赤ちゃんを気持ちよく、幸せにする心音治良   (2012年11月新刊)    

   胎内革命・母と子の架け橋「心音治良」


  三角 大慈 著 (みかどクリニック院長)

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  四六判 176頁 2012年11月10日初版発行 定価:1,260円(税込)
  ISBN978-4-434-17272-4 C3037 \1200E 発行:知玄舎/発売:星雲社
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子育て文化をテクノロジーにした心音治療。
子育ての重圧からお母さんを解放します。
赤ちゃんが元気だと子育ては楽しい。



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[著者プロフィール]

 三角 大慈(みすみ たいじ)

 山口大学医学部卒。学生時代より生命不在の現代医学に矛盾を感じ、真の医療の樹立を目指す。
 1981年に「天然医学」主宰。30年の歳月をかけて音による癒し・NAM治療を確立、
 2007年に心音装置[mama heartone 932]を開発。
 現在、福岡にて「みかどクリニック」を開設。
 著書に「気の論理学」(ビジネス社)、「心音治療って何?」(熊本出版会館)、「気の身体論」(現代書林)、
 「ACUPUNCTURE ENHANCED」(イギリスのミネルバ社より発行)、
 「ユングが知りたかった数とこころの構造」(ブイツーソリューション)、その他多数。


■目 次

 はじめに 3


第一章 心音治良の発見と秘められた効用

 心音治良開発までの道程−鍼灸治療を通して知るツボと音の効果 14
 子供の育つを育てる心音治良 22
 母子の絆を強くする心音治良は胎内記憶を喚起する? 23
 心音治良の実際−母子コミュニケーションの高まり 26
 治療効果を反映する母親の気付き 30
 心音治良で思うこと−母親の底知れない強さ 34
 妊娠中の母親の心音と生後13ヶ月に秘められた可能性 37

第二章 胎内を覗いてみる−受胎から出産の神秘

 受精−40週間の生命誕生のドラマ 42
 胚盤胞の発達−着床までのプロセス 46
 胎芽の発達−原始心臓の形成 48
 原初の海の記憶−受胎1ヶ月の像 49
 胎児期−細胞分裂の低下と細胞の肥大化が同時進行 53
 胎児の発育・発達−10ヶ月では4頭身 54
 胎盤−3層構造・絨毛間腔 65
 羊水−太古の海 68
 東洋医学からの見地−妊娠中の子宮空間と5・10土局 72
 出産は胎内世界と「現世」が繋がるとき−顕幽の扉 77
 胎内記憶−3人に1人 81
 玄牝−老子道教の中の言葉 83

第三章 母の愛を深める育児の知恵

 母親の二つの心−それでも「子育て」は楽しい 90
 子供の成長の時期の分類 94
 生後13ヶ月−一生の基礎をつくる大切な時期 96
 4歳、5歳の独立期−独立人として接すること 98
 発育の順序−呼吸器の発達と感情 100
 栄養−体内の栄養要求を誘導 101
 良い赤ちゃん−誰でもニコニコさせる存在感 102
 早熟−ゆっくり大人になるように育てるべき 103
 栄養が足りないと股関節や足首が狂う 104 
 体験的アドバイス−育児の注意点 107
 お産婆さんの知恵−胎便(カニババ)の大切さ 112

第四章 受胎した母親の心音エナジー「胎内革命」

 妊娠中の母親の心音を使った心音治良で分かってきたこと 116
 およそ一年−処女歩行までの道のり 116
 首のすわり−重力との熾烈な闘争 118
 寝返り−陰陽の逆転 119
 這い這いと背骨の蛇行運動 120
 つかまり立ちから処女歩行−母趾の力がポイント 122
 力学的に安定する母趾の内転 123
 重力に最も適応−仙骨の球状変化 125
 寝返りについての再考−出産後の母親の心音が必要 127
 つかまり立ちから処女歩行までの再考−腎臓と骨、脳は密接な関連 129
 臨死体験−コメット・ハンター木内鶴彦さんの場合 133
 現代の日本人が見失ったもの−子育て、親子の風景 139
 オランダ飢饉出生コーホート研究 144
 心音治良による胎生期治療の可能性 147

第五章 選ばれし母がわが子に報いる至宝の贈り物「心音バンク」

 母親の心音を登録する心音バンクの設立 152
 母親の子育ては遺伝する−心音治良の課題 153
 子育ては修行−心音治良の症例 157


 おわりに 173


 はじめに

 「上の子供に比べて子育てがこんなに楽だなんて……もう一人産んでみたいわ」
 「子育てが楽しい。
 こんなに楽しく、幸せだなんて……産むまで知りませんでした」
 「我が子の笑顔を見ると愛おしくて堪らない」と、言うお母さんたち。
 「こんな孫は初めて、よく笑うし、肌を触るとツルツルでとても気持ちがよい、とても気持ちが安らぐわ」と、孫を抱いたお祖母ちゃんは言う。
 これらの言葉は、すべて妊娠中の母親の心音を使った心音治良をおこなっている症例です。心音治良?と、多くの人たちは思うことでしょう。心音治良に関してはその詳細は本文に譲ります。

 子育ては生まれてからでは遅い。育児の急所は、胎児の時期にある。このことはいくら言っても言い過ぎることは決してありません。
 受精卵の大きさはわずか0・1ミリ、重さが3/1000000グラム。これが出産時には身長が5000倍の50センチ、体重に至っては10億倍の3000グラム。一方、生後の成長は身長でおよそ4倍、体重は30倍です。
 単純に体重の増加率を比較しただけでも、10億倍対30倍の差があります。育児の急所が胎児の時期にあることは明白です。生まれてからではもう遅い、生まれる前の胎児の時期にこそ子育ての急所があるということです。古くから、妊娠中の胎教の重要性が説かれる所以です。
 病弱な子供をもつ母親は苦労が多く、まことに気の毒です。が、子供が健康であれば子育ては本当に楽しいものです。この子育ての楽しさをより多くの母親たちに実感してもらい、体験してもらう有効的な方法はないのでしょうか? 胎児の時期にまで遡った育児法はないのでしょうか? 胎内革命は起こせないのでしょうか?
 「ある」これが、心音治良を独自に開発した私の答えです。もうすでに、胎児期と病気の関係は現代医学でも話題になっています。イギリス医学会環境疫学の権威、サウサンプトン大学のディビィット・バーカー教授は胎児期にすでに成人病はつくられていることを明らかにしました。成人病胎児発病説です。
 20年以上前に、バーカー教授は「成人病の真の原因は、母親の胎内にある−病気は胎児期に始まっている」と発表したが、当初は誰も見向きもしなかったそうです。が、やがて「二十一世紀最大の医学学説」と称されるに至っています。
 この学説は、胎児という発育上重要な時期に低栄養状態にさらされ、出産後、短期間に体重増加が起こった場合、物質代謝およびホルモン応答その他が本来のあるべき姿とは異なった状態にセッティングされてしまい、それは変化せずに持続し、やがて成人病を引き起こす、という考え方です。
 わが国では、筑波大学大学院教授・宗像恒次らがSAT療法を提唱しています。胎生期の記憶を重視し、まずこの時期の記憶イメージを癒します。とくに妊娠12〜22週の期間は「感受性期」と呼ばれ、胎児の脳を形成する非常に重要な時期であることがわかってきています。この時期に母親が大きな不安にかられていると、胎児の情緒に問題を残すことがあります。たとえばこの時期に夫の支えが得られなかったとか、仕事上の悩みを抱えていたとか、精神的に不安定だった高不安妊婦から生まれた子供を8、9歳まで追跡調査してみると、情緒不安定、心身症、多動症などの問題が多く見られることがわかってきています。


 おわりに

 「理屈付けができたから正しいのではない。理屈は後からどうにでも付けられる。事実がすべてに優先する」
 この言葉は、我が学問の師・宮沢秀明工学博士の口癖でした。
 しかし、最近の現代医療では、「エビデンスに基づいた医療」を掲げて、すべてに科学的根拠という理屈を優先させています。科学的な裏づけのないものは受け付けられず門前払いです。私が独自に開発した心音治良もまたその例に漏れず、まったく受け入れては貰えませんでした。
 「すべてに事実が優先する」
 この師の言葉に立ち戻り、ここを立ちどころとして、心音治良をこれから普及していこうと私は決意しました。全国の子をもつ母親たちに、子育てに悩み苦しんでいる母親たちに、心音治良によって子育ての楽しさを実感して貰いたいと強く思っています。
 「子育ては楽しい」という輪を、まず地元である九州の福岡の地から広げていきます。徐々に輪が広がると、やがて風が吹きます。その風は、九州全域を包み込み、日本全国へ、やがては全世界へと……。

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