関節リウマチ・関節痛・腰痛を根本から改善する
  アーユルヴェーダ 

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  蓮村 誠 監修
  かねだあさこ 著 B6変形183ページ 2004年11月25日初版発行 定価1,365円(税込)
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 「慢性関節リウマチがよくなった人がいるのなら、ぜひ彼女の体験を世の中のリウマチ患者さんの方々に知ってもらい、勇気を与えたい、と思った」という医師である著者が、マハリシ・アーユルヴェーダによる対処法を詳細に解説した書。

 

ISBN4-434-05226-8 C0077 \1300E 

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●プロフィール

【監修者プロフィール】
蓮村 誠(はすむらまこと)……1961年、神奈川県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。同大学病理学教室および神経病理研究室勤務。「脳の変性疾患の研究」を進める過程でマハリシ・アーユルヴェーダと巡り会う。現在、マハリシ立川クリニック院長として診療に当たる傍ら、講演活動、雑誌執筆などマハリシ・アーユルヴェーダの研究と普及に努めている。著書に『ファンタスティックアーユルヴェーダ』(知玄舎)『生命礼賛』(総合法令)、『いのちの医療』(総合法令)、『コーリング』(ココロ)、近著に『コーリング・アイアム』(知玄舎)などがある。

【著者プロフィール】
かねだ あさこ(金田麻子)……1971年、兵庫県生まれ。横浜市立大学医学部卒業後、主に地域中核病院のNICU、小児科に勤務。様々な疾患に出会い、予防医学の大切さを痛感する。様々な医療を学ぶ中、マハリシ・アーユルヴェーダと出会う。全ての人が健康で幸福である病気のない世界の実現をめざし、マハリシ・アーユルヴェーダクリニックで診療を行うとともにアーユルヴェーダの知識の普及のための講演活動などを行っている。現在、マハリシ那須クリニック院長。


◎目次

       監修の言葉 1
       はじめに 5

 第一章 関節痛、腰痛はアーユルヴェーダで改善が可能 11

      西洋医学とアーユルヴェーダの見方の違い 12
      アーユルヴェーダの治療で関節痛が改善した例 20
       アーユルヴェーダの治療で腰痛が改善した例 26
      アーユルヴェーダで治療し、慢性関節リウマチが改善した
                        やまざきさんの経過 29

第二章 アーユルヴェーダの一般知識 41

      アーユルヴェーダとは 42
      ドーシャ=ヴァータ・ピッタ・カパとは 45
      物質の二〇の質 48
      プラクリティ(本来の体質)とは 51
      ヴァータ、ピッタ、カパがあたえる心身の特徴像 54
      ヴィクリティ(本来の自分の体質を失った状態)とは 56
      未消化物(アーマ)とは 58
      アーマの滞積状態 55
      シュロータス(管)とは 63
      オージャスとは 64
      消化力(アグニ)について 66
      ドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カパ)を乱す要因 69
      ドーシャの乱れで生じる病気 80
      関節痛、腰痛から見たドーシャの乱れとアーマの蓄積 84
      完全な健康から病気への七段階−ドーシャの乱れの七段階− 86

 第三章 関節痛、腰痛を良くしていく方法 91

      関節痛、腰痛を良くしていくために 92
      アーマ(未消化物)をなくしていく方法 104
      乱れたドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カパ)を整えていく食事と生活 116
      オイルマッサージについて 139
      自然の流れに乘った一日の過ごし方について 144
      オージャスを増やす方法 149
      乱れたドーシャを整えていくハーブ 154
      パンチャカルマ 157
      膝、腰の浄化法 164
      ヴェーダ波動プログラム 165
      意識へのアプローチ(超越瞑想法・TM) 167
      ヤギャ 169
      好転反応 170
      治療法のまとめ 172

      あとがき 176


        はじめに
     
 二〇〇三年初夏。三九歳のすてきな女性と出会いました。とても笑顔がすてきで、明るくパワフルで。
 そんな彼女ですが、なんと慢性関節リウマチだったのです。以前はとても痛みもひどく、関節も曲がらない状態だったということでした。
 しかし今現在は、すたすたと歩き、痛みもほとんどなく、なんでもこなしています。
 このように慢性関節リウマチがよくなった人がいるのなら、ぜひ彼女の体験を世の中のリウマチ患者さんの方々に知ってもらい、勇気を与えたいと思い、彼女の体験を本で紹介したいと感じました。
 慢性関節リウマチは西洋医学では治す方法が今のところない状態で、難治性の病気といわれています。炎症を抑えるような対症的な治療法が主になっています。慢性関節リウマチに限らず慢性的な関節痛や腰痛を起こすものは西洋医学的には鎮痛剤といった対症療法となってしまっており、根本的な治療法がありません。西洋医学では肉体に現れた症状しかとらえていく事ができません。ですので症状がでたら治療する、ここまで悪くなったら治療するということしかできないのです。また生理機能自体を改善していく方法が残念ながらありません。
 ところがアーユルヴェーダでは肉体に症状がでる前の段階をとらえる事ができます。生命を動かしているエネルギーを診る事ができるので、現在の状態をとらえ、それを良くしていくという事ができるのです。悪くなるまで待つと言うような考え方はありません。そして生理機能がうまく働くようにしていく事ができるのです。アーユルヴェーダは病気の治療ということだけでなく、病気にならないようにしていく、健康をさらに増進するということができる医療です。
 もともと私は地域の中核病院の小児科で勤務医をしていました。病気の子供さんがたくさん入院していました。ここまで悪くなったら、この治療、次にここまで悪くなったら、この治療と言うような治療法で、今ある状態を改善することができることもありますが、できないことも少なからずありました。気管支喘息のように、何度も繰り返し発作を起こす子供さんもたくさんいました。発作が起きた時に対処するのは大切な事ですが、発作を起こさないようにしていくには、西洋医学的な対処だけでは足りないのではないかと思っていました。
 そして、なによりも病気になる前にエネルギーの変化をとらえられ、それに対処できれば、病気にならずにすむのではないかという考えがありました。たまたまアーユルヴェーダを勉強する機会が与えられ、学んでみると、まさに私が考えていた医療であることに気が付きました。そして、クリニックでアーユルヴェーダの医療を行うこととし、現在に至っています。
 より多くの方が良い方向へ導かれますよう。  



 あとがき

 アーユルヴェーダはただ病気を良くしていくだけのものではありません。いかに快適に幸せに生きていけるかをも考えていくものです。生命全体の質が改善していく方向に導く方法であるといえます。
 また西洋医学と相補的に同時に治療をしていくこともできます。
 西洋医学のいいところ、アーユルヴェーダのいいところを使って、病気を良くしていけばいいのです。
 私は自然にアーユルヴェーダの知識にあるような生活をするようになっていました。さらにアーユルヴェーダの知識を学んでからは、その知識を取り入れた生活をすることで、どんどん自分の体が快適になっていっています。こんなに人は快適に生活ができるのかと、感心する毎日です。日々快適さが増していくので、今後がとても楽しみです。自分がアーユルヴェーダによって快適になっているので、多くの方にアーユルヴェーダを知っていただき、もっともっと快適な生活を送っていただきたいと、願うばかりです。

 この本の出版に際して、御協力をいただいた、やまざきさん、蓮村先生、版元の小堀さん他多くの方々に感謝致します。
 また、やまざきさんの体験談はもともと会話からできあがっています。その会話を紹介した本も出版予定です。


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