『アンマとの出会い』−−インド巡礼〜自由への道 

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  スワーミ・パラマートマーナンダ著 渡辺雅子訳 256ページ 2004年5月29日改題新版初版発行 定価1,890円(税込)
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  ※本書は、『自由への道 On the Road to Freedom』 マーター・アムリターナンダマイー・ミッション・トラスト刊(2000年3月初版)の改題新版です。

 アンマの言葉を聞いたとき、その永遠なる神聖な愛を思ってわたしのハートは深い感動に満たされた。わたしはもう何も言えなかった。彼女の御足に礼をしてわたしは去った。別離の思いに悲しみながらも、しかし、その時が来ればアンマはわたしを救い、この永い生死の夢から永遠に目覚めさせてくれるという確信をもって。(第八章から)
 本著は自叙伝の形式をとっているが、その唯一の目的は、昨今のインドにおける何人かのマハートマ(聖者)たちの偉大さや、その教え方などをより身近なものとして描くためである。それによって、読者のみなさんが読後に何らかのインスピレーションを得、これらの聖なる交流を望むようになり、その結果素晴らしい体験を得られるならば、ここでの目的は十分果たされたといえる。(「はじめに」から)

 
ISBN4-434-04559-8 C0095 \1800E 

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●著者プロフィール
 スワーミ・パラマートマーナンダ(Swami Paramatmananda : ニール)は、インド・ケーララ州の偉大な女性聖者アンマ(マーター・アムリターナンダマイー) の高弟である。スワーミジはティルヴァンナーマライのラマナ・ マハリシのアシュラム(僧院) で12年の歳月を過ごした後、1980年よりアンマのアシュラムに定住するようになった。彼はアメリカに生まれ西洋の分析的な精神になじみながらも、東洋における霊性の真実をだれもが容易に理解できるように述べることができるのである。1990年より、彼はカリフォルニア州サンラモンのマーター・アムリターナンダマイー・センターを管理する僧となっている。そこでスワーミジはアンマの教えや古代インドの聖典の教えについて定期的な講話をしている。

●アンマ(アマチ)について
 アンマ(Amma)ことマーター・アムリターナンダマイー(Mata Amritanandamayi)は、1953年インド・ケーララ州出身の現在インドを代表する女性の宗教者。その活動は大きく二つ。ひとつはインド国内で繰り広げられる慈善事業、もうひとつはヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、東南アジアなど世界各国にみずから出向いていって行われる「抱きしめる」というかたちでの一対一のダルシャン(接見)。毎年5月下旬から6月にかけて来日し、ダルシャンは、一人ひとり全員を抱きしめるまで終わらない。しばしば夜を徹して行われる。インドでの慈善事業は、最も貧しい人たちのために教育、医療、福祉、環境など多方面から支援する包括的なもの。宗教、人種、カースト、国を超えて援助が必要な人たちへの支援を無私の奉仕で行っている。アンマのこうした活動は、当時のインドのカラーム大統領やバジパイ首相の篤い信任を得るとともに、2002年10月ジュネーヴ国連総会議場において、第4回「ガンジー・キング平和賞」を受賞、世界の注目を集めるまでになっている。
 「ガンジー・キング平和賞」とは、インド独立の父マハートマ・ガンジーと、アメリカの黒人差別撤廃運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の偉業と功績を称えて国連がによって設立。世界平和や人間平等などのために尽力した功労者に贈られる。第1回目の受賞者は、国連事務総長コフィ・アナン氏(ノーベル平和賞受賞)、第2回目は前南アフリカ共和国大統領ネルソン・マンデラ氏(ノーベル平和賞受賞)、第3回目はイギリスの霊長類学者ジェーン・グッドール博士。第4回「ガンジー・キング平和賞」は、世界中に愛と平和のメッセージを伝えながら慈善事業を実践してきたアンマの活動が讃えられたもの。


 はじめに
 本著は、同じ求道の道を歩む幾人かの同胞たちの強い要望に応え、過去二十年間にわたるわたし自身のインドでの体験や、そこで出会った真の聖者たちの話をつづったものである。
 このような話が、他の熱心な霊性の修行者たちにとって興味深く、役に立つはずだと同胞たちが最初に本の執筆を要望してきた時、わたしの脳裏には、「悟りを得た者だけが霊性についての本を書くべきである」というある聖者の言葉がすぐに思い浮かんだ。それは、悟りの至高な知識に無知なうちに本を書くことがエゴの罠におちいり霊的に後退することだと示唆している。
 わたしはこのことを説明したが、彼らは納得しなかった。最終的に、わたしは霊性の師、マーター・アムリターナンダマイー(愛称アンマまたはアマチ)が認めてくれるなら、その恩寵に満ちた導きと加護を得られるだろうから、承諾してもよいと答えた。同胞たちがさっそくアンマのもとに行ってこの話をすると、彼女は、わたしが他の霊性の探求者への奉仕としてこの本を執筆することを勧めるのだった。
 本著は自叙伝の形式をとっているが、その唯一の目的は、昨今のインドにおける何人かのマハートマ(聖者)たちの偉大さや、その教え方などをより身近なものとして描くためである。それによって、読者のみなさんが読後に何らかのインスピレーションを得、これらの聖なる交流を望むようになり、その結果素晴らしい体験を得られるならば、ここでの目的は十分果たされたといえる。
 古代の聖者ナーラダは、『ナーラダ・バクティ・スートラ(信愛についての格言集)』の中で、「偉大なる聖者たちと交流できるのは稀である。彼らは近寄りがたい存在であるが、唯一神の恩寵の働きによって必ず出会うことができる」と述べている。
 確かに聖者をよそおうニセ者は古今東西どの時代にも存在するが(今日その数は以前にも増して多いことだろう)、もし人が本当に誠意をもって真剣に本物の聖者を求めるならば、剃刀の刃先にも例えられる厳しい霊的進化の道のりを、導き、守ってくれる真の聖者や賢者を必ず見つけることが出来ると、わたしは確信している。人類がこの地球に存続するかぎり、真の霊的体験や心の平安を求めるわたしたちの渇望を満たし、導いてくれる悟りを開いた魂たちが居続けることだろう。
 世間でよく知られた存在だけが素晴らしいというわけではない。実際、本物の聖者たちの多くは世の中に知られていない。そして、その中でも真に祝福された存在とは、自己の至福に満ちあふれ、さらに他者を至福に導く聖者ではないだろうか。


●目 次   

    はじめに 一

第一章 始まり−シカゴからインドへ− 五

第二章 器をからにする 二九

第三章 進展 七一

第四章 巡礼 一〇三

第五章 ひとり立ち 一三九

第六章 母のもとへ 一五七

第七章 聖なる母と共に 一八七

第八章 アンマとの体験 一九七

    用語解説 二五一


●アマチの活動等についての問い合わせ先

  日本MAセンター
   〒206-0804東京都稲城市百村1620-1
   E-mail:info@ammachi.gr.jp
   URL:http://www.ammachi.gr.jp 

  NPO 法人国際チャリティ協会アムリタハート
   E-mail:info@amritaheart.org
   URL:http://www.amritaheart.org/   


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