活から奇跡的に健康体を取り戻した著者が、その長い闘病経験を通して捜し求めた80にも及ぶ療法中で、最も優れたものとして出会った「脈式療法」と「ビワ葉療法」の驚異。ガンの苦痛をも取り除く究極の源氣療法「話灸」の秘訣を公開!!
ISBN4-434−06813−X C0047 \1400E
まえがき
病気治しの達人と称する人、名人とウワサされる人が世の中にはたくさんいます。また、世界でもっとも優れた健康法だと称するものもたくさんあります。
私は、そのすばらしい健康法・名医といわれるものすべてを世界中に探し回りました。私は数年前、原因不明の左半身マヒという不自由きわまりない状況に陥り、一時期車椅子のお世話になっていたのです。私は必死の思い、ただ治りたい一心でした。
しかし結局、私をズバリ治してくれたものはありませんでした。けれどたくさん行脚したお蔭で、ほんとうに優れたものとそうでないものを見分ける能力、直感というようなものが、いつの間にか自分に備わってきていました。
ある日突然ウソのように、左半身マヒが消え、私の苦しみもなくなっていたのです。きっと、私が出会ったすべての人々が少しずつ私を癒し、少しずつ治していてくれたのでしょう。
そして、生きる力と健常体を取り戻した私の体の最後の仕上げをしてくれたのは、「ビワ葉療法」でした。この療法に出会った時に、その気持ちの良さに驚きました。そして、長い私の療養経験が、あり余るほどある民間療法の中で、これこそ本当に優れた本物の療法だと直感したのです。
私は全国を歩き回り、この療法の秘訣をつかみ体得しました。
そして、いつの間にか、それを職業とし治療を始めていました。今はこの万人に適応する優れた心地よい療法を一人でも多くの方々に試していただきたいと思っています。また、この療法を正しく施すためのあり方を理解ある方々に伝えたいと思い、本書を著すことにいたしました。
私は、私が半身マヒで味わった苦しみを陰であたたかく支えてくれた家族と友人、そして私に脈式療法を伝授してくださった、故・陳陽晃先生に、心からの感謝を捧げます。そして、「ビワ葉療法」が病気で苦しむ人々のわずかでも支えや希望となることを心から願ってやみません。
●著者紹介
津野晃玄斎(つの こうげんさい)
1948年、大阪府生まれ。
20歳代に突如襲われた左半身マヒによる車椅子生活を奇跡的に克服して、1985年「ビワ葉療法」の治療、指導のために奈良療法院開院。現在、奈良療法院院長。
闘病を通して、名医、良い療法の評判を頼りに、日本全国はもとより、アメリカ、韓国、インド、フィリピン等世界中を駆けめぐり徹底的に体験。その数80力所以上に及ぶ。
中でも、脈式療法の陳陽晃先生との出会いにより、治療を通して中国式脈式療法を体得。後に「ビワ葉療法」に出会い全国を回って秘術を体得。療法院開院後は、これまでの体験を通じて病苦に悩む人々を救うために、脈式、カウンセリング、ダウジング等を取り入れた究極の「ビワ葉療法」を実践。たくさんの人々の病苦を救う。ガンの苦痛までその場で和らげることで評判。カウンセリングの手法を取り入れているため、「話灸」(わきゅう)として親しまれている。
1998年「ビワ葉療法」の真髄を伝えるために、津野式びわ温灸療法学院開校。
日本枇杷温圧療法師会正会員。
社団法人石川県療術師会正会員。
日本ダウザー協会関西支部支部長。
●目次
まえがき…………………………………………………………………………
第一章 車椅子生活からの「気づき」
車椅子の療養生活で私が探し回ったものは何だったのか?………………
・瞬く間に左半身は自由を失った…………………………………………
・原因不明の左半身マヒには治療法がなかった…………………………
・「治りたい一心」が私に治療の長い旅をさせた………………………
・脈式療法の陳陽晃先生には五年間も通い続けた………………………
・治療を受けながらいつの間にか脈式療法を体得した…………………
・工事現場でいただいた一杯の水が回復のイメージを教えてくれた…
・私の体に突然奇跡がやって来た…………………………………………
・突然治ってしまった左半身マヒを私はまったく気づかなかった……
療養経験の末に出会った「ビワ葉療法」は私にどんな意味があったのか?…
・「ビワ葉療法」の効果は直感で直ちに分かった………………………
・「ビワ葉療法」になぜか私は導かれた…………………………………
・私を頼りにしてくれる患者さんの声に励まされる……………………
第二章 ビワ葉療法の驚異的効果
「ビワ葉療法」の準備はどれだけ簡単か?…………………………………
・「治ってほしい」と思う心と「治りたい」と思う心が力を生む……
・ビワ葉療法を行うために必要なこと……………………………………
「ビワ葉療法」にはどんな秘訣があるか?…………………………………
・家庭でも「基本快癒点」を押さえればビワ葉療法ができる…………
・私が独自に編み出したビワ葉療法には秘訣がある……………………
・ビワ葉療法と言っても万能ではない……………………………………
「ビワ葉療法」はどうして評判が高いのか?………………………………
・灸には七つの効能がある…………………………………………………
・モグサの原料「ヨモギ」は万能薬である………………………………
・治療の後に一時苦痛が増すこともある…………………………………
・ビワ葉療法のツボとは快癒点のことである……………………………
・経絡には陰と陽の二種類がある…………………………………………
・ツボは簡単に見つけることができる……………………………………
「ビワ葉」の薬効のどういう部分が西洋医学で話題になっているのか?…
・病気の主原因は汚れた血液にある………………………………………
・グローミューを再生強化して血液を浄化する…………………………
・ビワ葉の薬効の秘密は「アミグダリン」だった………………………
・ビタミンB17には驚異的制ガン効果があった…………………………
・ガンは栄養欠乏症である…………………………………………………
・ビワの葉には微量なヒ素も含まれる……………………………………
・安田医博の論文は学術的な裏付けとなった……………………………
・福島医博もビワ葉療法を評価した………………………………………
第三章 ビワの葉の秘密
日本の「ビワ葉療法」はなぜ仏教と関係が深いのか?……………………
・仏教が伝来してビワ葉療法がもたらされた……………………………
・昔はお寺が地域社会の医療を担っていた………………………………
・時宗長蓮寺から近年のビワ葉療法は普及した…………………………
・遊行僧が医療を伝えた……………………………………………………
・ビワ葉療法の普及は真岡弁天様のご啓示によるという………………
人を癒すビワの葉とはどんな植物なのか?…………………………………
・ビワという植物はバラ科だった…………………………………………
・ビワの樹は冬に白い花を咲かせる………………………………………
・秋から冬のビワの葉がよい………………………………………………
・ビワの葉は人間の苦しみを和らげる……………………………………
第四章 沈痛効果とガン抑制効果
なぜ「ビワ葉療法」には即効的な沈痛作用があるのか?…………………
・病気の原点である自分を知る……………………………………………
・病気の苦痛を和らげる……………………………………………………
・ビワ葉療法なら痛みをその場で止めることができる…………………
・子供のころから一度もできなかった正座がその場でできた…………
「ビワ葉療法」はどのようにガンに効くのか?……………………………
・ガンになったらどうするか………………………………………………
・早期発見が致命的なガンを防ぐ…………………………………………
・ガンの苦しみを和らげる即効的沈痛効果がある………………………
・ガン細胞を抑える効果がいくつもある…………………………………
・熱という性質は電磁波の一部だった……………………………………
・モグサの遠赤外線による放射熱ガンを抑える…………………………
・血行を調整してガン細胞の増殖を防ぐことができる…………………
第五章 お釈迦様の説法と「話灸」
病気を治す力は自分のどこに眠っているのか?……………………………
・プラシーボ(偽薬)が本当に効くとはどういうことか?……………
・自分の病気を治せるのは自分自身だけである…………………………
・誰にでもある「自然治癒力」が体を治す………………………………
病気を治すのになぜ「話灸」が重要か?……………………………………
・どうして「話灸」カウンセリングをするのか…………………………
・治療効果を上げるためのお喋りで信頼関係を得る……………………
・病気の原因は社会生活の関係のなかにある……………………………
・その気になれば病気は治る………………………………………………
・「話灸」だけで奇跡的な回復が起こったこともある…………………
・「話灸」はお釈迦様が先輩だった………………………………………
「ビワ葉療法」の源流はお釈迦様の説法のどこにあったのか?…………
・お釈迦様が最初に説いた四聖諦とは何か………………………………
・人間が生きていくのは「苦」だということ……………………………
・正しく見るとは「あるがままに見る」ことだった……………………
・「あるがままに見る」と「苦しみ」が見えてくる……………………
・お釈迦様は「話灸」の達人だった………………………………………
・心にも病気を治すツボがあった…………………………………………
補 章 東洋医学の歴史…………………………………………………………
灸の起源/漢代以後の鍼灸について/東洋医学の治療原則
日本の鍼灸/明治以降/近年の医学的研究
あとがき…………………………………………………………………………